柔道整復師国家試験、一般臨床医学部分別問題代謝疾患の範囲になります。
この範囲では代謝疾患について出題されています。一般臨床医学においては問題の振り分けが難しいので違う問題が分布されていることが多々あります。その際はお問合せから教えていただけると幸いです。
代謝疾患の範囲では主に糖尿病の範囲が出題されます。出題数が多いわけではないですが糖尿病に関してはかなり聞き馴染みのある病名だと思います。しっかりとした知識を入れておかないと試験の後も苦労することがあると思います。しっかりと学習しましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
一般臨床医学:代謝疾患
問題113 糖尿病について正しいのはどれか。
- グルカゴンの不足によって起こる。
- Ⅱ型は自己免疫機序によって起こる。
- 代表的症状として浮腫がみられる。
- 合併症として神経障害がみられる。
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4.合併症として神経障害がみられる。
問題106 糖尿病について誤っているのはどれか。
- インスリン依存型ではやせ型が多い。
- ブドウ糖負荷試験が診断に有用である。
- 管理が悪いと感染症にかかりやすい。
- ニューロパチーは大脳の障害による。
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4.ニューロパチーは大脳の障害による。
問題107 痛風について誤っているのはどれか。
- 男性より女性に多い。
- 高尿酸血症を伴う。
- 第1中足指節関節がおかされやすい。
- 腎障害が合併する。
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1.男性より女性に多い。
問題116 糖尿病について誤っているのはどれか。
- ケトアシドーシスをきたす。
- 尿糖陽性なら糖尿病である。
- 合併症として白内障がある。
- 若年者はⅠ型が多い。
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2.尿糖陽性なら糖尿病である。
問題118 誤っている組合せはどれか。
- 痛風 ─── 高尿酸血症
- 糖尿病 ─── 高血糖
- 末端肥大症 ─── 成長ホルモン分泌過剰
- 尿崩症 ─── バゾプレシン分泌過剰
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4.尿崩症 ─── バゾプレシン分泌過剰
問題101 糖尿病の問診項目として適切でないのはどれか。
- 睡眠
- 体重
- 食事
- 運動
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1.睡眠
問題118 糖尿病の症状について誤っているのはどれか。
- 体重減少
- 眼球突出
- 多尿
- 意識障害
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2.眼球突出
問題116 クッシング症候群にみられないのはどれか。
1.低血圧
2.中心性肥満
3.多毛
4.皮膚線条
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1.低血圧
問題104 3歳の男児。つま先で動揺性に歩き、ふくらはぎが肥大している。最も考えられるのはどれか。
- デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィー
- 福山型先天性筋ジストロフィー
- 筋緊張性ジストロフィー
- 小児性皮膚筋炎
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1.デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィー
問題114
23歳の男性。1週間前に下痢があった。昨日から両下肢の脱力と足先にしびれ感を自覚し、今日になって両手筋力も弱くなり歩行も不自由になった。最も考えられるのはどれか。
- 多発筋炎
- 脳血管障害
- バージャー病
- ギラン・バレー症候群
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4.ギラン・バレー症候群
問題109 Ⅰ型糖尿病の原因はどれか。
- 自己免疫
- 肥満
- 加齢
- 妊娠
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1.自己免疫
問題111 全身性エリテマトーデスでみられるのはどれか。
a.外陰部潰瘍 b.光線過敏症 c.レイノー現象 d.角膜乾燥症
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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3.b、c
問題102 単純性肥満の合併症でみられないのはどれか。
- Ⅱ型糖尿病
- 高脂血症
- 高尿酸血症
- 自然気胸
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4.自然気胸
問題113 高血糖を認めるのはどれか。
- 尿崩症
- 先端肥大症
- 橋本病
- アジソン病
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2.先端肥大症
問題113 悪性腫瘍を最も合併しやすいのはどれか。
- 全身性進行性硬化症
- 皮膚肝炎
- 全身性エリテマトーデス
- 関節リウマチ
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2.皮膚肝炎
問題164 熱傷で正しいのはどれか。
- 凍傷は低温熱傷である。
- 熱傷は皮膚損傷の面積によってⅠ-Ⅲ度に分類される。
- 乳幼児の熱傷面積の概算には「9の法則」を用いる。
- 広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。
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4.広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。
問題150 アキレス腱反射が減弱するのはどれか。
- 変形性頸椎症
- 脳出血
- 糖尿病
- 多発性硬化症
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3.糖尿病
問題151 食道癌の成因でないのはどれか。
- 熱い食物をよく食べる。
- 大量に喫煙をする。
- 高脂肪食の習慣がある。
- 高濃度のアルコールをよく飲む。
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3.高脂肪食の習慣がある。
問題155
48歳の男性。6か月前から歩行すると両下肢が痛むようになり、2週前から左足趾に潰瘍が出現した。タバコを毎日30本、25年間吸っている。考えられるのはどれか。
- 高安病
- バージャー(Buerger)病
- ベーチェット(Behcet)病
- レイノー(Raynaud)病
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2.バージャー(Buerger)病
問題157 過剰摂取が痛風の原因とならないのはどれか。
- 炭水化物
- 脂肪
- アルコール
- タバコ
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4.タバコ
問題147 筋の仮性肥大を生じるのはどれか。
- 筋萎縮性側索硬化症
- 多発性筋炎
- デュシェンヌ(Duchenne)型筋ジストロフィー
- 筋緊張性ジストロフィー
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3.デュシェンヌ(Duchenne)型筋ジストロフィー
問題160 悪性腫瘍を最も合併しやすいのはどれか。
- 全身性硬化症(強皮症)
- 皮膚筋炎
- 全身性エリテマトーデス
- 関節リウマチ
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2.皮膚筋炎
問題157 1型糖尿病で正しいのはどれか。
- 2型糖尿病よりも多い。
- やせ型よりも肥満型に多い。
- 自己免疫機序によって起こる。
- 経口血糖降下薬で治療する。
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3.自己免疫機序によって起こる。
問題154 本態性高血圧症のリスクとならないのはどれか。
- やせ
- ストレス
- 塩分過剰摂取
- アルコール過飲
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1.やせ
問題157 糖尿病の細小血管障害でないのはどれか。
- 腎症
- 昏睡
- 網膜症
- 末梢神経障害
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2.昏睡
問題148 ウィルヒョウリンパ節転移がみられるのはどれか。
- 腋窩リンパ節
- 左鎖骨上窩リンパ節
- 腸骨リンパ節
- 鼡径リンパ節
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2.左鎖骨上窩リンパ節
問題143 栄養状態で正しいのはどれか。
- 肥満はBMI25以上である。
- 標準体重は身長×身長×23である。
- 悪体質は極端にやせが進行した状態である。
- 肥満度は(実測体重-標準体重)÷実測体重×100である。
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1.肥満はBMI25以上である。
問題159 糖尿病の合併症でないのはどれか。
- 眼底出血
- 慢性腎臟病
- くも膜下出血
- 閉塞性動脈硬化症
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3.くも膜下出血
問題167 糖尿病の合併症として生じる神経障害でないのはどれか。
- 手指振戦
- 振動覚低下
- 起立性低血圧
- 膝蓋腱反射消失
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1.手指振戦
問題173 60歳の男性。糖尿病で1日4回インスリン注射を行っている。施術中に眠気を訴え生あくびをするようになった。皮膚は湿潤し、頻脈が認められた。まず行うべきことはどれか。
- 昼 寝
- 飲 水
- 砂糖服用
- インスリン自己注射
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3.砂糖服用
問題163 高血圧に対する生活習慣病の改善で適切でないのはどれか。
- BMIは25未満に維持する。
- 1日あたりの食塩摂取量は10gを目標にする。
- 野菜、果物、低脂肪乳製品を積極的に摂取する。
- ややきつい程度の有酸素運動を1日30分以上行う。
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2.1日あたりの食塩摂取量は10gを目標にする。
問題166 糖尿病の診断基準で正しいのはどれか。
- HbA1c6.5%以上
- 随時血糖値126mg/dL以上
- 空腹時血糖値110mg/dL以上
- 75g経口ブドウ糖負荷試験で1時間後血糖値200mg/dL以上
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1.HbA1c6.5%以上
まとめ
代謝疾患は身の回りに起こるメジャーな疾患が多いです。実際に患者さんに聞かれることも多く、薬なんかの相談を受けることになることもあります。ここは私たちの専門分野ではないのでしたるべき記場所に案内してあげることをお勧めします。また試験的には類似する問題も多いので時間がない方は問題だけでも解いておきましょう。
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