柔道整復師国家試験、一般臨床医学部分別問題触診の範囲になります。
この範囲では触診について出題されています。一般臨床医学においては問題の振り分けが難しいので違う問題が分布されていることが多々あります。その際はお問合せから教えていただけると幸いです。
触診の問題でよく繰り返し出題されるのが虫垂炎についての問題です。よく出題される圧痛点があると思うので確認しておきましょう。そのほかにも骨の触診や臓器触診など多く出題されている問題もあるため確認しておきましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
目次
一般臨床医学:触診
問題108 体表から触れる骨性目標について正しいのはどれか。
- 胸椎の高さは第7頸椎棘突起から数える。
- 肋骨の高さは肩峰から数える。
- 腸骨稜を通る線で腹囲をはかる。
- 膝蓋骨の下縁から一定距離のところで下腿の太さをはかる。
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1.胸椎の高さは第7頸椎棘突起から数える。
問題107 四肢の触診で誤っている組合せはどれか。
- 手関節背部腫瘤 ─── ガングリオン
- 膝蓋骨跳動 ─── 膝窩部粘液嚢腫
- 異常可動性 ─── 長管状骨骨折
- 関節包の肥厚 ─── 慢性関節炎
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2.膝蓋骨跳動 ─── 膝窩部粘液嚢腫
問題105 触診方法で正しいのはどれか。
- 訴える部位から触診する。
- ボアス点の判定は背臥位で行う。
- 腎臓は側腹部前後を両手で挟む。
- 筋萎縮は力を抜いた筋肉の硬さをみる。
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3.腎臓は側腹部前後を両手で挟む。
問題109 内臓触知部位について正しい組合せはどれか。
- 肝 ─── 臍囲部
- 膵 ─── 下腹部
- 脾 ─── 正中部
- 腎 ─── 側腹部
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4.腎 ─── 側腹部
問題107 汎発性腹膜炎でみられないのはどれか。
- 腸雑音亢進
- 反動痛
- 筋性防御
- 腹璧板状硬
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1.腸雑音亢進
問題107 正しい組合せはどれか。
- 急性虫垂炎 ─── 小野寺圧(痛)点
- 汎発性腹膜炎 ─── ブルンベルグ(Blumberg)徴侯
- 膵頭部癌 ─── マックバーネ(McBurney)点
- 急性胆嚢炎 ─── ランツ(Lanz)点
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2.汎発性腹膜炎 ─── ブルンベルグ(Blumberg)徴侯
問題134 体表から触知できない腹部臓器はどれか。
- 肝臓
- 脾臓
- 膵臓
- 腎臓
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3.膵臓
問題149 図の※で示す急性虫垂炎の圧痛点はどれか。

- ボアス(Boas)点
- ムンロー(Munro)点
- ランツ(Lanz)点
- マックバーネー(McBurney)点
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3.ランツ(Lanz)点
問題149 触診で関節腫脹の評価が困難な部位はどれか。
- 肘関節
- 手関節
- 股関節
- 膝関節
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3.股関節
問題164 急性虫垂炎の腹部圧痛点でないのはどれか。
- マックバーネ
- ランツ
- キュンメル
- ブルンベルグ
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4.ブルンベルグ
問題151 急性胆嚢炎で疼痛がみられる部位はどれか。
- 右季肋部
- 右下腹部
- 左季肋部
- 左下腹部
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1.右季肋部
問題155 急性虫垂炎の圧痛点で、右上前腸骨棘と臍を結ぶ線上で前者から約5cm内方に位置する点はどれか。
- キュンメル点
- ランツ点
- マックバーネ点
- ムンロー点
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3.マックバーネ点
問題146 体表から触れないのはどれか。
- 肩峰
- 烏口突起
- 坐骨結節
- 小転子
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4.小転子
問題148 虫垂炎の圧痛点でないのはどれか。
- ボアス点
- ランツ点
- ムンロー点
- マックバーネー点
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1.ボアス点
問題144 癌腫瘤を触診したときの特徴はどれか。
- 痛みを伴う。
- 可動性が乏しい。
- 表面皮膚に熱感がある。
- 表面が平滑である。
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2.可動性が乏しい。
問題147 マクバーニー圧痛点はどれか。

- a
- b
- c
- d
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2.b
問題145 頸部正中付近に硬い腫瘤を触れるのはどれか。
- 甲状腺癌
- バセドウ(Basedow)病
- 慢性甲状腺炎
- 悪性リンパ腫
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1.甲状腺癌
問題148 触診で正しいのはどれか。
- 三叉神経第3枝神経痛の圧痛点は上眼窩点である。
- 下腿の浮腫は脛骨部を指で押すと圧痕が生じる。
- 皮下の良性腫瘍では可動性が悪い。
- 皮膚の触診では始めに局所を触れる。
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2.下腿の浮腫は脛骨部を指で押すと圧痕が生じる。
問題151 臓器と触診位置の組合せで正しいのはどれか。
- 心臓-心窩部
- 肝臓-臍部
- 胆嚢-右季肋部
- 脾臓-右側腹部
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3.胆嚢-右季肋部
問題152 マックバーニー点に圧痛を認めるのはどれか。
- 胃潰瘍
- 胆嚢炎
- 虫垂炎
- 腎結石
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3.虫垂炎
問題157 腹部の触診で正しいのはどれか。
- 小脳の疾患では、筋肉に特有な抵抗が減弱している。
- シャルコー・マリー・トゥース(Charcot-Marie-Tooth)病では、四肢遠位の筋萎る。
- デュシェンヌ(Duchenne)型筋ジストロフィーでは、四肢近位の筋萎縮がある。
- パーキンソン(Parkinson)病では、関節を屈曲させると、ある時点で急に抵抗がなくなる。
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3.デュシェンヌ(Duchenne)型筋ジストロフィーでは、四肢近位の筋萎縮がある。
問題158 腹部の触診で正しいのはどれか。
- 胃癌では手で圧迫した時より放した瞬間に強い痛みを訴える。
- 健常者ではわずかに肝臓の上縁を触知できる。
- 汎発性腹膜炎では腹壁全体が板のように硬くなる。
- 胆嚢炎では左季助部に強い圧痛がある。
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3.汎発性腹膜炎では腹壁全体が板のように硬くなる。
問題159 検脈部位で適さないのはどれか。
- 腕頭動脈
- 橈骨動脈
- 大腿動脈
- 足背動脈
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1.腕頭動脈
問題158 悪性の皮下腫瘤を触診したときの特徴はどれか。
- 圧痛がある。
- 可動性がある。
- 表面が凹凸不整である。
- 表面皮膚に熱感がある。
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3.表面が凹凸不整である。
まとめ
触診の問題は出題数が多くないですが、同じ問題が多く出題される傾向にあります。特に虫垂炎は各年に一問くらいは出題されているので確認しておきましょう。圧痛点は臨床でも頻回に使います。確認しておきましょう。
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