第1回柔道整復師国家試験【問題と解答】

第1回柔道整復師国家試験

第1回柔道整復師国家試験の問題と解答をすべて掲載します。

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国家資格4種取得、最年少院長

【取得資格一覧】

柔道整復師(国家資格)
鍼師(国家資格)
(国家資格)
あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
アスレチックトレーナー(民間資格)

現在は都内の整骨院チェーン店にて最年少院長を務める。

目次

【午前問題】第1回柔道整復師国家試験

問題1 正しいのはどれか。

  1. 脊椎で最も可動性の大きいのは胸椎である。
  2. 前腕部外側の骨を腓骨という。
  3. 膝十字靭帯は関節内靭帯である。
  4. 寛骨は腸骨、恥骨、仙骨が骨癒合したものである。
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3.膝十字靭帯は関節内靭帯である。

問題2 誤っているのはどれか。

  1. 手根骨は8個、足根骨は7個の骨で構成される。
  2. 前腕の骨は橈骨と尺骨とで構成される。
  3. 骨盤は仙骨、尾骨および左右の寛骨で構成される。
  4. 下腿の骨は大腿骨、脛骨および腓骨で構成される。
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4.下腿の骨は大腿骨、脛骨および腓骨で構成される。

問題3 正しいのはどれか。

  1. 通常、筋は一つの骨の二点間に張られることはない。
  2. 膝蓋腱反射に関与する筋は下腿三頭筋である。
  3. 腸腰筋は股関節を伸展させる。
  4. 上腕二頭筋と上腕三頭筋は協力筋である
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1.通常、筋は一つの骨の二点間に張られることはない。

問題4 誤っているのはどれか。

  1. 胸鎖乳突筋は胸骨および鎖骨と側頭骨乳様突起とに付着する。
  2. 膝関節を屈曲させる筋は大腿四頭筋である。
  3. 力こぶは上腕二頭筋の収縮によって形成される。
  4. アキレス腱は下腿三頭筋の腱である。
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2.膝関節を屈曲させる筋は大腿四頭筋である。

問題5 誤っているのはどれか。

  1. 自律神経系の中枢は終脳である。
  2. 中枢神経は脳と脊髄である。
  3. クモ膜は硬膜と軟膜との間にある髄膜である。
  4. 錐体路は随意運動の伝導路である。
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1.自律神経系の中枢は終脳である。

問題6 心臓の刺激伝導系について誤っているのはどれか。

  1. 洞房結節
  2. 房室束
  3. プルキンエ線維
  4. 腱 索
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4.腱 索

問題7 大脳半球について誤っている組合せはどれか。

  1. 運動中枢    ─── 中心前回
  2. 知覚中枢    ─── 中心後回
  3. 運動性言語中枢 ─── 横側頭回
  4. 視覚中枢    ─── 鳥距溝周辺
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運動性言語中枢 ─── 横側頭回

問題8誤っているのはどれか。

  1. 表情筋は顔面神経支配である。
  2. 咀嚼筋は三叉神経支配である。
  3. 胸鎖乳突筋は副神経支配である。
  4. 広頸筋は舌下神経支配である。
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4.広頸筋は舌下神経支配である。

問題9 二軸性関節で正しいのはどれか。

  1. 球関節
  2. 蝶番関節
  3. 車軸関節
  4. 楕円関節
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4.楕円関節

問題10 結合組織に含まれないのはどれか。

  1. 筋組織
  2. 弾性組織
  3. 脂肪組織
  4. 細網組織
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1.筋組織

問題11 正しいのはどれか。

  1. 三角筋粗面は肩甲骨にある。
  2. 尺骨神経溝は上腕骨にある。
  3. 肘頭窩は尺骨にある。
  4. 鉤状突起は橈骨にある。
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2.尺骨神経溝は上腕骨にある。

問題12 正しいのはどれか。

  1. 大動脈は左心室から起こる。
  2. 下大静脈は左心房に開く。
  3. 右肺静脈は右心房に開く。
  4. 冠状静脈洞は左心房に開く。
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1.大動脈は左心室から起こる。

問題13 尿の排泄経路について正しいのはどれか。

  1. 腎小体 → 腎盂 → 腎杯 → 尿管 → 膀胱 → 尿道
  2. 腎小体 → 腎杯 → 腎盂 → 尿道 → 膀胱 → 尿管
  3. 腎小体 → 腎杯 → 腎盂 → 尿管 → 膀胱 → 尿道
  4. 腎小体 → 腎盂 → 腎杯 → 尿道 → 膀胱 → 尿管
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3.腎小体 → 腎杯 → 腎盂 → 尿管 → 膀胱 → 尿道

問題14 脊髄神経について誤っているのはどれか。

  1. 頸神経は7対ある。
  2. 胸神経は12対ある。
  3. 腰神経は5対ある。
  4. 仙骨神経は5対ある。
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1.頸神経は7対ある。

問題15 皮膚について誤っているのはどれか。

  1. 皮膚は表皮、真皮および皮下組織の三層からなる。
  2. 表皮は重層扁平上皮からなる。
  3. 真皮は強靱な線維性結合組織からなる。
  4. 皮下組織に色素細胞がある。
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4.皮下組織に色素細胞がある。

問題16 体表から触れないのはどれか。

  1. 肩甲骨の鳥口突起
  2. 上腕骨の外側上顆
  3. 大腿骨の小転子
  4. 腓骨頭
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3.大腿骨の小転子

問題17 頭蓋骨について誤っているのはどれか。

  1. 頭頂骨は1対の骨である。
  2. 鼻骨は1個の骨である。
  3. 上顎骨は1対の骨である。
  4. 下顎骨は1個の骨である。
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2.鼻骨は1個の骨である。

問題18 大腿の筋について正しいのはどれか。

  1. 大腿直筋は上前腸骨棘から起こる。
  2. 大腿二頭筋は脛骨の外側顆に停止する。
  3. 半腱様筋は坐骨結節から起こる。
  4. 縫工筋は上前腸骨棘から起こり腓骨上端に停止する。
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3.半腱様筋は坐骨結節から起こる。

問題19 誤っているのはどれか。

  • 股関節は臼状関節で関節内靱帯がある。
  • 膝関節は大腿骨、脛骨、腓骨および膝蓋骨から構成される。
  • 膝関節には関節半月と関節内靱帯とがある。
  • 距腿関節の関節窩は脛骨と腓骨の下端部とで構成される。
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2.膝関節は大腿骨、脛骨、腓骨および膝蓋骨から構成される。

問題20 小腸について誤っているのはどれか。

  1. 胃に続く消化管である。
  2. 十二指腸、空腸および回腸に区分される。
  3. 空腸と回腸は長く十二指腸は短い。
  4. 小腸には結腸ヒモがある。
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4.小腸には結腸ヒモがある。

問題21 誤っているのはどれか。

  1. ミトコンドリア、小胞体などは細胞小器官である。
  2. 細胞分裂により染色体数は変化しない。
  3. 結合組織は中胚葉に由来する。
  4. 神経組織は外胚葉に由来する。
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2.細胞分裂により染色体数は変化しない。

問題22 脊柱について誤っているのはどれか。

  1. 第1、第2頸椎をそれぞれ環椎、軸椎ともいう。
  2. 正常の脊柱には側弯曲はみられない。
  3. 仙骨の下端は前方に突出し、これを岬角という。
  4. 環椎には横突孔がある。
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3.仙骨の下端は前方に突出し、これを岬角という。

問題23 関節について正しいのはどれか。

  1. 肩関節の関節窩は深いので関節運動の制限がある。
  2. 手(橈骨手根)関節は楕円関節である。
  3. 肘関節は複関節で関節包も2つある。
  4. 肩鎖関節は関節円板のない平面関節で運動の範囲は狭い。
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2.手(橈骨手根)関節は楕円関節である。

問題24 誤っているのはどれか。

  1. 上腕二頭筋と上腕筋は協力筋である。
  2. 大殿筋と腸腰筋は拮抗筋である。
  3. 大腿四頭筋と大腿二頭筋は拮抗筋である。
  4. 大腿四頭筋と下腿三頭筋は協力筋である。
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4.大腿四頭筋と下腿三頭筋は協力筋である

問題25 誤っているのはどれか。

  1. 肺の栄養血管は肺動脈である。
  2. 心臓の収縮期には房室弁は閉じる。
  3. 心臓の栄養血管は冠状動脈である。
  4. 胸管は左静脈角に開く。
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1.肺の栄養血管は肺動脈である。

問題26 誤っているのはどれか。

  1. 縦隔は肺、胸骨、脊柱および横隔膜で囲まれた部位である。
  2. 右肺は通常三葉に分かれる。
  3. 腎、副腎、膵および十二指腸は腹膜後器官である。
  4. ランゲルハンス島は肝内にある内分泌腺である。
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4.ランゲルハンス島は肝内にある内分泌腺である。

問題27 誤っているのはどれか。

  1. 膵管と総胆管は第十二指腸乳頭に開口する。
  2. 右気管支は左気管支に比べ太くて短い。
  3. 腎臓には腎動静脈や脂肪嚢があるので固定性は極めてよい。
  4. 男性および女性の一次生殖器はそれぞれ精巣と卵巣である。
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3.腎臓には腎動静脈や脂肪嚢があるので固定性は極めてよい。

問題28 正しいのはどれか。

  • 脊髄の前根は知覚性、後根は運動性の線維である。
  • 脊髄神経の前枝は後枝に比べ支配領域が狭い。
  • 横隔神経は頸神経叢から出る。
  • 坐骨神経は腰神経叢から出る。
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3.腎臓には腎動静脈や脂肪嚢があるので固定性は極めてよい。

問題29 正しいのはどれか。

  1. 乳腺は内分泌腺である。
  2. 硝子体はカメラのレンズに相当する。
  3. 毛、爪は真皮の変形したものである。
  4. 鼓室には耳小骨がある。
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4.鼓室には耳小骨がある。

問題30 誤っているのはどれか。

  1. 臍は左右上前腸骨棘を結ぶ直線上より上にある。
  2. 手くびで脈拍を感じるのは橈骨動脈である。
  3. 背面中央で縦に脊柱を触れるのは椎骨の椎体である。
  4. 橈側手根屈筋は体表より触れる。
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3.背面中央で縦に脊柱を触れるのは椎骨の椎体である。

問題31 ヒトの染色体数で正しいのはどれか。

  1. 48本
  2. 46本
  3. 44本
  4. 42本
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2.46本

問題32 物質の移動について誤っているのはどれか。

  1. 健康な成人の血液中の尿素、クレアチニンは糸球体嚢にろ過される。
  2. 細胞には物質の濃度勾配に逆らって物質を取り込む仕組みがある。
  3. 肺胞と血液との間のガス移動は分圧の高い方から低い方に向かって行われる。
  4. 細胞膜の半透性は恒常不変のものである。
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4.細胞膜の半透性は恒常不変のものである。

問題33 成人男女間で正常値に差のあるのはどれか。

  1. 血液凝固時間
  2. 白血球数
  3. 血小板数
  4. ヘマトクリット値
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4.ヘマトクリット値

問題34 ヘモグロビンについて誤っているのはどれか。

  1. 血中炭酸ガスの一部を運搬する。
  2. 血液の緩衝作用に寄与する。
  3. 鉄とグロビンという蛋白質とからなる。
  4. 分解されるとビリルビンが生じる。
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3.鉄とグロビンという蛋白質とからなる。

問題35 心臓の神経支配について誤っているのはどれか。

  1. 自律神経に属する二つの遠心性神経の支配を受ける。
  2. 交感神経は心臓機能の促進をもたらす。
  3. 迷走神経は洞房結節興奮の頻度を低下させる
  4. 心臓神経の中枢は間脳の視床下部にある。
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4.心臓神経の中枢は間脳の視床下部にある。

問題36 胸郭の構成に関係のないのはどれか。

  1. 胸椎
  2. 胸骨
  3. 鎖骨
  4. 肋骨
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3.鎖骨

問題37 肺の機能的残気量として正しいのはどれか。

  1. 換気量と残気量との和
  2. 換気量と予備吸気量との和
  3. 残気量と予備呼気量との和
  4. 予備呼気量と予備吸気量との和
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3.残気量と予備呼気量との和

問題38 基礎代謝量について誤っているのはどれか。

  1. バセドウ病患者では増加する。
  2. 生命維持に必要な最小限のエネルギー量である。
  3. 一般に男子に比べて女子の方が少ない。
  4. 体表面積当たりで表すと個人差が少ない。
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2.生命維持に必要な最小限のエネルギー量である.

問題39 体温の調節について誤っているのはどれか。

  1. 外気温が35℃以上では水分の蒸発だけが調節作用として有効である。
  2. 体温調節中枢は間脳の視床下部にある。
  3. 外気温が下がり臨界温度以下になると甲状腺ホルモンやアドレナリンの分泌が低下する。
  4. 43℃以上の高体温が数時間続くと蛋白質の変性が起こり生命に危険が生じる。
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3.外気温が下がり臨界温度以下になると甲状腺ホルモンやアドレナリンの分泌が低下する。

問題40 消化酵素について誤っているのはどれか。

  1. 膵液に含まれるステアプシンは脂肪を脂肪酸とグリセリンまたはモノグリセリドとに分解する。
  2. 腸液に含まれるマルターゼは麦芽糖をブドウ糖に分解する。
  3. 胃液に含まれるペプシンは蛋白質をペプトンに分解する。
  4. 唾液に含まれるアミロプシンはでんぷんを麦芽糖に分解する。
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4.唾液に含まれるアミロプシンはでんぷんを麦芽糖に分解する。

問題41 肝細胞の機能について誤っているのはどれか。

  1. グリコーゲンを分解し血中にブドウ糖を放出する。
  2. 免疫グロブリンを産生する。
  3. 胆汁を生成する。
  4. 尿素を生成する。
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2.免疫グロブリンを産生する。

問題42 腎循環について誤っているのはどれか。

  1. 腎血漿流量の大部分は糸球体を素通りする。
  2. 腎血流量を一定に調節する中枢は延髄にある。
  3. 糸球体ろ過量は血漿の膠質浸透圧に左右される。
  4. 腎を流れる血液は毛細血管を2回通過する。
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2.腎血流量を一定に調節する中枢は延髄にある。

問題43 発汗について誤っているのはどれか。

  1. 日常生活にみられる発汗には間脳の視床下部にある発汗中枢が関与する。
  2. 温熱性発汗は一定の潜伏期間をおいて全身の皮膚に同時に起こる。
  3. 精神感動時には手掌、足底および腋窩における発汗が著しい。
  4. 汗腺に興奮を伝えて発汗を起こさせるのは汗腺に分布する交感神経である。
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2.温熱性発汗は一定の潜伏期間をおいて全身の皮膚に同時に起こる。

問題44 ホルモンの特徴とその基本構造について正しいのはどれか。

  1. 生体内でつくられ生命維持に必要な微量で有効な化学物質である。
  2. ホルモンは生体の構成成分として生体内の反応に直接関与する。
  3. ステロイド型ホルモンには甲状腺と副腎髄質のホルモンがある。
  4. ランゲルハンス島から分泌されるホルモンはアミン型に属する。
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1.生体内でつくられ生命維持に必要な微量で有効な化学物質である。

問題45 下垂体から分泌されないホルモンはどれか。

  1. 副腎皮質刺激ホルモン
  2. プロラクチン
  3. バゾプレッシン
  4. テストステロン
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4.テストステロン

問題46 神経線維の特徴について誤っているのはどれか。

  1. Ia群線維は筋紡錘受容器の求心性情報を伝える。
  2. Aβ線維の興奮伝導速度はB線維に比べて大である。
  3. 痛覚情報を伝えるⅣ群線維は無髄線維である。
  4. C線維は跳躍伝導によって興奮が伝わる。
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4.C線維は跳躍伝導によって興奮が伝わる。

問題47 脳神経を遠心路とする反射で正しいのはどれか。

  1. 気道粘膜の刺激で嘔吐が起こる。
  2. 食物が舌の後部、咽頭部などに触れると食物を飲み込む。
  3. 眼瞼周囲の皮膚、角膜および結膜などを刺激すると眼瞼が開く。
  4. 下顎骨を下に向けてたたくと口が開く。
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2.食物が舌の後部、咽頭部などに触れると食物を飲み込む。

問題48 自律神経の作用について誤っているのはどれか。

  1. 交感神経が興奮すると瞳孔は縮小する。
  2. 副交感神経が興奮すると腸蠕動が促進する。
  3. 交感神経が興奮すると心臓の働きは亢進する。
  4. 副交感神経が興奮すると血管は拡張する。
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1.交感神経が興奮すると瞳孔は縮小する。

問題49 骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。

  1. 筋小胞体からCa2+が放出されると筋収縮が起こる。
  2. 筋収縮が起こる前に筋線維に活動電位が発生する。
  3. 筋収縮のとき筋原線維の暗帯の長さは変わらずに明帯が短くなる。
  4. 筋収縮のときアクチンフィラメントとミオシンフィラメントの短縮が起こる。
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4.筋収縮のときアクチンフィラメントとミオシンフィラメントの短縮が起こる。

問題50 筋収縮の型について正しいのはどれか。

  1. 等張性収縮では長さを変えるかわりに張力を増し同時に発熱する。
  2. 一度硬直を起こした筋は時間が経過しても再び軟らかくならない。
  3. 膝蓋腱反射でみられる大腿四頭筋の収縮は単収縮の一例である。
  4. 完全強縮は筋細胞中のCa2+が高濃度に維持されて起こる持続的収縮である。
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3.膝蓋腱反射でみられる大腿四頭筋の収縮は単収縮の一例である。

問題51 感覚の一般的性質について正しいのはどれか。

  1. 感覚器官にはそれぞれ特有な有効刺激に反応する感覚受容器がある。
  2. 一定の強さの感覚刺激が持続されるとインパルスの発生頻度はしだいに増加する。
  3. 感覚に対する識別閾は与える刺激の大小に無関係である。
  4. 閾値以下の刺激を連続して与えても有効刺激にならない。
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1.感覚器官にはそれぞれ特有な有効刺激に反応する感覚受容器がある。

問題52 眼の働きについて誤っているのはどれか。

  1. 近くの物体を見るときは毛様体筋が弛緩して水晶体の厚みが増す。
  2. 光が眼に入ると反射的に瞳孔括約筋が収縮して縮瞳が起こる。
  3. 暗所では杆状体細胞のロドプシン量が増加する。
  4. 網膜中心窩で色彩感覚が強いのは錐状体細胞が密集しているためである。
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1.近くの物体を見るときは毛様体筋が弛緩して水晶体の厚みが増す。

問題53 アセチルコリンについて正しいのはどれか。

  1. 交感神経節後ニューロン末端から放出される。
  2. 運動ニューロンの末端から放出される。
  3. 終板部の筋線維膜に過分極を生じさせる。
  4. 終板部でコリンアセチルトランスフェラーゼによって分解される。
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2.運動ニューロンの末端から放出される。

問題54 脊髄による運動調節について誤っているのはどれか。

  1. 伸張反射は単シナプスを介する固有反射である。
  2. 交叉性伸展反射には脊髄を左右に横切る多シナプス経路が関与する。
  3. 膝蓋腱反射にはIa群線維とγ運動ニューロンとが関与する。
  4. 拮抗抑制は関節での伸筋と屈筋の協調に役立つ反射である。
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3.膝蓋腱反射にはIa群線維とγ運動ニューロンとが関与する。

問題55 女性生殖器の構成と機能について正しいのはどれか。

  1. 受精卵は子宮粘膜に着床してから卵割を始める。
  2. 月経周期とは卵巣周期のことである。
  3. 成熟した卵胞は一定の周期をもって左右の卵巣から同時に放出される。
  4. 女性の内生殖器には卵巣、卵管、子宮および膣がある。
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4.女性の内生殖器には卵巣、卵管、子宮および膣がある。

問題56 肩の腱板を構成する筋群として正しいのはどれか。

  1. 棘上筋、棘下筋、三角筋、大円筋
  2. 棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋
  3. 棘上筋、棘下筋、大円筋、肩甲下筋
  4. 棘上筋、小円筋、大円筋、肩甲下筋
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2.棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋

問題57 肩関節の運動について誤っているのはどれか。

  1. 肩関節の運動に肩甲骨は関与しない。
  2. 棘上筋は骨頭を関節窩に引きつけ固定する作用がある。
  3. 烏口肩峰靭帯は上腕骨頭の上方への転移を防いでいる。
  4. 回旋腱板の働きがないと大結節が肩峰に当たる。
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1.肩関節の運動に肩甲骨は関与しない

問題58 正しい組合せはどれか。

  1. 長母指外転筋 ─── 母指中手指節関節の屈曲
  2. 短母指伸筋  ─── 母指指節間関節の伸展
  3. 虫様筋    ─── 母指掌側内転
  4. 深指屈筋   ─── 指の遠位指節間関節の屈曲
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4.深指屈筋   ─── 指の遠位指節間関節の屈曲

問題59 下肢の筋肉の働きについて誤っているのはどれか。

  1. 縫工筋は膝を屈曲しながら股関節の屈曲、外転および外旋運動を行う。
  2. 中殿筋は股関節の外転運動を行う。
  3. 大腿筋膜張筋は股関節伸展位からの内転運動を行う。
  4. 大腿四頭筋は膝関節の伸展運動を行う。
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3.大腿筋膜張筋は股関節伸展位からの内転運動を行う。

問題60 呼吸運動について誤っているのはどれか。

  1. 腹式呼吸とは横隔膜による腹部の運動の著名な呼吸である。
  2. 吸気筋は主に横隔膜、外肋間筋であり、呼気筋は内肋間筋、腹横筋である。
  3. 吸気は胸郭の前後、左右、上下方向への拡大によって行う。
  4. 努力呼吸以外の平常の呼吸は吸気筋、呼気筋の活動によって行う。
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4.努力呼吸以外の平常の呼吸は吸気筋、呼気筋の活動によって行う。

問題61 体幹の運動について誤っているのはどれか。

  1. 回旋は主に胸椎で行われる。
  2. 屈曲運動は骨盤の前後傾運動と腰椎の屈曲運動との協調により行う。
  3. 屈筋群が骨盤の傾斜度に関係するのは、骨盤を前方に引き上げるからである。
  4. 内・外腹斜筋の右側の筋は右に、左側の筋は左に体幹をねじる。
回答はこちらをタップ

4.内・外腹斜筋の右側の筋は右に、左側の筋は左に体幹をねじる。

問題62 運動について正しいのはどれか。 

a.人間の運動は神経系により制御された骨、関節、筋肉などの運動器の機能により発現する。 

b.α運動(遠心)性神経線維は筋線維を支配し、γ運動(遠心)性神経線維は筋紡錘内の錘内筋線維を支配している。 

c.Ⅱ群線維は腱紡錘における、腱に加わる張力による反射運動の求心線維である。 

d.随意収縮をしている筋はα運動(遠心)性線維が興奮し、γ運動(遠心)性線維は興奮しない。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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1.a.b

問題63 正常歩行時の下肢の各関節の屈曲、伸展運動で誤っているのはどれか。

  1. 股、膝、足関節は歩行周期の各位相でそれぞれ屈曲、伸展運動を行う。
  2. 股関節は一歩行周期に伸展、屈曲をそれぞれ一回行う。
  3. 膝関節は一歩行周期に伸展、屈曲をそれぞれ一回行う。
  4. 足関節は一歩行周期に背屈、底屈をそれぞれ二回行う。
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3.膝関節は一歩行周期に伸展、屈曲をそれぞれ一回行う。

問題64 身体運動の基本面について正しいのはどれか。 

a.矢状面 b.垂直面 c.後頭面 d.前額面

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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2.a.d

問題65 正常歩行の重心移動について正しいのはどれか。 

a.歩行時の上下移動において重心点は踵接地期に最高になり立脚中気に最低となる。

b.上下と左右移動の両方向への重心の描く振幅を小さくして歩くと省力化した歩行となる。 

c.歩行による重心点の位置移動の軌跡は上下と左右の正弦曲線を描く。 

d.普通の歩行時に頭部の上下移動による重心の描く振幅は、速い歩行時より大きい。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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3.b.c

問題66 悪性貧血の原因として考えられるビタミンの欠乏はどれか。

  1. ビタミンB1
  2. ビタミンB2
  3. ビタミンB6
  4. ビタミンB12
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4.ビタミンB12

問題67 病原体が細菌である疾患はどれか。

  1. マラリア
  2. 麻疹
  3. 破傷風
  4. 発疹チフス
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3.破傷風

問題68 一次的な融解壊死はどれか。

  1. 脳軟化
  2. 心筋梗塞
  3. 結核の乾酪化巣
  4. 悪性腫瘍にみられる壊死巣
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1.脳軟化

問題69 充血について誤っているのはどれか。

  1. 狭義では組織、臓器内に動脈血が充満した状態をいう。
  2. 機能性、作業性、炎症性などに分類できる。
  3. 充血部位は温度の上症、拍動がみられ暗赤色調を呈する。
  4. 消化時の消化管や筋運動時の当該筋にも生理的に起こる。
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3.充血部位は温度の上症、拍動がみられ暗赤色調を呈する。

問題70 出血について誤っているのはどれか。

  1. 赤血球が血管外に出ることは出血の判断として重要である。
  2. 出血のメカニズムは破綻性と漏出性とがある。
  3. 漏出性出血は細菌毒素、ビタミンC欠乏、血小板の異常などで起こる。
  4. 肺からの出血をメレナという。
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4.肺からの出血をメレナという。

問題71 塞栓と梗塞について誤っているのはどれか。

  1. 塞栓には血栓、腫瘍細胞塊、脂肪組織などがある。
  2. 潜函病は塞栓が血栓の例である。
  3. 塞栓が化膿菌のときには多発性膿瘍を生じやすい。
  4. 梗塞には貧血性梗塞と出血性梗塞がある。
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2.潜函病は塞栓が血栓の例である。

問題72 腫瘍について誤っているのはどれか。

  1. 発育形式には上皮性では浸潤性発育を、非上皮性では膨張性発育を示す。
  2. 癌腫は上皮性悪性腫瘍で、肉腫は非上皮性悪性腫瘍である。
  3. 良性腫瘍は細胞の異型性が軽度で、悪性腫瘍は異型性が強い。
  4. 上皮性腫瘍は一般的に蜂窩状になるが、非上皮性腫瘍は腫瘍実質と間質とが交じり合っている。
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1.発育形式には上皮性では浸潤性発育を、非上皮性では膨張性発育を示す。

問題73 悪性腫瘍について誤っているのはどれか。

  1. 化学性発癌物質には3,4-ベンツピレンもある。
  2. バーキット・リンパ種の原因としてウイルスが考えられている。
  3. 慢性骨髄性白血病にはフィラデルフィア染色体がみられる。
  4. 肺癌は喫煙によるものが多くその大半が腺癌である。
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1.化学性発癌物質には3,4-ベンツピレンもある。

問題74 炎症における滲出について正しいのはどれか。

  1. 障害された組織から出る刺激因子の働きにより肥満細胞や血小板などから種々の起炎物質が放出される。
  2. 起炎物質にはヒスタミン、セロトニン、メラニンなどがある。
  3. 起炎物質の作用により局所の大静脈が拡張し毛細血管の透過性が亢進する。
  4. 滲出はまず白血球などの血球成分が血管外に遊出し、次いで血漿成分が流出して炎症性浮腫の状態となる。
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1.障害された組織から出る刺激因子の働きにより肥満細胞や血小板などから種々の起炎物質が放出される。

問題75 炎症の治癒について誤っているのはどれか。

  1. 細胞の死骸、破片などはマクロファージなど貪食細胞により除去される。
  2. 速やかに肉芽組織が生じて損傷により生じた空隙をうめる。
  3. 肉芽組織は新生毛細血管、線維芽細胞および炎症性浸潤細胞などからなる。
  4. 線維芽細胞から分泌された大量のグリコーゲンが、やがて徐々に水分を失い重合し収縮して瘢痕を形成する。
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4.線維芽細胞から分泌された大量のグリコーゲンが、やがて徐々に水分を失い重合し収縮して瘢痕を形成する。

問題76 結核症について誤っているのはどれか。

  1. 結核菌の多くは飛沫により呼吸気感染し、肺内初期感染巣および結核性胸膜炎からなる初期変化群を形成する。
  2. 結核症の進展は管内性、リンパ行性および血行性に分けられる。
  3. 肺結核における空洞は結核結節の中心部が壊死、乾酪化しそれが軟化崩壊して生じる。
  4. 病巣が血中に破れると結核菌が血液により全身に広がり、骨、腎、髄膜などの結核症を引き起こす。
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1.結核菌の多くは飛沫により呼吸気感染し、肺内初期感染巣および結核性胸膜炎からなる初期変化群を形成する。

問題77 免疫について誤っているのはどれか。

  1. アレルギーとは特定の物質に対する生体の反応性が変化して過敏状態となったものである。
  2. 免疫複合体疾患とは過剰に生じた抗原抗体複合体が各部に沈着するもので糸球体腎炎などが該当する。
  3. 自己免疫とは自己の組織に対して免疫反応がみられるもので、全身性エリテマトーデスでは主として赤血球に対する抗体が溶血を引き起こす。
  4. 移植された非自己の組織に対する拒絶反応は主としてTリンパ球による自己・非自己の識別により行われる。
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3.自己免疫とは自己の組織に対して免疫反応がみられるもので、全身性エリテマトーデスでは主として赤血球に対する抗体が溶血を引き起こす。

問題78 先天異常について誤っているのはどれか。

  1. ダウン症候群は21番常染色体のトリソミーにより生じる。
  2. クラインフェルター症候群は性染色体がXXYであり男性の表現型を示す。
  3. ターナー症候群は性染色体がXXXであり女性の表現型を示す。
  4. フェニルケトン尿症は遺伝子レベルの異常でありフェニルアラニン水酸化酵素の欠損症である。
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3.ターナー症候群は性染色体がXXXであり女性の表現型を示す。

問題79 WHOの健康の概念について誤っているのはどれか。

  1. 疾病にかかっていなければ健康である。
  2. 最高の健康水準を享受することは人間の基本的権利である。
  3. 人種、宗教などで差があってはならない。
  4. 健康は日常生活の資源である。
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1.疾病にかかっていなければ健康である。

問題80 空気について誤っているのはどれか。

  1. 空気中の酸素の組成は地上3,000mでも不変である。
  2. 空気中の湿度とは絶対湿度のことをいう。
  3. 感覚温度の条件には気流が含まれている。
  4. 室内空気の炭酸ガスの恕限度は0.1%である。
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2.空気中の湿度とは絶対湿度のことをいう。

問題81 我が国の上水について正しいのはどれか。

  1. 浄水法の薬品沈澱で用いる薬品は塩素である。
  2. 水道の末端の残留遊離塩素の量は0.4ppm以上とされている。
  3. 飲料水の水質基準では大腸菌群は証明されてはならない。
  4. Ca、Mgを炭酸塩、硫酸塩の形で多く含んでいる水を軟水という。

3

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3.飲料水の水質基準では大腸菌群は証明されてはならない。

問題82 我が国の下水について正しいのはどれか。

  1. 下水の好気的処理法にはイムホフ槽がある。
  2. 下水道の最近の普及率は95%である。
  3. 下水のBODが高いことは汚染度が低いことを意味する。
  4. 下水道の施設には分流式、合流式および混合式がある。
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4.下水道の施設には分流式、合流式および混合式がある。

問題83 我が国の公害について正しいのはどれか。

  1. 水俣病はヒ素が原因である。
  2. イタイイタイ病は男性の高齢者に多い。
  3. 大気汚染物質のうちSO2は著明に減少したがNO2は横ばい状態である。
  4. 騒音の苦情件数は公害に関する苦情のうち中位である。
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3.大気汚染物質のうちSO2は著明に減少したがNO2は横ばい状態である。

問題84 急性伝染病流行の予防について誤っているのはどれか。

  1. 感染源対策として健康保菌者は放置してもよい。
  2. 感染経路対策として手洗いを励行させる。
  3. 宿主対策として栄養摂取、休養に注意する。
  4. 食物を介して起こる伝染病は爆発流行することが多い。
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1.感染源対策として健康保菌者は放置してもよい。

問題85 周産期死亡率について誤っているのはどれか。

  1. 母子保健の状態を表す指標として用いられている。
  2. 分子は妊娠満28週以降の死産と生後10日未満の新生児死亡との合計である。
  3. 我が国では後期死産の方が早期新生児死亡よりも多い。
  4. 我が国の周産期死亡率は諸外国と比べて低率である。
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2.分子は妊娠満28週以降の死産と生後10日未満の新生児死亡との合計である。

問題86 学校保健管理について誤っているのはどれか。

  • 健康相談
  • 健康診断
  • 健康保険
  • 飲料水の水質検査
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3.健康保険

問題87 我が国の最近の栄養摂取状態について誤っているのはどれか。

  1. 穀類摂取が減少し、動物性蛋白質や油脂の摂取量が増加している。
  2. ビタミン摂取量は栄養所要量をほぼ充足している。
  3. 食塩摂取量の目標は10g/日以下である。
  4. カルシウムは栄養所要量を上回っている。
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4.カルシウムは栄養所要量を上回っている。

問題88 保健所について誤っているのはどれか。

  1. 保健所長は医師である。
  2. 公衆衛生行政の第一線機関である。
  3. 公共医療事業の向上及び増進を業務としている。
  4. 保育所への入所措置を行っている。
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4.保育所への入所措置を行っている。

問題89 エタノールの消毒液で最も有効な濃度はどれか。

  • 30%
  • 50%
  • 70%
  • 90%
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3.70%

問題90 法定伝染病でないのはどれか。

  1. 猩紅熱
  2. インフルエンザ
  3. 日本脳炎
  4. コレラ
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2.インフルエンザ

問題91 柔道整復師の免許を与える者はどれか。

  1. 文部大臣
  2. 厚生大臣
  3. 都道府県知事
  4. 財団法人柔道整復研修試験財団理事長
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2.厚生大臣

問題92 柔道整復師の免許申請で必要なのはどれか。

  1. 麻薬中毒者であるかないかに関する医師の診断書
  2. 住民票
  3. 柔道整復試験の合格証又はその写し
  4. 柔道整復養成施設の卒業証明書
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1.麻薬中毒者であるかないかに関する医師の診断書

問題93 柔道整復免許証の再交付事由として誤っているのはどれか。

  1. 免許証を破ったとき
  2. 免許証を汚したとき
  3. 免許証を失ったとき
  4. 免許証の有効期限が切れたとき
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4.免許証の有効期限が切れたとき

問題94 正しいのはどれか。

  1. 柔道整復の業務は医師と柔道整復師のみに許される。
  2. 柔道整復師は医師の同意を得れば止血剤を注射できる。
  3. 柔道整復師が業務を行う際、同意を得なければならない医師は整形外科の医師に限られる。
  4. 柔道整復師は医師の同意を得れば必要な外科手術ができる。
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1.柔道整復の業務は医師と柔道整復師のみに許される。

問題95 正しいのはどれか。

  • 柔道整復師がエックス線で診断すると医師法違反に問われる。
  • 柔道整復師は医師の指示があればエックス線を人体に照射することができる。
  • 柔道整復師は診療放射線技師の免許を取得すれば、施術所にエックス線照射装置を設置することができる。
  • 柔道整復師は診療放射線技師の免許を取得すれば、医師又は歯科医師の示指を受けないでエックス線撮影をすることができる。
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1.柔道整復師がエックス線で診断すると医師法違反に問われる。

問題96 施術所について誤っているのはどれか。

  1. 開設した者は一定事項を施術所の所在地の都道府県知事に届け出なければならない。
  2. 休止する場合は所在地の都道府県知事の許可を得なければならない。
  3. 開設の届出は開設の日から10日以内に行わなければならない。
  4. 届出事項を変更した際、変更の届出をしないと10万円以下の罰金に処せられる。
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2.休止する場合は所在地の都道府県知事の許可を得なければならない。

問題97 施術所の構造設備が厚生省令で定める基準に適合するのはどれか。

  1. 面積が6平方メートルの専用の施術室を有する。
  2. 3平方メートルの待合室を有する。
  3. 施術室は室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放することができる。
  4. 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有しない。
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3.施術室は室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放することができる。

問題98 施術所として広告をすることができる事項で正しいのはどれか。

  • 「ほねつぎ」
  • 「腰痛によく効く」
  • 「○○式牽引法」
  • 「○○学校卒業」

1

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1.「ほねつぎ」

問題99 施術所の名称として使用することができるのはどれか。

  1. ○○診療所
  2. ○○医院
  3. ○○柔道整復クリニック
  4. ○○接骨院
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4.○○接骨院

問題100 病院の定義として規定されている患者収容数で正しいのはどれか。

  1. 10人以上
  2. 20人以上
  3. 30人以上
  4. 40人以上
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2.20人以上

【午後問題】第1回柔道整復師国家試験

問題101 脈拍について誤っているのはどれか。

  1. アダムス・ストークス症候群では徐脈になる。
  2. 脳圧亢進時には徐脈になる。
  3. 大動脈弁閉鎖不全症では速脈になる。
  4. 貧血では徐脈になる。
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4.貧血では徐脈になる。

問題102 WHOの血圧基準で誤っている組合せはどれか。

  1. 収縮期血圧160mmHg以上 ─── 高血圧
  2. 拡張期血圧 95mmHg以上 ─── 高血圧
  3. 収縮期血圧150mmHg以下 ─── 正 常
  4. 拡張期血圧 90mmHg以下 ─── 正 常
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3.収縮期血圧150mmHg以下 ─── 正 常

問題103 深部反射で誤っているのはどれか。

  1. 下顎反射
  2. 肛門反射
  3. 上腕二頭筋反射
  4. アキレス腱反射
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2.肛門反射

問題104 病的反射について正しいのはどれか。

  1. ホフマン反射では手の中指の末節をはじくと全指が屈曲する。
  2. ワンテンベルグ反射ではアキレス腱をつまむと足の母指が伸展(背屈)する。
  3. バビンスキー反射では足底を擦過すると足の母指が屈曲(底屈)する。
  4. ゴルドン反射では腓腹筋をつかむと足の母指が伸展(背屈)する。
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4.ゴルドン反射では腓腹筋をつかむと足の母指が伸展(背屈)する。

問題105 腹部の触診で誤っているのはどれか。

  1. 緊張をとくように話し掛ける。
  2. 温かい手で触れる。
  3. 患者の膝は軽く曲げる。
  4. 痛みのある部位から始める。
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4.痛みがある部位から始める。

問題106 問診上、家族歴が重要でない傷病はどれか。

  1. 糖尿病
  2. 外 傷
  3. 痛 風
  4. 赤 痢
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2.外傷

問題107 視診について誤っている組合せはどれか。

  1. 満月様顔貌       ─── クッシング症候群
  2. マスク様(仮面様)顔貌 ─── パーキンソン病
  3. ベル現象        ─── 重症筋無力症
  4. クモ状血管腫      ─── 肝硬変
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3.ベル現象        ─── 重症筋無力症

問題108 体表から触れる骨性目標について正しいのはどれか。

  1. 胸椎の高さは第7頸椎棘突起から数える。
  2. 肋骨の高さは肩峰から数える。
  3. 腸骨稜を通る線で腹囲をはかる。
  4. 膝蓋骨の下縁から一定距離のところで下腿の太さをはかる。
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1.胸椎の高さは第7頸椎棘突起から数える。

問題109 気管支喘息について誤っているのはどれか。

  1. 発作性呼吸困難を特徴とする。
  2. 気道感染は喘息発作を誘発する。
  3. 喘息重積発作で致命的となる。
  4. 喘息発作時には気管支が拡張する。
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4.喘息発作時には気管支が拡張する。

問題110 心筋梗塞について正しいのはどれか。 

a.胸痛の持続は20分以上のことが多い。 

b.発症早期の致死的不整脈は少ない。 

c.喫煙は発症の危険因子ではない。 

d.冠動脈閉塞による心筋壊死を生じる。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d

2

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2.a.b

問題111 鉄欠乏性貧血について誤っているのはどれか。

  1. 小球性低色素性貧血である。
  2. 動悸、息切れがある。
  3. さじ状爪がある。
  4. 汎血球減少症を生じる。
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4.汎血球減少症を生じる。

問題112 バセドウ病の三主徴で誤っているのはどれか。

  1. 眼球突出
  2. 甲状腺腫
  3. 体重増加
  4. 頻 脈
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3.体重増加

問題113 糖尿病について正しいのはどれか。

  1. グルカゴンの不足によって起こる。
  2. Ⅱ型は自己免疫機序によって起こる。
  3. 代表的症状として浮腫がみられる。
  4. 合併症として神経障害がみられる。

4

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4.合併症として神経障害がみられる。

問題114 パーキンソン病の症状で誤っているのはどれか。

  1. 片麻痺
  2. 振 戦
  3. 筋強剛
  4. 寡 動
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1.片麻痺

問題115 吐血の多い胃疾患で誤っているのはどれか。

  1. 急性胃炎
  2. 慢性胃炎
  3. 胃潰瘍
  4. 胃 癌
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2.慢性胃炎

問題116急性虫垂炎の症状で正しいのはどれか。

  1. 吃 逆
  2. 胸やけ
  3. 嘔 気
  4. 血 便
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3.嘔 気

問題117 肝硬変の病因で誤っているのはどれか。

  1. 胆汁うっ滞の持続
  2. C型肝炎
  3. アルコールの多飲
  4. 塩分の過剰摂取
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4.塩分の過剰摂取

問題118 全身性エリテマトーデスについて誤っているのはどれか。

  1. 自己免疫性疾患である。
  2. 心奇形の合併が多い。
  3. 蝶形紅斑がみられる。
  4. 腎炎を起こしやすい。
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2.心奇形の合併が多い。

問題119 慢性関節リウマチについて誤っているのはどれか。

  1. 女性に多い。
  2. 好発年齢は60歳以上である。
  3. 手指関節炎が多い。
  4. 血中にリウマトイド因子が検出される。
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2.好発年齢は60歳以上である。

問題120 ネフローゼ症候群について誤っているのはどれかる

  1. 浮腫がみられる。
  2. 尿蛋白は陰性のことが多い。
  3. 血中のアルブミン値が低い。
  4. 血中のコレステロール値が高い。
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2.尿蛋白は陰性のことが多い。

問題121 ショックについて正しいのはどれか。

  1. 出血性ショックは動脈出血より静脈出血の方が早期に著しい症状を呈する。
  2. 広範囲熱傷によるショックは受傷直後から重篤な症状となる。
  3. 心原性ショックとは神経性ショックと同じ概念である。
  4. アナフィラキシーショックとは細菌性ショックと同じ概念である。
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2.広範囲熱傷によるショックは受傷直後から重篤な症状となる。

問題122 輸血について正しいのはどれか。

  1. 血液型判定はABO式による検査のみで決定される。
  2. 不適合輸血が行われても注入速度か遅ければ無症状である。
  3. 成分輸血とは血液中の赤血球、血小板、顆粒球、血漿を分離し、病態に応じて輸注することをいう。
  4. 新鮮血とは採血後1週間以内のものをいう。
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3.成分輸血とは血液中の赤血球、血小板、顆粒球、血漿を分離し、病態に応じて輸注することをいう。

問題123 蘇生法について正しいのはどれか。

  1. 心肺蘇生術の目的は脳障害を残さず患者を社会復帰させることである。
  2. 心停止の状態が30分間前後であれば脳障害は残らない。
  3. 気道確保とは閉胸式心臓マッサージをすることである。
  4. 乳幼児の人工呼吸法では最初に気管切開術がなされる。
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1.心肺蘇生術の目的は脳障害を残さず患者を社会復帰させることである。

問題124 損傷について誤っているのはどれか。

  1. 打撲などで皮膚に損傷がなく皮下の軟部組織だけが損傷したものを挫創という。
  2. 機械的損傷の局所症状としては出血、腫張および疼痛などがある。
  3. 熱傷や凍傷は温熱や寒冷が生体に作用して生じる非機械的損症である。
  4. 開放性損傷の外出血に対する救急処置としては直接圧迫による止血法が簡単的確である。
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1.打撲などで皮膚に損傷がなく皮下の軟部組織だけが損傷したものを挫創という。

問題125 外科的感染症について誤っているのはどれか。

  • 蜂窩織炎は皮下の疎生結合組織の中をびまん性進行性に広がる急性化膿性炎症である。
  • 皮膚の毛嚢あるいは皮脂腺に化膿菌が感染して起こる化膿性炎症が、多発・融合化したものを・という。
  • 破傷風は創傷から破傷風菌が進入し感染することによって生じるが、一旦発症すると重篤で致命率も高い。
  • 黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの化膿菌が血中に入り、これが原因となって全身的な感染が起こることを敗血症という。

2

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2.皮膚の毛嚢あるいは皮脂腺に化膿菌が感染して起こる化膿性炎症が、多発・融合化したものを・という

問題126 誤っているのはどれか。

  1. 膿瘍切開時、ドレーン挿入は排膿を目的とする。
  2. 穿刺とは病巣に穿刺針を挿入し内容を採取することをいう。
  3. 皮膚切開は皮膚の生理的線条(ランゲ皮膚割線)に沿って行うのが原則である。
  4. 摘出術とは病巣や臓器の一部を検査目的で切り取ることをいう。
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4.摘出術とは病巣や臓器の一部を検査目的で切り取ることをいう。

問題127 腹部外傷について誤っているのはどれか。

  1. 肝臓は実質臓器なので、比較的弱い鈍性外力によっても損傷される傾向がある。
  2. 脾臓は右季肋部への鈍性外力で損傷されやすい。
  3. 膀胱は尿で満たされている場合の方が打撲などによって破裂しやすい。
  4. 腎臓損傷は背面又は側面からの鈍性外力が原因となることが多い。
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2.脾臓は右季肋部への鈍性外力で損傷されやすい。

問題128 頭蓋底骨折について誤っているのはどれか。

  1. 介達性鈍性外力によって生じる。
  2. 損症部位により鼻孔や耳孔からの出血を伴う。
  3. 頭部の他の部位の骨折より神経損傷を起こす頻度が高い。
  4. 鼻出血を伴う場合は仰臥位にする。
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4.鼻出血を伴う場合は仰臥位にする。

問題129 脳挫傷について正しいのはどれか。

  1. 頭部に対する鈍性外力による硬膜外出血を伴って発生する。
  2. 閉鎖性脳外傷により発生することが多い。
  3. 脳組織の壊死と脳実質内の出血を伴うことはない。
  4. 受傷後の開頭手術は必要ない。
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2.閉鎖性脳外傷により発生することが多い。

問題130 3-3-9度方式による意識障害の程度について正しい組合せはどれか。

  1. 閉眼状態だが、大きな声で呼びかけると開眼する ─── 3
  2. 痛み刺激に対して全く反応しない        ─── 300
  3. 見当識障害がある               ─── 20
  4. 名前や生年月日を聞いても言えない       ─── 10
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2.痛み刺激に対して全く反応しない        ─── 300

問題131 痛風について誤っているのはどれか。

  1. 発作時にはCRP陽性、白血球増多などの炎症反応がみられる。
  2. 急性関節炎の好発部位は足の母指の中足指節関節であるる
  3. 早期から関節の破壊が生じる。
  4. 血清尿酸値が上昇する。
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3.早期から関節の破壊が生じる。

問題132 腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。 

a.椎間板の含水量は加齢とともに増加する。 

b.ヘルニアは後縦靭帯線維の最も弱い正中部に生じる。 

c.神経根障害はヘルニア脱出高位より一つ下の椎間孔から出る神経に生じることが多い。 

d.脊髄造影像で診断が可能である。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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4.c.d

問題133 先天性股関節脱臼について正しいのはどれか。 

a.男児に多い。 

b.処女歩行が遅延することが多い。 

c.クリック・サインが認められる。 

d.治療は徒手整復の後にギプス固定をするのが原則である。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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3.b.c

問題134 先天性筋性斜頸について正しいのはどれか。

  1. 胸鎖乳突筋の線維化、短縮により生じる。
  2. 健側への回旋制限がある。
  3. 頭位分娩の乳児に多い。
  4. 自然治癒は少ない。
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1.胸鎖乳突筋の線維化、短縮により生じる。

問題135 骨折について誤っているのはどれか。

  1. 骨折部と外界との交通のある骨折を複雑骨折という。
  2. 若木骨折は不全骨折に含まれる。
  3. 骨に基礎疾患があり軽微な外力で骨折が生じるものを病的骨折という。
  4. 骨折の治癒過程での自己矯正能は青年期が最も高い。
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4.骨折の治癒過程での自己矯正能は青年期が最も高い。

問題136 正しいのはどれか。

  1. 肘部管症候群とギヨン管症候群は尺骨神経の絞扼神経障害である。
  2. 上腕骨外顆骨折後に生じた外反肘は橈骨神経麻痺を起こす。
  3. 正中神経麻痺では鷲手を呈する。
  4. 尺骨神経麻痺では通常、中指、環指および小指に知覚障害が起こる。
回答はこちらをタップ

1.肘部管症候群とギヨン管症候群は尺骨神経の絞扼神経障害である。

問題137 正しいのはどれか。

  1. ド・ケルバン病は長母指伸筋腱の狭窄性腱鞘炎である。
  2. 小児のバネ指は母指に多く自然治癒もみられる。
  3. ヘバーデン結節の原因は結核である。
  4. マレットフィンガーは中節骨の骨折を伴う。
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2.小児のバネ指は母指に多く自然治癒もみられる。

問題138 小児の骨端損傷にはソルター・ハリスの分類がある。最も正確な整復を要するのは型はどれか。

  1. Ⅱ型
  2. Ⅲ型
  3. Ⅳ型
  4. Ⅴ型
回答はこちらをタップ

4.Ⅴ型

問題139 脊髄損傷患者の合併症でみられないのはどれか。

  1. 褥 瘡
  2. 異所性骨化
  3. 足指の壊死
  4. 尿路感染
回答はこちらをタップ

3.足指の壊死

問題140 10歳代に好発するのはどれか。

  1. 骨肉腫
  2. 骨巨細胞腫
  3. 癌の骨転移
  4. 多発性骨髄腫
回答はこちらをタップ

1.骨肉腫

問題141 関節運動の呼称と運動方向との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 肩関節伸展 ─── 上腕を前方にあげる
  2. 足関節背屈 ─── 足関節を足背方向に動かす
  3. 小指外転  ─── 小指を中指から離す
  4. 股関節外転 ─── 大腿を外側方向に開く
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1.肩関節伸展 ─── 上腕を前方にあげる

問題142 筋力を測定する際の運動方向について誤っている組合せはどれか。

  1. 大腿二頭筋  ─── 膝関節の屈曲
  2. 後脛骨筋   ─── 足部の内がえし
  3. 腕橈骨筋   ─── 肘関節の伸展
  4. 短母指外転筋 ─── 母指の掌側外転
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3.腕橈骨筋   ─── 肘関節の伸展

問題143 徒手筋力検査法で正しいのはどれか。

  1. 痙性麻痺による筋力低下に最適な方法である。
  2. 姿勢と肢位を検者の経験と力量にあわせて実施する。
  3. 筋が有効に機能する肢位で等尺性運動を行う。
  4. 視診と触診とをあわせて行う。
回答はこちらをタップ

4.視診と触診とをあわせて行う。

問題144 下肢長について正しい組合せはどれか。 

a.大転子   ─── 内果 

b.大転子   ─── 外果 

c.上前腸骨棘 ─── 内果 

d.会陰部   ─── 踵部足底

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b、c

問題145 正常歩行について誤っているのはどれか。

  1. 両側支持期がある。
  2. 立脚相と遊脚相とに分かれる。
  3. 歩数は1分間平均180歩である。
  4. 重心は左右および垂直方向に移動する。
回答はこちらをタップ

3.歩数は1分間平均180歩である。

問題146 運動年齢テストと暦年齢との組合せで標準的なのはどれか。 

a.物につかまって立てる ─── 10カ月

b.寝返りがうてる    ─── 8カ月 

c.首がすわる(頸定)  ─── 6カ月 

d.歩けるようになる   ─── 1年2カ月

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

2.a、d

問題147 運動療法について誤っているのはどれか。

  1. 筋の持久力の向上には低負荷で数多く繰り返す。
  2. 等張性運動は等尺性運動に比べ循環器の負担が大きい。
  3. デロームワトキンス法は筋力増強訓練である。
  4. 等尺性運動は関節を動かさないで行う運動である。
回答はこちらをタップ

2.等張性運動は等尺性運動に比べ循環器の負担が大きい。

問題148 誤っている組合せはどれか。

  1. ウィリアムズ体操 ─── 腰 痛
  2. バージャー体操  ─── 脳性麻痺
  3. フレンケル体操  ─── 失調症
  4. コッドマン体操  ─── 五十肩
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2.バージャー体操  ─── 脳性麻痺

問題149 物理療法について誤っている組合せはどれか。

  1. パラフィン浴 ─── リウマチ
  2. 極超短波   ─── 骨折(金属プレート固定)
  3. 渦流浴    ─── 浮 腫
  4. ホットパック ─── 腰 痛
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2.極超短波   ─── 骨折(金属プレート固定)

問題150 廃用症候群について誤っているのはどれか。

  1. 関節の強直は早期に起こる。
  2. 起立時に低血圧を起こす。
  3. 意欲の低下や痴呆症状を起こす。
  4. 長期臥床で褥瘡ができる。
回答はこちらをタップ

1.関節の強直は早期に起こる。

問題151 捻挫について正しいのはどれか。 

a.一般に運動範囲の大きな関節に発生しやすい。 

b.靱帯の損症度に応じて関節の不安定性が現れる。 

c.受傷の際と同じ肢位をとらせると疼痛が増強する。 

d.弾発性固定が生じる。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b、c

問題152 筋の外傷について正しいのはどれか。

  1. 再生力が極めて大きく短期間に完全治癒する。
  2. 鈍性直達外力が原因で発生するものが大部分を占める。
  3. 保存的治療では損傷筋の伸展位を保持する必要がある。
  4. 高度、広範囲の筋損傷では挫滅症候群の危険性がある。
回答はこちらをタップ

4.高度、広範囲の筋損傷では挫滅症候群の危険性がある。

問題153 捻挫の治療について誤っているのはどれか。

  1. 断裂した軟部組織を正常に修復させる。
  2. 関節内外の出血をできるだけ少なくする。
  3. 捻挫を起こした肢位をとらせないように固定する。
  4. 関節拘縮を防止するために直ちに運動療法を始める。
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4.関節拘縮を防止するために直ちに運動療法を始める。

問題154 関節捻挫について正しいのはどれか。

  1. 関節周辺の靭帯損傷を伴っていることが多い。
  2. 関節血腫を伴うことはない。
  3. 圧痛は関節裂隙に沿ったところにのみ認められる。
  4. 滑液膜の損傷はまれである。
回答はこちらをタップ

1.関節周辺の靭帯損傷を伴っていることが多い。

問題155 正しいのはどれか。 

a.靭帯損傷の初期治療は温熱療法が必要である。 

b.腱は再生能力が強いため短期間の固定で十分である。 

c.軟部組織損傷の初期治療は関節の安静と固定とが重要である。 

d.外傷後の関節拘縮の改善には温熱療法と運動療法とが有効である。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

4.c、d

問題156 誤っている組合せはどれか。

  1. 腋窩神経麻痺 ─── 上腕骨外科頸骨折
  2. 橈骨神経麻痺 ─── 上腕骨骨間部骨折
  3. 尺骨神経麻痺 ─── モンテギア骨折
  4. 正中神経麻痺 ─── コーレス骨折
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3.尺骨神経麻痺 ─── モンテギア骨折

問題157 腋窩神経麻痺について正しいのはどれか。

  1. 肩関節の内転障害
  2. 肩関節の外転障害
  3. 肘関節の屈曲障害
  4. 手関節の背屈障害
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2.肩関節の外転障害

問題158 フォルクマン阻血性拘縮について誤っているのはどれか。

  1. 小児の上腕骨顆上骨折後の合併症として発生する。
  2. 発生要因として患部の緊縛が挙げられる。
  3. 血行障害により前腕屈筋群に変性が起こる。
  4. 上腕の内圧が上昇する。
回答はこちらをタップ

4.上腕の内圧が上昇する。

問題159 脱臼について正しいのはどれか。

  1. 外傷性脱臼の好発年齢は高齢者である。
  2. 多くの外傷性脱臼は直達外力による。
  3. 四肢の関節では中枢骨に対して末梢骨の脱転方向で表示される。
  4. 習慣性脱臼の最も多い関節は肘関節である。
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3.四肢の関節では中枢骨に対して末梢骨の脱転方向で表示される。

問題160 正しいのはどれか。

  1. 随意性脱臼と習慣性脱臼とは同意語である。
  2. 2か所以上の関節が同時に脱臼した場合を複雑脱臼という。
  3. 股関節脱臼ではモーレンハイム窩に変化が生じる。
  4. 手指掌側板の介在は脱臼の整復障害因子となる。
回答はこちらをタップ

4.手指掌側板の介在は脱臼の整復障害因子となる。

問題161 正しい組合せはどれか。 

a.膝関節脱臼    ─── 膝窩動脈損傷 

b.股関節脱臼    ─── 坐骨神経損症 

c.肩関節脱臼    ─── 頸神経叢損傷 

d.上腕骨骨間部骨折 ─── 正中神経損傷

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

1.a、b

問題162 脱臼を伴わない骨折はどれか。

  1. コットン骨折
  2. ポット骨折
  3. モンテギア骨折
  4. ジョーンズ骨折
回答はこちらをタップ

4.ジョーンズ骨折

問題163 外傷性脱臼について誤っているのはどれか。 

a.骨折を合併した場合は通常、骨折から整復する。 

b.関節拘縮を防ぐため整復直後から関節運動を開始する。 

c.固有症状として弾発性固定が出現する。 

d.通常は関節包の損傷を伴う。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

1.a、b

問題164 トレンデレンブルグ現象を起こすのはどれか。 

a.進行性筋ジストロフィー 

b.先天性膝関節脱臼 

c.下殿神経麻痺 

d.先天性股関節脱臼

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

2.a、d

問題165 顎関節脱臼について誤っているのはどれか。

  1. 片側脱臼ではオトガイは患側に偏位する。
  2. 極度の開口時に関節突起が関節結節を越え前方に偏位する。
  3. 下顎歯列が上顎歯列の前方に偏位することが多い。
  4. 整復法の代表的なものにヒポクラテス法がある。
回答はこちらをタップ

1.片側脱臼ではオトガイは患側に偏位する。

問題166 寝違えについて誤っているのはどれか。

  1. 急性疼痛性に頸椎や肩甲骨の運動性が制限されたものである。
  2. 大部分は長時間の不自然な姿勢をとった時などに起こる。
  3. 特に捻転や側屈が制限されることが多い。
  4. 頸椎椎間板ヘルニアの軽度なものである。
回答はこちらをタップ

4.頸椎椎間板ヘルニアの軽度なものである。

問題167 肩の腱板損傷について正しいのはどれか。

  1. 腱板断裂の原因は直達外力であり介達外力では起こらない。
  2. 腱板で最も損傷が多いのは棘上筋である。
  3. 高齢者に特有の損傷である。
  4. 腱板断裂ではスピードテストが陽性である。
回答はこちらをタップ

2.腱板で最も損傷が多いのは棘上筋である。

問題168 鎖骨骨折の症状について誤っているのはどれか。 

a.頸をやや健側に傾けて疼痛を緩和させている。 

b.上肢の運動制限はない。 

c.骨折部の変形と限局性圧痛が著明である。 

d.患側の肩は下がっているように見える。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

1.a、b

問題169 鎖骨骨折について正しいのはどれか。 

a.幼児の若木骨折は整復を必要とする。 

b.セイヤーの絆創膏固定は転位の大きい場合に使用する。 

c.非観血的固定法には背側8字包帯固定法がある。 

d.枕子を腋窩に強く用いると血管や神経を圧迫するおそれがある。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

4.c、d

問題170 胸骨骨折について誤っているのはどれか。

  1. 両肩をすぼめて疼痛緩和肢位をとる。
  2. 深呼吸時に疼痛が増強する。
  3. 介達外力によって発生することが多い。
  4. 胸腔内臓器損傷の合併に注意する。
回答はこちらをタップ

3.介達外力によって発生することが多い。

問題171 誤っているのはどれか。

  1. 肩甲骨骨折は筋力作用によって発生することが多い。
  2. 肩甲骨上角骨折は上骨片が肩甲挙筋により上内方へ転位する。
  3. 幼児の鎖骨骨折は不全型が多い。
  4. 肩鎖関節脱臼は上方脱臼が多い。
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1.肩甲骨骨折は筋力作用によって発生することが多い。

問題172 肋骨骨折について正しいのはどれか。 

a.固定の目的は肋骨の運動を制限することにある。 

b.絆創膏固定法は吸気の状態で行う。 

c.屋根瓦状絆創膏固定法は胸郭上位から下位へと貼る。 

d.絆創膏固定は前後の正中線を越える長さが必要である。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

2.a、d

問題173 上腕骨外科頸骨折について誤っているのはどれか。 

a.内転骨折と外転骨折とに分類される。 

b.青壮年者に好発する。 

c.外転骨折は肩関節後方脱臼の外観と類似する。 

d.外転骨折の末梢骨折端は前内上方へ転位する。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b、c

問題174 上腕骨顆上骨折と肘関節後方脱臼との鑑別で誤っているのはどれか。

  1. 骨折は小児に多く発生し、脱臼は成人に多く発生する。
  2. 腫張は骨折では軽度、脱臼では著明に出現する。
  3. 骨折は異常可動性と軋轢音を、脱臼は弾発性固定を証明する。
  4. 脱臼ではヒューター線により肘頭高位を確認できる。
回答はこちらをタップ

2.腫張は骨折では軽度、脱臼では著明に出現する。

問題175 上腕骨顆上骨折について正しいのはどれか。 

a.変形治癒は内反肘より外反肘が多発する。 

b.伸展型骨折は伸展障害を残しやすい。
c.伸展型骨折の固定肢位は肘関節直角位、前腕回内位で行う。 

d.フォルクマン拘縮は緊縛包帯などによる循環障害によって発生する。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

4.c、d

問題176 肘内障について正しいのはどれか。

  1. 前腕の回外運動が制限される。
  2. 2週間程度の固定を必要とする。
  3. 乳幼児に多発する橈骨頭の完全脱臼である。
  4. 橈骨輪状靭帯内の亜脱臼である。
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1.前腕の回外運動が制限される。

問題177 誤っているのはどれか。

  1. 肘関節後方脱臼と上腕骨顆上伸展型骨折とは変形が類似する。
  2. 肘関節後方脱臼の固定肢位は肘関節伸展位、前腕中間位に行う。
  3. 青壮年の肘関節脱臼は整復後約3週間の固定が必要である。
  4. 橈骨頭単独脱臼は前方脱臼が多い。
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2.肘関節後方脱臼の固定肢位は肘関節伸展位、前腕中間位に行う。

問題178 肘関節脱臼について正しいのはどれか。 

a.幼児期に好発する。 

b.後方脱臼が大部分を占める。 

c.後方脱臼は肘関節が過伸展を強制された時に発生する。 

d.鉤状突起の骨折を合併することはない。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b、c

問題179 肘頭骨折について正しいのはどれか。

  1. 上腕二頭筋に引かれて延長転位が出現する。
  2. 完全骨折では自動屈曲運動は不能となる。
  3. 整復は肘関節伸展位で上骨片を下骨片に適合させる。
  4. 固定は肘関節鋭角屈曲位、前腕回内位にする。
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3.整復は肘関節伸展位で上骨片を下骨片に適合させる。

問題180 モンテギア骨折について誤っているのはどれか。

  1. ほとんどが伸展型の骨折である。
  2. 尺骨下1/3部の骨折と橈骨頭の脱臼を合併しているものをいう。
  3. 骨折を整復してから橈骨頭の脱臼を整復する。
  4. 伸展型骨折の固定肢位は肘関節鋭角屈曲位、前腕回外位である。
回答はこちらをタップ

2.尺骨下1/3部の骨折と橈骨頭の脱臼を合併しているものをいう。

問題181 前腕両骨骨幹部骨折の固定肢位について誤っているのはどれか。

  1. 上位の骨折は前腕を回内位に固定する。
  2. 中央部の骨折は前腕を中間位に固定する。
  3. 下位の骨折は前腕を回内位に固定する。
  4. 転位のない骨折は前腕を中間位に固定する。
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1.上位の骨折は前腕を回内位に固定する。

問題182 肩関節脱臼について誤っているのはどれか。 

a.前脱臼中最も発生頻度が高い。 

b.前方脱臼は小結節骨折を合併することが多い。 

c.前方脱臼が約50%を占めている。 

d.成人に発生することが多い。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b、c

問題183 橈骨下端伸展型骨折について誤っているのはどれか。

  1. 骨折線は背側下方から掌側上方へと走る。
  2. 末梢骨片は回外して背橈側へ転位する。
  3. 転位によってフォーク背状変形を呈する。
  4. まれに長母指伸筋腱の断裂を合併する。
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1.骨折線は背側下方から掌側上方へと走る。

問題184 ベンネット骨折について誤っているのはどれか。 

a.第1中手骨骨頭部の脱臼骨折のことをいう。 

b.遠位骨片は橈側に転位する。 

c.整復は容易であるが固定は困難である。 

d.第1中手骨および指全体は外転位の変形を呈することが多い。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

2.a、d

問題185 ボクサー骨折について正しいのはどれか。

  1. こぶしで強打する際に第2中手骨頸部に多発する。
  2. 完全骨折では定型的転位のためこぶしの隆起が突出して見える。
  3. 整復は中手指節関節を最大屈曲させ骨折部を直圧する。
  4. 固定期間は5週以上を要する。
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3.整復は中手指節関節を最大屈曲させ骨折部を直圧する。

問題186 骨折と発生部位との組合せで正しいのはどれか。 

a.コーレス骨折  ─── 橈骨下端部 

b.スミス骨折   ─── 橈骨下端部 

c.バートン骨折  ─── 橈骨上端部 

d.ガレアッチ骨折 ─── 尺骨骨幹部

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

1.a、b

問題187 上腕骨顆上骨折について誤っているのはどれか。 

a.伸展型と屈曲型に分類され、屈曲型骨折が多発する。 

b.伸展型と屈曲型は共に幼少期に多発する。 

c.伸展型骨折の骨折線は前下方から後上方へと走行する。 

d.屈曲型骨折では末梢骨片が中枢骨片の後上方へ転位する。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

2.a、d

問題188 誤っているのはどれか。

  1. 肩関節脱臼の整復でシモン法は回転法である。
  2. 肩関節脱臼の発生頻度の高い理由の一つは関節窩の小さいことである。
  3. 肘関節後方脱臼は肘関節が軽度屈曲位に固定される。
  4. 肘関節脱臼の後療法では骨化性筋炎に注意を要する。
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1.肩関節脱臼の整復でシモン法は回転法である。

問題189 正しいのはどれか。

  1. 第1中手指節関節脱臼の整復障害は種子骨の介在が多い。
  2. 第1中手指節関節脱臼は掌側脱臼が多い。
  3. 近位指節間関節脱臼は掌側脱臼が多い。
  4. 近位指節間関節脱臼は整復困難なことが多い。
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1.第1中手指節関節脱臼の整復障害は種子骨の介在が多い。

問題190 大腿骨頸部内側骨折の骨癒合が困難な理由として誤っているのはどれか。

  1. 骨膜性仮骨の形成に乏しい。
  2. 大腿骨骨頭の栄養血管が骨折によって絶たれる。
  3. 大腿骨頸部の形態的特徴により固定が難しい。
  4. 骨折面に圧迫力が作用しやすい。
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4.骨折面に圧迫力が作用しやすい。

問題191 外傷性股関節脱臼について正しいのはどれか。 

a.後方脱臼は内転、外旋、軽度屈曲位を呈する。 

b.整復までの時間が長いほど大腿骨骨頭壊死の発生率が高い。 

c.坐骨神経の麻痺症状を合併するものがある。 

d.膝窩動脈の損傷に注意を要する。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b.c

問題192 大腿骨骨幹部骨折の後遺症として正しいのはどれか。

  1. 膝関節の拘縮
  2. 外反股形成
  3. 反張下腿
  4. 尖 足
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1.膝関節の拘縮

問題193 大腿骨顆部骨折について正しいのはどれか。 

a.介達外力によるものが大部分を占める。 

b.内顆骨折と外顆骨折との2型に大別される。 

c.関節機能障害を残すことが多い。 

d.関節内血腫は少ない。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

3.b、c

問題194 膝蓋骨骨折について正しいのはどれか。 

a.直達外力による骨折は定型的横骨折が多い。 

b.腱膜下骨折は膝関節伸展力が著しく障害される。 

c.腱膜損症を伴わないものは一般に転位は軽度である。 

d.膝関節部の腫脹は著明で骨折部に一致して限局性圧痛を認める。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
回答はこちらをタップ

4.c、d

問題195 膝蓋骨脱臼について正しいのはどれか。

  1. 側方・垂直・水平・回転(反転)脱臼に分類される。
  2. 内反膝は脱臼発生の要因である。
  3. 外側広筋の筋力強化は予防に役立つ。
  4. 自然に整復されることは少ない。
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1.側方・垂直・水平・回転(反転)脱臼に分類される。

問題196 誤っているのはどれか。

  1. 膝蓋骨脱臼は外側脱臼が多い。
  2. 足関節脱臼は前方脱臼が多い。
  3. 股関節脱臼は後方脱臼が多い。
  4. 膝関節脱臼は前方脱臼が多い。
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2.足関節脱臼は前方脱臼が多い。

問題197 下腿骨骨間部骨折について誤っているのはどれか。

  1. 直達外力による骨折は横骨折が多い。
  2. 介達外力による骨折は捻転骨折が多い。
  3. 脛腓両骨骨折よりも脛骨単独骨折が多い。
  4. 小児の場合は脛骨単独骨膜下骨折が多い。
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3.脛腓両骨骨折よりも脛骨単独骨折が多い。

問題198 足関節捻挫について正しいのはどれか。 

a.足部を強く内がえししたときに起こりやすい。 

b.損傷される靱帯は三角靱帯の前部線維が中心である。 

c.体重負荷が可能ならば骨折は考えなくてもよい。 

d.オ・ドノヒューの分類で2度以上の損傷では足部の動揺性が大きくなる。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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2.a、d

問題199 足根骨骨折の後遺症について誤っているのはどれか。

  1. 距骨骨折は歩行痛と足関節機能障害を残しやすい。
  2. 距骨骨折は無腐性壊死を生じる危険性がある。
  3. 踵骨骨折は著名な骨萎縮を生じやすい。
  4. 踵骨骨折は著名な外傷性凹足を生じやすい。
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4.踵骨骨折は著名な外傷性凹足を生じやすい。

問題200 中足骨骨折で正しいのはどれか。 

a.轢過などの直達外力では複雑骨折になりやすい。 

b.踏みちがいなどの介達外力では単純骨折になりやすい。 

c.下駄骨折とは第2中足骨基底部の骨折のことである。 

d.高所から飛び降りた際に第1~5中足骨基底部に発生しやすい。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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1.a、b

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