柔道整復師国家試験、病理学の部分別問題循環障害の範囲になります。
循環障害の範囲では出血、うっ血などとにまつわる様な問題や、心臓にまつわる問題が多く出題されています。この範囲は難しい問題と簡単な問題の差がすごいので選んで勉強するのも良いと思います。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
病理学:循環障害
問題69 充血について誤っているのはどれか。
- 狭義では組織、臓器内に動脈血が充満した状態をいう。
- 機能性、作業性、炎症性などに分類できる。
- 充血部位は温度の上症、拍動がみられ暗赤色調を呈する。
- 消化時の消化管や筋運動時の当該筋にも生理的に起こる。
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3.充血部位は温度の上症、拍動がみられ暗赤色調を呈する。
問題70 出血について誤っているのはどれか。
- 赤血球が血管外に出ることは出血の判断として重要である。
- 出血のメカニズムは破綻性と漏出性とがある。
- 漏出性出血は細菌毒素、ビタミンC欠乏、血小板の異常などで起こる。
- 肺からの出血をメレナという。
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4.肺からの出血をメレナという。
問題71 塞栓と梗塞について誤っているのはどれか。
- 塞栓には血栓、腫瘍細胞塊、脂肪組織などがある。
- 潜函病は塞栓が血栓の例である。
- 塞栓が化膿菌のときには多発性膿瘍を生じやすい。
- 梗塞には貧血性梗塞と出血性梗塞がある。
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2.潜函病は塞栓が血栓の例である。
問題67 循環障害について誤っているのはどれか。
- アテローム性動脈硬化により冠状動脈が閉塞する。
- 慢性肺うっ血が長期にわたると全身の浮腫が起こる。
- 心不全では赤血球の還元ヘモグロビンが減少しチアノーゼを呈する。
- 肝硬変では食道静脈瘤が形成される。
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3.心不全では赤血球の還元ヘモグロビンが減少しチアノーゼを呈する
問題76 水症(浮腫)の原因とならないのはどれか。
- 腎不全
- リンパ管のフィラリア原虫
- 低タンパク血症
- 大量出血
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4.大量出血
問題78 局所的循環障害について正しいのはどれか。
- バージャー病は小動脈の一過性収縮による手指の阻血を起こす。
- レイノー病は血栓性の動脈閉塞を起こす。
- 充血は中小動脈が拡張し局所的に動脈血が増量する。
- 潜函病は脂肪塞栓による。
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3.充血は中小動脈が拡張し局所的に動脈血が増量する。
問題70 心不全でみられる浮腫の原因はどれか。
- リンパ管の閉塞
- 動脈の拡張
- ナトリウムの蓄積
- 毛細血管内圧の亢進
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4.毛細血管内圧の亢進
問題67 自覚症状でないのはどれか。
- 白血球増多
- 倦怠
- 悪心
- 熱感
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1.白血球増多
問題68 誤っている組合せはどれか。
- 痛風 ─── 高尿酸血症
- 閉塞性黄疸 ─── 間接ビリルビン上昇
- ヘモクロマトーシス ─── ヘモジデリン沈着
- 褐色萎縮 ─── リポフスチン沈着
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2.閉塞性黄疸 ─── 間接ビリルビン上昇
問題68 誤っている組合せはどれか。
- 痛風 ─── 高尿酸血症
- 閉塞性黄疸 ─── 間接ビリルビン上昇
- ヘモクロマトーシス ─── ヘモジデリン沈着
- 褐色萎縮 ─── リポフスチン沈着
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2.閉塞性黄疸 ─── 間接ビリルビン上昇
問題78 梗塞が原因となるのはどれか。
- 水頭症
- 脳軟化症
- 狭心症
- 水腎症
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2.脳軟化症
問題74 出血について誤っているのはどれか。
- 出血とは血液の全成分が血管外に出ることである。
- 血管の損傷による出血を破綻性出血という。
- タール便は下部消化管からの出血を意味する。
- 組織内に限局した出血塊を血腫と呼ぶ。
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3.タール便は下部消化管からの出血を意味する
問題78 誤っているのはどれか。
- 塞栓は血流によって運ばれる異物である。
- 血栓は生体の血管内血液凝固である。
- 血小板血栓には赤血球が含まれる。
- 梗塞は動脈の閉塞による虚血性壊死である。
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3.血小板血栓には赤血球が含まれる。
問題75 壊血病に関係するのはどれか。
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンC
- ビタミンD
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3.ビタミンC
問題78 出血について誤っているのはどれか。
- 動脈性は鮮紅色である。
- 静脈性は動脈性に比較して緩徐である。
- タール便は上部消化管出血を意味する。
- 肺からの出血は吐血である。
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4.肺からの出血は吐血である。
問題70 ビタミンC欠乏が原因で起こる疾患はどれか。
- 脚気
- 壊血病
- 夜盲症
- 悪性貧血
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2.壊血病
問題66 血栓症の原因でないのはどれか。
- リウマチ性心内膜炎
- 静脈瘤
- 広範な熱傷
- 潰瘍性大腸炎
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4.潰瘍性大腸炎
問題67 浮腫の原因でないのはどれか。
- ネフローゼ症候群
- レイノー病
- フィラリア症
- 低蛋白血症
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2.レイノー病
問題78 動脈性充血でみられる局所の変化はどれか。
- 萎縮
- 温度の上昇
- チアノーゼ
- 凝固壊死
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2.温度の上昇
問題74 浮腫の成因でないのはどれか。
- 毛細血管庄の上昇
- 脈血流量の低下
- 血管透過性の克進
- 血漿蛋白量の低下
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2.脈血流量の低下
問題71 充血の原因とならないのはどれか。
- 温熱
- 擦過
- 水腫
- 感染
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3.水腫
問題70 うっ血の組合せで誤っているのはどれか。
- 肺 ─── 心臓病細胞
- 肝 ─── にくずく肝
- 脾 ─── サゴ脾
- 下肢 ─── 静脈瘤
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3.脾 ─── サゴ脾
問題78 門脈圧亢進症の症状でないのはどれか。
- うっ血性心不全
- 食道静脈瘤
- 腹水
- メズサの頭
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1.うっ血性心不全
問題79 浮腫の原因で誤っている組合せはどれか。
- 血管透過性の亢進 ─── 炎症
- 毛細血管圧の上昇 ─── 鉄欠乏性貧血
- 血漿蛋白質の低下 ─── ネフローゼ症候群
- リンパ管の閉塞 ─── フィラリア症
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2.毛細血管圧の上昇 ─── 鉄欠乏性貧血
問題97 分泌過剰で満月様顔貌、高血圧および多毛となるのはどれか。
- コルチゾン
- インスリン
- 成長ホルモン
- 甲状腺ホルモン
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1.コルチゾン
問題99 うっ血と関係ない変化はどれか。
- 心不全細胞
- 水腎症
- にくずく肝
- メズサの頭
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2.水腎症
問題100 最も多い塞栓はどれか。
- 腫瘍
- 血栓
- 空気
- 脂肪
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2.血栓
問題102 誤っている組合せはどれか。
- 肺うっ血 ─── 左心不全
- にくずく肝 ─── 肝硬変
- 下肢のうっ血 ─── 妊娠
- 腹水 ─── 門脈圧亢進
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2.にくずく肝 ─── 肝硬変
問題101 潜函病の原因はどれか
- 血栓塞栓
- 空気塞栓
- 脂肪塞栓
- 腫瘍塞栓
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2.空気塞栓
問題98 出血性梗塞を起こしやすいのはどれか。
- 大脳
- 心臓
- 肺臓
- 腎臓
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3.肺臓
問題99 浮腫の原因で誤っているのはどれか。
- リンパ管の閉塞
- 毛細血管壁の透過性亢進
- 毛細血管内圧の低下
- 血漿蛋白量の低下
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3.毛細血管内圧の低下
問題100 高血圧症でみられる心筋の変化はどれか。
- 過形成
- 肥大
- 再生
- 萎縮
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2.肥大
問題99 誤っている組合せはどれか。
- 腎性浮腫 ─── 高蛋白血症
- 下肢の慢性浮腫 ─── フィラリア症
- 肺水腫 ─── 左心不全
- 炎症性浮腫 ─── 血管透過性亢進
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1.腎性浮腫 ─── 高蛋白血症
問題101 誤っているのはどれか。
- うっ血は静脈血の還流障害によって起こる。
- 肝うっ血では小葉辺縁帯にうっ血が強い。
- 肺うっ血は左心不全によって起こる。
- 肝硬変で門脈圧は亢進する。
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2.肝うっ血では小葉辺縁帯にうっ血が強い。
問題102 誤っているのはどれか。
- 多血症では血栓形成が起こりやすい。
- 静脈血栓症の好発部位は上肢の静脈である。
- 血栓は血流が緩徐な部分で形成されやすい。
- 播種性血管内凝固症候群ではフィブリン微小血栓の形成がみられる。
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2.静脈血栓症の好発部位は上肢の静脈である。
問題100 血管壁の脆弱性により出血傾向を呈する疾患はどれか。
- 血友病A
- 新生児メレナ
- 血小板減少性紫斑病
- アレルギー性紫斑病
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4.アレルギー性紫斑病
問題101 貧血性梗塞が起こりにくい臓器はどれか。
- 脳
- 肝臓
- 心臓
- 腎臓
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2.肝臓
問題101 血栓形成の順序で正しいのはどれか。
- 内皮障害→フィブリン凝固→血小板凝集→器質化
- 内皮障害→血小板凝集→フィブリン凝固→器質化
- 内皮障害→フィブリン凝固→器質化→血小板凝集
- 内皮障害→血小板凝集→器質化→フィブリン凝固
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2.内皮障害→血小板凝集→フィブリン凝固→器質化
問題102 ネフローゼ症候群で全身性浮腫が生じる原因はどれか。
- 血管透過性の亢進
- 毛細血管圧の上昇
- 血漿膠質浸透圧の低下
- リンパ管の閉塞
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3.血漿膠質浸透圧の低下
問題99 循環障害の定義で誤っているのはどれか。
- うっ血とは動脈血が組織や臓器にうっ滞している状態
- 充血とは組織、臓器内を流れる血液量が過剰の状態
- 血栓症とは凝固血が血管壁に付着している状態
- 塞栓症とは血管内異物により小血管腔が閉塞する状態
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1.うっ血とは動脈血が組織や臓器にうっ滞している状態
問題100 病態と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- 腎動脈狭窄-本態性高血圧症
- 冠動脈閉塞-狭心症
- 左心不全-肺水腫
- 粥状動脈硬化-糖尿病性網膜症
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3.左心不全-肺水腫
問題101 浮腫のメカニズムで誤っている組合せはどれか。
- 蜂窩織炎-血管透過性の亢進
- ネフローゼ症候群-膠質浸透圧の低下
- 熱傷-毛細血管圧の上昇
- フィラリア症-リンパ管の閉塞
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3.熱傷-毛細血管圧の上昇
問題98 組織・臓器の循環障害で正しい組合せはどれか。
- 充血-静脈血が貯留した状態
- うっ血-流れる血液が過剰な状態
- 血栓-血管の支配領域が壊死した状愆
- 虚血-動脈の血液供給が減少した状態
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4.虚血-動脈の血液供給が減少した状態
問題99 門脈圧亢進症の症状で正しいのはどれか。
- 肺うっ血
- ニクズク肝
- 下肢静脈瘤
- メズサの頭
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4.メズサの頭
問題100 浮腫の成因でないのはどれか。
- 血管透過性の亢進
- 体腔へのリンパ液の貯留
- 血漿膠質浸透圧の低下
- リンパ管の閉塞
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2.体腔へのリンパ液の貯留
問題100 血小板減少の原因となるのはどれか。
- ビタミンCの不足
- ビタミンKの不足
- 放射線の大量被曝
- 血液凝固因子の不足
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3.放射線の大量被曝
問題101 浮腫の成因と発生機序の組合せで誤っているのはどれか。
- 低アルブミン血症による浮腫-血漿膠質浸透圧の低下
- 乳癌術後の患側肢の浮腫-リンパ管の閉塞
- 心不全による浮腫-毛細血管内圧の上昇
- ネフローゼ症候群による浮腫-血管透過性の亢進
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4.ネフローゼ症候群による浮腫-血管透過性の亢進
問題101 門脈圧亢進に続発する徴候で誤っているのはどれか。
- 腹水
- 脾腫
- 肝硬変
- 食道静脈瘤
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3.肝硬変
問題102 静脈血栓塞栓症における塞栓部位はどれか。
- 門脈
- 腎静脈
- 冠状動脈
- 肺動脈
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4.肺動脈
問題103 フィラリア症でみられる浮腫の成因はどれか。
- 血管透過性の亢進
- 毛細血管圧の上昇
- 膠質浸透圧の低下
- リンパ管の閉塞
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4.リンパ管の閉塞
問題120 血中間接(非抱合型)ビリルビンが増加するのはどれか。
- 胆石症
- デュビン・ジョンソン(Dubin-Johnson)症候群
- 乳頭部癌
- 溶血性貧血
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4.溶血性貧血
問題121 出血に関する組合せで正しいのはどれか。
- 血友病-微小血栓
- 外傷-漏出性出血
- 動脈瘤-破綻性出血
- 血小板減少-新生児メレナ
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3.動脈瘤-破綻性出血
問題122 塞栓とその原因の組合せで誤っているのはどれか。
- 骨髄塞栓-心臓マッサージ
- 空気塞栓-潜函病
- 脂肪塞栓-外傷
- 腫瘍塞栓-白血病
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4.腫瘍塞栓-白血病
問題123 出血性梗塞を起こしやすい臓器はどれか。
- 心臓
- 肺臓
- 脾臓
- 腎臓
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2.肺臓
問題121 外傷に直接関連しないのはどれか。
- 空気塞栓
- 血栓塞栓
- 脂肪塞栓
- 骨髄塞栓
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2.血栓塞栓
問題121 肺塞栓症の原因となる血栓ができる部位はどれか。
- 大動脈瘤
- 左心耳
- 大腿静脈
- 肺静脈
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3.大腿静脈
問題122 血液中の濃度低下が浮腫を引き起こすのはどれか。
- アルブミン
- ヒスタミン
- キニン
- ヘモグロビン
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1.アルブミン
問題120 肺うっ血の原因となるのはどれか。
- 肝硬変
- 左心不全
- 下肢静脈瘤
- 心タンポナーデ
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2.左心不全
問題121 血栓形成の原因となるのはどれか。
- 脱水
- 血小板減少
- 第Ⅷ因子欠乏
- ビタミンC欠乏
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1.脱水
問題 121 うっ血で正しいのはどれか。
- 肺うっ血は右心不全によっておこる。
- 下肢のうっ血では下肢静脈瘤が生じやすい。
- 門脈圧亢進症では腹水より胸水をきたしやすい。
- うっ血肝では小葉中心部が黄色、辺縁部が暗赤色を呈する。
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2. 下肢のうっ血では下肢静脈瘤が生じやすい。
問題 122 高血圧の合併症で誤っているのはどれか。
- 脳出血
- 心筋過形成
- 腎糸球体硬化
- 動脈硬化進行
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2. 心筋過形成
問題 123 代謝性の変化はどれか。
- トレーニングによる骨格筋の発達
- 加齢男性の前立腺肥大
- 妊娠時乳腺組織の発達
- 左腎摘出後の右腎肥大
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4. 左腎摘出後の右腎肥大
まとめ
出題される問題の中ではイメージがしづらい問題もあると思います。まずは過去問を利用して答えだけでも覚える様にしておきましょう。そうすることで類似問題が解ける様になります。
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