柔道整復師国家試験過去問【体液の生理学】

柔道整復師国家試験、生理学の部分別問題体液の生理学の範囲になります。

液体の病理学の問題数は少ないですが、問題自体は簡単な問題が多い感覚です。出題された際に得点できないともったいなので得点できるようにしておきましょう。

この過去問を利用してぜひ学習してください。

生理学：体液の生理学

問題32　体液について誤っているのはどれか。

1. 細胞内液は体重の約40％を占める。
2. 細胞外液の状態は内部環境とも呼ばれる。
3. Ｋ＋濃度は細胞内液より細胞外液の方が高い。
4. 血漿は細胞外液の1つである。

問題48　ニューロンの膜電位について誤っているのはどれか。

1. 膜内外のイオン分布の相違により生じる。
2. 静止電位はＫ＋の平衡電位に近い。
3. 活動電位の脱分極相はＮａ＋の細胞内流入による。
4. 活動電位の再分極相はＣａ2＋の細胞外流出による。

問題31　溶血を誘発する因子で誤っているのはどれか。

1. 蛇毒
2. アシドーシス
3. 細胞毒素
4. 低張液

問題39　細胞内液の代表的陰イオンはどれか。

1. 硝酸イオン
2. リン酸イオン
3. 重炭酸イオン
4. 塩素イオン

問題45 体液浸透圧の調節に関与しないのはどれか。

1. 大動脈体
2. 下垂体後葉
3. 腎集合管
4. 視床下部

問題32　代謝性アルカローシスの原因となるのはどれか。

1. ケトン体の増加
2. 頻回の嘔吐
3. 腎機能の低下
4. 呼吸量の増加

問題62 膠質浸透圧を生じるのはどれか。

1. グルコース
2. ナトリウムイオン
3. バゾプレッシン
4. アルブミン

問題62 代謝性アルカローシスをきたすのはどれか。

1. 呼吸量減少によるO2の減少
2. 下痢によるHCO3－の喪失
3. 嘔吐による胃酸の喪失
4. 糖尿病によるケトン体の増加

問題72 腎臓でナトリウムイオンの再吸収を促進するのはどれか。

1. オキシトシン
2. バソプレッシン
3. アルドステロン
4. 心房性ナトリウム利尿ペプチド

問題77 体内におけるカルシウムイオンの役割で正しいのはどれか。

1. 血液の凝固
2. 浸透圧の維持
3. 酸塩基平衡の調節
4. 血液容量の保持

問題61 代償性変化で呼吸促進が起こるのはどれか。

1. 呼吸性アシドーシス
2. 呼吸性アルカローシス
3. 代謝性アシドーシス
4. 代謝性アルカローシス

問題78 非興奮時の神経細胞膜で透過性が最も高いのはどれか。

1. ナトリウムイオン
2. カリウムイオン
3. カルシウムイオン
4. 水素イオン

問題70 血漿膠質浸透圧への影響が大きいのはどれか。

1. アルブミン
2. グルコース
3. グロブリン
4. ナトリウム

問題82 代謝性アシドーシスの血中PHと一次性変化の組合せで正しいのはどれか。

1. (PH)7.65－(HCO3－)増加
2. (PH)7.50－(HCO3－)減少
3. (PH)7.32－(HCO3－)増加
4. (PH)7.31－(HCO3－)減少

問題81 酸塩基平衡で二酸化炭素の体外への排出低下によって起こるのはどれか。

1. 呼吸性アシドーシス
2. 呼吸性アルカローシス
3. 代謝性アシドーシス
4. 代謝性アルカローシス

問題82 神経細胞の活動電位膜電位の急激な上昇に寄与するのはどれか。

1. K+の細胞内への流入
2. K+の細胞外への流出
3. Na+の細胞内への流入
4. Na+の細胞外への流出

問題105 加齢による変化はどれか。

1. 残気量の減少
2. 大腿直筋の筋量の減少
3. 血中コルチゾール濃度の低下
4. 大脳皮質視覚野の容積の減少

まとめ

生理学は全体的に見るとバランスよく配点されています。その中で体液の生理学ではかなり少なく配点されています。過去問で大事なところを確認し試験勉強に役立ててください。