柔道整復師国家試験、生理学の部分別問題血液の生理学の範囲になります。
血液の生理学では赤血球や白血球、グロブリンなどの範囲から出題されます。またホルモンの作用や働きも出題されます。イメージはしやすい範囲なので落とさないようにしましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
生理学:血液の生理学
問題33 成人男女間で正常値に差のあるのはどれか。
- 血液凝固時間
- 白血球数
- 血小板数
- ヘマトクリット値
解答はこちらをタップ
4.ヘマトクリット値
問題34 ヘモグロビンについて誤っているのはどれか。
- 血中炭酸ガスの一部を運搬する。
- 血液の緩衝作用に寄与する。
- 鉄とグロビンという蛋白質とからなる。
- 分解されるとビリルビンが生じる。
解答はこちらをタップ
3.鉄とグロビンという蛋白質とからなる。
問題41 肝細胞の機能について誤っているのはどれか。
- グリコーゲンを分解し血中にブドウ糖を放出する。
- 免疫グロブリンを産生する。
- 胆汁を生成する。
- 尿素を生成する。
解答はこちらをタップ
2.免疫グロブリンを産生する。
問題42 腎循環について誤っているのはどれか。
- 腎血漿流量の大部分は糸球体を素通りする。
- 腎血流量を一定に調節する中枢は延髄にある。
- 糸球体ろ過量は血漿の膠質浸透圧に左右される。
- 腎を流れる血液は毛細血管を2回通過する。
解答はこちらをタップ
2.腎血流量を一定に調節する中枢は延髄にある。
問題34 赤血球について誤っているのはどれか。
- 主な働きは酸素の運搬である。
- 色はヘモグロビンに由来する。
- エリスロポイエチンにより増加する。
- 無核の球形細胞である。
回答はこちらをタップ
4.無核の球形細胞である。
問題39 血液のガス運搬について誤っているのはどれか。
- 血液中O2の大部分は化学的に溶解している。
- CO2の大部分は血漿により運搬される。
- 赤血球中の炭酸脱水酵素はCO2運搬を促進する。
- 血液中CO2分圧が高くなるとヘモグロビンの酸素結合力は強くなる。
回答はこちらをタップ
4.血液中CO2分圧が高くなるとヘモグロビンの酸素結合力は強くなる。
問題45 血液凝固に関与しないのはどれか。
- トロンボプラスチン
- フィブリノーゲン
- プラスミノーゲン
- プロトロンビン
回答はこちらをタップ
3.プラスミノーゲン
問題33 ABO式血液型について誤っているのはどれか。
- 凝集原にはAとBとがある。
- メンデルの法則により遺伝する。
- A型の遺伝因子はAAまたはAOである。
- B型血液は凝集原Bと凝集素βとをもつ。
回答はこちらをタップ
4.B型血液は凝集原Bと凝集素βとをもつ。
問題34 ビリルビンについて誤っているのはどれか。
- ヘモグロビンの分解産物である。
- 腸内細菌により還元される。
- 赤血球の酸素化を抑制する。
- 胆汁成分の一種である。
回答はこちらをタップ
3.赤血球の酸素化を抑制する。
問題33 血中で最も数が多いのはどれか。
- 血小板
- 好中球
- 単球
- 赤血球
回答はこちらをタップ
3.単球
問題35 血液中の酸素運搬に関与しないのはどれか。
- ヘモグロビン
- 血漿蛋白濃度
- 酸素分圧
- pH
回答はこちらをタップ
2.血漿蛋白濃度
問題32 血液凝固に関与しないのはどれか。
- ビタミンA
- ヘパリン
- プロトロンビン
- カルシウムイオン
回答はこちらをタップ
1.ビタミンA
問題46 誤っている組合せはどれか。
- 血液型 ─── Rh因子
- 血液凝固 ─── プラスミン
- 液性免疫 ─── γ-グロブリン
- ガス運搬 ─── ヘモグロビン
回答はこちらをタップ
2.血液凝固 ─── プラスミン
問題32 血漿蛋白質の機能でないのはどれか。
- 造血機能
- 栄養機能
- 免疫機能
- 担送機能
回答はこちらをタップ
1.造血機能
問題33 酸素とヘモグロビンとの結合を左右する因子でないのはどれか。
- 酸素分圧
- 血糖
- 温度
- 水素イオン濃度
回答はこちらをタップ
2.血糖
問題32 血漿で誤っているのはどれか。
- 細胞外液の1区分である。
- 0.9%食塩水と等張である。
- 血清からフィブリノゲンを除いたものである。
- 二酸化炭素運搬機能がある。
回答はこちらをタップ
3.血清からフィブリノゲンを除いたものである。
問題33 心臓の機能で誤っているのはどれか。
- 心室内圧が心房内圧より低くなると房室弁が閉じる。
- 収縮刺激は洞結節で発生する。
- 静脈圧の増加によって1回拍出量が増加する。
- 迷走神経の興奮によって心拍数は減少する。
回答はこちらをタップ
1.心室内圧が心房内圧より低くなると房室弁が閉じる
問題33 外分泌液に含まれる免疫グロブリンはどれか。
- IgG
- IgA
- IgM
- IgE
解答はこちらをタップ
2.IgA
問題34 血液凝固に関係するのはどれか。
- フィブリン
- アルブミン
- グロブリン
- ヘモグロビン
解答はこちらをタップ
1.フィブリン
問題35 血液中の二酸化炭素分圧の変化に最も敏感なのはどれか。
- 頸動脈小体
- 大動脈体
- 中枢性化学受容器
- 頸動脈洞
解答はこちらをタップ
3.中枢性化学受容器
問題33 誤っているのはどれか。
- 血液幹細胞からすべての血球が産生される。
- 血小板は無核である。
- 単球は組織中で肥満細胞に変化する。
- 胎児の肝臓では造血が行われる。
回答はこちらをタップ
3.単球は組織中で肥満細胞に変化する
問題31 血液の緩衝作用に関与しないのはどれか。
- グルコース
- ヘモグロビン
- 血漿蛋白
- 重炭酸イオン
回答はこちらをタップ
1.グルコース
問題32 異常値を示す組合せはどれか。
- 血漿蛋白質 ─── 7.5g/dl
- 空腹時血糖 ─── 100mg/dl
- 白血球 ─── 7000/m㎡
- ヘマトクリット ─── 60%
回答はこちらをタップ
4.ヘマトクリット ─── 60%
問題34 ヘモグロビンの酸素結合度が増加する要因はどれか。
a.温度低下 b.DPG(2.3-ジフォスグリセリン酸)減少 c.pH低下 d.酸素分圧減少
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
回答はこちらをタップ
1.a、b
問題32 止血に関係しないのはどれか。
- プラスミン
- ハーゲマン因子
- フィブリノゲン
- カルシウムイオン
回答はこちらをタップ
1.プラスミン
問題35 ヘモグロビンの酸素解離曲線の偏移について誤っている組合せはどれか。
- ボーア効果 ─── 右下方
- 温度上昇 ─── 右下方
- DPG増加 ─── 左上方
- PH上昇 ─── 左上方
回答はこちらをタップ
3.DPG増加 ─── 左上方
問題39 血漿膠質浸透圧への影響が最も大きいのはどれか。
- アルブミン
- グルコース
- グロブリン
- ナトリウム
回答はこちらをタップ
1.アルブミン
問題40 血液凝固因子の生合成に必要なのはどれか。
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンK
回答はこちらをタップ
4.ビタミンK
問題61 肥満細胞と結合する免疫グロブリンはどれか。
- IgA
- IgE
- IgG
- IgM
回答はこちらをタップ
2.IgE
問題62 線維素溶解現象を引き起こすのはどれか。
- プラスミン
- フィブリノゲン
- トロンボプラスチン
- プロトロンビン
回答はこちらをタップ
1.プラスミン
問題62 正常血漿の組成はどれか。
- Na+140mEq/l、K+5mEq/l、Cl-100mEq/l
- Na+140mEq/l、K+5mEq/l、Cl-10mEq/l
- Na+10mEq/l、K+140mEq/l、Cl-100mEq/l
- Na+10mEq/l、K+140mEq/l、Cl-10mEq/l
解答はこちらをタップ
2.Na+140mEq/l、K+5mEq/l、Cl-10mEq/l
問題63 血液凝固に関して正しいのはどれか。
- ビタミンKが不足すると凝固能が低下する。
- フィブリンは一次血栓を形成する。
- カルシウムは血液凝固を抑制する。
- プラスミンは抗凝固剤である。
解答はこちらをタップ
1.ビタミンKが不足すると凝固能が低下する。
問題62 代謝性アシドーシスの時、血液にみられる所見はどれか。2つ選べただし、血漿HCO3-濃度の正常値は25mEq/lである。
- pH7.2
- pH7.6
- HCO3-濃度20mEq/l
- HCO3-濃度30mEq/l
回答はこちらをタップ
1.pH7.2
3.HCO3-濃度20mEq/l
問題63 遺伝性に存在している抗体はどれか。
- 花粉に対する抗体
- ウィルスに対する抗体
- 抗A抗体(a凝集素)
- Rh抗原に対する抗体
回答はこちらをタップ
3.抗A抗体(a凝集素)
問題66 ヘモグロビンの酸素解離曲線に関して、誤りはどれか。
- 温度の高い組織では、酸素の解離は多くなる
- phの低い組織では、酸素の結合は少なくなる
- 代謝が低下した組織では、曲線は右方へシフトする
- CO2分圧の低い組織では、酸素結合度は上がる
回答はこちらをタップ
3.代謝が低下した組織では、曲線は右方へシフトする
問題70 黄疸の発生に関与するのはどれか。
- コレステロール
- ヘモグロビン
- フィブリノゲン
- グリコーゲン
回答はこちらをタップ
2.ヘモグロビン
問題62 線維素を溶解するのはどれか。
- ビタミンK
- トロンビン
- プラスミン
- フィブリノゲン
回答はこちらをタップ
3.プラスミン
問題63 抗A抗体(α凝集素)があるのはどの血液型か。2つ選べ。
- A型
- B型
- AB型
- O型
解答はこちらをタップ
2.B型
4.O型
問題63 線維素を溶解するのはどれか。
- 第Ⅷ因子
- ビタミンK
- プラスミン
- フィブリノーゲン
解答はこちらをタップ
3.プラスミン
問題66 ヘモグロビンからの酸素解離を促進するのはどれか。
- 酸素分圧上昇
- 二酸化炭素分圧低下
- 低温
- アシドーシス
解答はこちらをタップ
4.アシドーシス
問題77 ビタミンDの活性化に重要な臓器はどれか。
- 肺
- 腎臓
- 心臓
- 脾臓
解答はこちらをタップ
2.腎臓
問題61 蛋白質濃度が最も低いのはどれか。
- 血漿
- 血清
- 組織液
- 細胞内液
解答はこちらをタップ
3.組織液
問題62 ABO式血液型のAB型のヒトで正しいのはどれか。
- α(抗A)凝集素のみみられる。
- β(抗B)凝集素のみみられる。
- α凝集素とβ凝集素の両方みられる。
- α凝集素とβ凝集素のいずれもみられない。
解答はこちらをタップ
4.α凝集素とβ凝集素のいずれもみられない。
問題63 寿命を終えた赤血球を破壊する主な臓器はどれか。
- 脾臓
- 骨髄
- 心臓
- 腎臓
解答はこちらをタップ
1.脾臓
問題62 血漿には含まれるが血清には含まれないのはどれか。
- 抗A抗体
- 血小板
- 尿素
- フィブリノゲン
解答はこちらをタップ
4.フィブリノゲン
問題63 ヘモグロビンが酸素を解離しやすい要因はどれか。
- 窒素分圧の上昇
- 温度の上昇
- pHの上昇
- 塩素濃度の上昇
解答はこちらをタップ
2.温度の上昇
問題63 フィブリンを分解するのはどれか。
- トロンビン
- プラスミン
- セロトニン
- カルシウムイオン
解答はこちらをタップ
2.プラスミン
問題65 ヘモグロビンの酸素解離曲線が左方偏移する要因はどれか。
- 血圧の上昇
- 血液のpHの上昇
- 血液の温度の上昇
- 血液の二酸化炭素分圧の上昇
解答はこちらをタップ
2.血液のpHの上昇
問題63 エリスロポエチンによって増加するのはどれか。
- 赤血球
- 血小板
- リンパ球
- 顆粒白血球
解答はこちらをタップ
1.赤血球
問題64 好中球の機能はどれか。
- マクロファージとなる。
- 免疫グロブリンを分泌する。
- ウイルス感染細胞を破壊する。
- 細菌を貪食して殺菌する。
解答はこちらをタップ
4.細菌を貪食して殺菌する。
問題62 胸腺で成熟する細胞はどれか。
- 好中球
- 好酸球
- Bリンパ球
- Tリンパ球
解答はこちらをタップ
4.Tリンパ球
問題63 生合成にビタミンKを必要とする血液凝固因子はどれか。
- 第Ⅰ因子(フィブリノゲン)
- 第Ⅱ因子(プロトロンビン)
- 第Ⅲ因子(組織トロンボプラスチン)
- 第Ⅷ因子(抗血友病因子)
解答はこちらをタップ
2.第Ⅱ因子(プロトロンビン)
問題62 貪食作用があるのはどれか。
- 赤血球
- 好中球
- 血小板
- Tリンパ球
回答はこちらをタップ
2.好中球
問題63 肥満細胞と結合してヒスタミンを遊離する免疫グロブリンはどれか。
- IgA
- IgE
- IgG
- IgM
回答はこちらをタップ
2.IgE
問題62 血液中で最も多いのはどれか。
- 赤血球
- 血小板
- リンパ球
- 顆粒白血球
解答はこちらをタップ
1.赤血球
問題83 分解されてビリルビンになるのはどれか。
- ヘム
- グロビン
- グロブリン
- アルブミン
回答はこちらをタップ
1.ヘム
問題84 フィブリノゲンをフィブリンに変換するのはどれか。
- コラーゲン
- セロトニン
- トロンビン
- プラスミン
回答はこちらをタップ
3.トロンビン
問題83 老化した赤血球が破壊される臓器はどれか。
- 心臓
- 骨髄
- 腎臓
- 脾臓
回答はこちらをタップ
4.脾臓
問題84 細胞とその機能の組合せで正しいのはどれか。
- 好中球-抗体産生
- Bリンパ球-細胞破壞
- Tリンパ球-貪食殺菌
- マクロファージ-抗原提示
回答はこちらをタップ
4.マクロファージ-抗原提示
問題89 血液中の二酸化炭素の運搬形態で最も多いのはどれか。
- 重炭酸イオン
- カルバミノ化合物
- 血漿に物理的に溶解したもの
- 赤血球中に物理的に溶解したもの
回答はこちらをタップ
1.重炭酸イオン
問題93 蛋白質に結合しないで血中運搬されるのはどれか。
- ビタミンD
- エストロゲン
- 甲状腺ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン
回答はこちらをタップ
4.副腎皮質刺激ホルモン
問題91 線維素溶解現象で分解されるのはどれか。
- グロブリン
- トロンビン
- フィブリン
- プラスミン
回答はこちらをタップ
3.フィブリン
問題92 液性免疫を担うのはどれか。
- 抗 体
- 好中球
- インターフェロン
- 細胞傷害性Tリンパ球
回答はこちらをタップ
1.抗 体
問題94 血中のリン酸濃度を低下させるのはどれか。
- インスリン減少
- カルシトニン減少
- ビタミンD過剰
- 副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン)過剰
回答はこちらをタップ
4.副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン)過剰
問題101 食前と比べて食後60分に血液中の値が低下するのはどれか。
- 血 糖
- 尿素窒素
- インスリン
- グルカゴン
回答はこちらをタップ
4.グルカゴン
問題93 免疫担当細胞で正しいのはどれか。
- B細胞は胸腺で増殖する。
- T細胞は形質細胞となる。
- 樹状細胞はマクロファージとなる。
- 好塩基球はアレルギー反応を誘導する。
回答はこちらをタップ
4.好塩基球はアレルギー反応を誘導する。
問題100 ヘモグロビンの酸素解離曲線が左方にシフトする要因はどれか。
- pHの上昇
- 温度の上昇
- 酸素分圧の上昇
- 2,3-ジホスホグリセリン酸の増加
回答はこちらをタップ
1.pHの上昇
問題 93 血小板の産生を促進するのはどれか。
- フィブリノゲン
- トロンボポエチン
- 顆粒球コロニー刺激因子(GーCSF)
- マクロファージコロニー刺激因子(M-CFS)
解答はこちらをタップ
2. トロンボポエチン
問題 94 血液型で正しいのはどれか。
- 日本人の約15%はRh陰性である。
- A型の血漿には抗B抗体が存在する。
- B型の赤血球膜表面にはA型抗原が存在する。
- AB型の血漿には抗A抗体と抗B抗体が存在する。
解答はこちらをタップ
2. A型の血漿には抗B抗体が存在する。
まとめ
血液の範囲は広いですが生理学の中では比較的イメージしやすく、得点をとりやすいです。頻出問題も多いので過去問をもとに繰り返し学習していきましょう。
コメント