柔道整復師国家試験、病理学の部分別問題免疫異常・アレルギーの範囲になります。
ここの問題が一番多く出題されます。病理学は1回約11問ほどしか出題せれない中で大体2問ほど出題されるので完璧にしておきましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
病理学:免疫異常・アレルギー
問題77 免疫について誤っているのはどれか。
- アレルギーとは特定の物質に対する生体の反応性が変化して過敏状態となったものである。
- 免疫複合体疾患とは過剰に生じた抗原抗体複合体が各部に沈着するもので糸球体腎炎などが該当する。
- 自己免疫とは自己の組織に対して免疫反応がみられるもので、全身性エリテマトーデスでは主として赤血球に対する抗体が溶血を引き起こす。
- 移植された非自己の組織に対する拒絶反応は主としてTリンパ球による自己・非自己の識別により行われる。
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3.自己免疫とは自己の組織に対して免疫反応がみられるもので、全身性エリテマトーデスでは主として赤血球に対する抗体が溶血を引き起こす。
問題77 アレルギーについて誤っているのはどれか。
- 即時型と遅延型とがある。
- アナフィラキシー型には補体が必要である。
- Ⅰ型の疾患には花粉症がある。
- ペニシリン・ショックはアナフィラキシー型である。
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2.アナフィラキシー型には補体が必要である。
問題67 免疫について誤っているのはどれか。
a.免疫反応に顆粒球が関与する。
b.細胞性免疫ではリンパ球T細胞が反応細胞となる。
c.抗原情報は大貪食細胞からリンパ球に伝えられる。
d.液性免疫はリンパ球B細胞単独でつくられる。
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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2.a、d
問題76 AIDS(エイズ)でみられる感染症の原因で多いのはどれか。
a.MRSA
b.ニューモシスチス・カリニ
c.カンジダ
d.緑膿菌
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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3.b、c
問題77 免疫異常について誤っている組合せはどれか。
- ツベルクリン ─── 即時型アレルギー反応
- 全身性エリテマトーデス ─── 抗核抗体
- 橋本病 ─── 抗サイログロブリン抗体
- 急性糸球体腎炎 ─── 免疫結合体
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1.ツベルクリン ─── 即時型アレルギー反応
問題66 免疫について誤っているのはどれか。
- 免疫応答には特異性がある。
- 初めに自己と非自己との識別がなされる。
- 免疫グロブリンはリンパ球T細胞でつくられる。
- 細胞性免疫はリンパ球T細胞が関与する。
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3.免疫グロブリンはリンパ球T細胞でつくられる
問題72 自己免疫疾患でないのはどれか。
- 全身性エリテマトーデス
- 橋本病
- 気管支喘息
- 皮膚筋炎
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3.気管支喘息
問題73 アレルギーについて誤っているのはどれか。
- アナフィラキシー型(Ⅰ型) ─── 蕁麻疹
- 細胞障害型(Ⅱ型) ─── 溶血性貧血
- 免疫複合体型(Ⅲ型) ─── 血清病
- 細胞免疫型(Ⅳ型) ─── 花粉症
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4.細胞免疫型(Ⅳ型) ─── 花粉症
問題66 自己免疫異常でないのはどれか。
- 全身性エリテマトーデス
- カリニ肺炎
- 慢性関節リウマチ
- 多発性結節性動脈炎
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2.カリニ肺炎
問題67 後天性免疫不全を起こさないのはどれか。
- ホジキン病
- がん
- 白血病
- 大動脈瘤
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4.大動脈瘤
問題68 アレルギーⅠ型でないのはどれか。
- 血清病
- 花粉症
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
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1.血清病
問題70 細胞性免疫に関係しない細胞はどれか。
- Bリンパ球
- マクロファージ
- ヘルパーTリンパ球
- サプレッサーTリンパ球
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1.Bリンパ球
問題74 免疫不全による疾患はどれか。
- 気管支喘息
- 急性心筋梗塞
- 全身真菌感染
- 下垂体腺腫
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3.全身真菌感染
問題76 正しい組合せはどれか。
- Ⅰ型アレルギー-接触性皮膚炎
- Ⅱ型アレルギー-花粉症
- Ⅲ型アレルギー-糸球体腎炎
- Ⅳ型アレルギー-新生児重症黄疸
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3.Ⅲ型アレルギー-糸球体腎炎
問題70 B細胞の抗体産生細胞への分化を促進するのはどれか。
- 細胞障害性T細胞
- 遅延型過敏反応T細胞
- ヘルパーT細胞
- サプレッサーT細胞
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3.ヘルパーT細胞
問題71 免疫グロブリンで正しいのはどれか。
- 免疫グロブリンにはIgYがある。
- 免疫グロブリンは構造上H鎖とL鎖とからなる。
- L鎖には、κ、λ、δ鎖の3種類がある。
- マクロファージが免疫グロブリンを産生する。
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2.免疫グロブリンは構造上H鎖とL鎖とからなる
問題66 抗体を産生するのはどれか。
- 形質細胞
- 好中球
- 好酸球
- 大食細胞
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1.形質細胞
問題66 酵素抗体法に属するのはどれか。
- ABC(avidin-biotinperoxidasecomplex)法
- ISH(insituhybridization)法
- グリメリウス(Grimelius)法
- コッサ(Kossa)法
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1.ABC(avidin-biotinperoxidasecomplex)法
問題75 アレルギーについて正しい組合せはどれか。
- Ⅳ型 ─── 遅延型反応
- Ⅲ型 ─── アナフィラキシー型反応
- Ⅱ型 ─── 免疫複合体反応
- Ⅰ型 ─── 細胞障害型反応
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1.Ⅳ型 ─── 遅延型反応
問題78 自己免疫疾患はどれか。
- 筋ジストロフィー
- 変形性股関節症
- 多発性筋炎
- サルコイドーシス
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3.多発性筋炎
問題73 細胞性免疫系の異常はどれか。
- ダウン症候群
- ディジョージ症候群
- 伴性無ガンマグロブリン血症
- ウィルソン病
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2.ディジョージ症候群
問題74 自己免疫疾患でないのはどれか。
- 全身性エリテマトーデス
- 皮膚筋炎
- 関節リウマチ
- 後天性免疫不全症候群
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4.後天性免疫不全症候群
問題81 細胞性免疫が関与するのはどれか。
- 特発性血小板減少性紫斑病
- 花粉症
- ツベルクリン反応
- IgA腎症
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3.ツベルクリン反応
問題82 ヘルパーT細胞が選択的に障害されるのはどれか。
- 関節リウマチ
- 骨折
- 血友病
- AIDS
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4.AIDS
問題104 サイトカインでないのはどれか。
- インターロイキン
- インターフェロン
- コロニー刺激因子
- ヒスタミン
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4.ヒスタミン
問題105 正しい組合せはどれか。
- Ⅰ型アレルギー ─── 免疫複合体病
- Ⅱ型アレルギー ─── 細胞傷害型反応
- Ⅲ型アレルギー ─── アナフィラキシー反応
- Ⅳ型アレルギー ─── 花粉症
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2.Ⅱ型アレルギー ─── 細胞傷害型反応
問題104 正しい組合せはどれか。
- 好酸球 ─── アレルギー性疾患
- 好塩基球 ─── IgG
- 好中球 ─── 抗体産生
- リンパ球 ─── 異物貪食
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1.好酸球 ─── アレルギー性疾患
問題102 自己免疫疾患でないのはどれか。
- 全身性エリテマトーデス
- 気管支喘息
- 橋本病
- 関節リウマチ
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2.気管支喘息
問題103 アレルギーで正しい組合せはどれか。
- Ⅰ型(アナフィラキシー型) ─── じんま疹
- Ⅱ型(細胞傷害型) ─── ツベルクリン反応
- Ⅲ型(免疫複合体型) ─── 異型輸血
- Ⅳ型(遅延型) ─── 血清病
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1.Ⅰ型(アナフィラキシー型) ─── じんま疹
問題102 ヘルパーT細胞が選択的に障害されるのはどれか。
- 関節リウマチ
- 後天性免疫不全症候群(AIDS)
- 全身性エリテマトーデス
- 多発性筋炎
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2.後天性免疫不全症候群(AIDS)
問題103 アレルギーⅤ型(刺激型)反応はどれか。
- 血清病
- ツベルクリン反応
- バセドウ(Basedow)病
- 新生児重症黄疸
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3.バセドウ(Basedow)病
問題98 正しい組合せはどれか。
- 経皮感染 ─── 結核
- 経胎盤(母子)感染 ─── トキソプラズマ症
- 接触感染 ─── 赤痢
- 経口感染 ─── 百日咳
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2.経胎盤(母子)感染 ─── トキソプラズマ症
問題102 サイトカインでないのはどれか。
- ヒスタミン
- インターフェロン
- コロニー刺激因子
- 腫瘍壊死因子
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1.ヒスタミン
問題103 後天性免疫不全症候群(AIDS)で正しいのはどれか。
- 輸血では感染しない。
- 悪性腫瘍の要因とはならない。
- HCVの感染による。
- ヘルパーT細胞が減少する。
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4.ヘルパーT細胞が減少する。
問題104 自己免疫疾患と症候との組合せで正しいのはどれか。
- 全身性エリテマトーデス ─── リウマチ結節
- 強皮症 ─── 蝶形紅斑
- シェーグレン(Sjgren)症候群 ─── 口内乾燥
- 多発性筋炎 ─── レイノー症状
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3.シェーグレン(Sjgren)症候群 ─── 口内乾燥
問題103 自己免疫疾患でないのはどれか。
- 後天性免疫不全症候群(AIDS)
- 全身性工リテマトーデス
- 結節性多発性動脈炎
- 関節リウマチ
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1.後天性免疫不全症候群(AIDS)
問題105 Ⅳ型アレルギー(遅延型過敏反応)はどれか。
- 花粉症
- RH不適合輸血
- ツベルクリン反応
- 血清病
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3.ツベルクリン反応
問題104 補体の説明で誤っているのはどれか。
- 血清に多量に存在する。
- 食細胞の貪食作用を促進する。
- 免疫複合体により活性化される。
- タンパク質一次構造の多様性を示す。
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4.タンパク質一次構造の多様性を示す。
問題105 花粉症の病態で正しいのはどれか。
- Tリンパ球により誘導される遅延型反応である。
- 細胞膜抗原に結合する抗体で誘導される細胞傷害反応である。
- IgEが抗原を認識して誘導される即時型反応である。
- 免疫複合体によって誘導される組織障害反応である。
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3.IgEが抗原を認識して誘導される即時型反応である。
問題104 免疫担当細胞と関連病態・機能との組合せで誤っているのはどれか。
- 細胞傷害性Tリンパ球-移植臓器の拒絶反応
- ヘルパーTリンパ球-後天性免疫不全症候群で減少
- Bリンパ球-ウイルス感染細胞の破壊
- ナチュラルキラー細胞-自己防衛的役割
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3.Bリンパ球-ウイルス感染細胞の破壊
問題105 アレルギー分類と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
- Ⅰ型(アナフィラキシー型)-花粉症
- Ⅱ型(細胞傷害型)-異型輸血
- Ⅲ型(免疫複合体型)-血清病
- Ⅳ型(遅延型)-自己免疫性溶血
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4.Ⅳ型(遅延型)-自己免疫性溶血
問題103 花粉症に関連するのはどれか。
- アレルゲン特異的IgE抗体
- 免疫複合体の沈着
- 細胞性免疫反応
- 自己抗体
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1.アレルゲン特異的IgE抗体
問題104 抗原感作されたTリンパ球によって起こり細胞性免疫反応とも呼ばれるアレルギーはどれか。
- 刺激型反応
- 遅延型反応
- 細胞傷害型反応
- 免疫複合体型反応
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2.遅延型反応
問題104 後天性の免疫不全はどれか。
- 重症複合型免疫不全症
- ディジョージ(DiGeorge)症候群
- 伴性無ガンマグロブリン血症
- ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症
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4.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症
問題105 アレルギー反応で正しい組合せはどれか。
- Rh血液型不適合胎児赤芽球症-I型
- 気管支喘息-Ⅱ型
- バセドウ(Basedow)病-Ⅲ型
- ツベルクリン反応-Ⅳ型
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4.ツベルクリン反応-Ⅳ型
問題124 IV型アレルギーに分類されるのはどれか。
- 特発性血小板減少性紫斑病
- バセドウ(Basedow)病
- 金属アレルギー
- 花粉症
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3.金属アレルギー
問題125 後天性免疫不全症候群(AIDS)で誤っているのはどれか。
- HIV ウイルス感染によって起こる。
- CD8⁺T細胞が選択的に傷害される。
- 日和見感染を起こす。
- 悪性リンパ腫を合併する。
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2.CD8⁺T細胞が選択的に傷害される。
問題126 薬剤注射直後に起こり得る副反応の機序はどれか。
- IgE が抗原と結合して誘導される即時型反応
- 細胞膜抗原に結合する抗体に誘導される細胞傷害反応
- 免疫複合体に誘導される組織傷害反応
- Tリンパ球に誘導される遅延型反応
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1.IgE が抗原と結合して誘導される即時型反応
問題125 自己免疫疾患と特徴の組合せで誤っているのはどれか。
- 橋本病ーー口内乾燥症
- 関節リウマチーー滑膜炎
- 多発性筋炎-皮膚筋炎ーー脱力
- 全身性エリテマトーデスーー抗核抗体
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1.橋本病ーー口内乾燥症
問題 125 Ⅴ型(刺激型反応)アレルギーに分類されるのはどれか。
- 蕁麻疹
- IgA腎症
- 異型輸血
- バセドウ(Basedow)病
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4. バセドウ(Basedow)病
まとめ
アレルギーの範囲などは類維持問題が多く出題されます。教科書を開いて1つずつ覚えるより過去問で一気に覚えていくのが効率的には
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