柔道整復師国家試験、運動学の部分別問題歩行の範囲になります。
歩行の範囲は狭いですがかなり多く出題されます。正常歩行や異常歩行が出題されるので把握しておきましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
運動学:歩行
問題63 正常歩行時の下肢の各関節の屈曲、伸展運動で誤っているのはどれか。
- 股、膝、足関節は歩行周期の各位相でそれぞれ屈曲、伸展運動を行う。
- 股関節は一歩行周期に伸展、屈曲をそれぞれ一回行う。
- 膝関節は一歩行周期に伸展、屈曲をそれぞれ一回行う。
- 足関節は一歩行周期に背屈、底屈をそれぞれ二回行う。
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3.膝関節は一歩行周期に伸展、屈曲をそれぞれ一回行う。
問題65 正常歩行の重心移動について正しいのはどれか。
a.歩行時の上下移動において重心点は踵接地期に最高になり立脚中気に最低となる。
b.上下と左右移動の両方向への重心の描く振幅を小さくして歩くと省力化した歩行となる。
c.歩行による重心点の位置移動の軌跡は上下と左右の正弦曲線を描く。
d.普通の歩行時に頭部の上下移動による重心の描く振幅は、速い歩行時より大きい。
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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3.b.c
問題59 好気的(有酸素)運動中に血中で増加するのはどれか。
- 遊離脂肪酸
- アミノ酸
- 尿酸
- 乳酸
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1.遊離脂肪酸
問題60 小児歩行の特徴で誤っているのはどれか。
- 足底を平らに全体で接地する。
- 支持基底面を広くする。
- 矢状面では不安定である。
- 歩行率(ケイデンス)が低い。
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4.歩行率(ケイデンス)が低い。
問題61 脳性小児麻痺でみられる異常歩行はどれか。
- 大殿筋歩行
- 踵骨歩行
- 中殿筋歩行
- はさみ状歩行
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4.はさみ状歩行
問題56 歩行における立脚期後期に働く筋はどれか。
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
- ハムストリングス
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2.下腿三頭筋
問題64 走行が歩行と異なる点について正しいのはどれか。
- 床面との摩擦が少ない。
- 減速要素が多い。
- 身体の前傾角度が少ない。
- 両脚支持期がない。
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4.両脚支持期がない。
問題58 歩行について正しいのはどれか。
a.立脚相は加速期と減速期とがある。
b.歩行率は1分当りの歩数で表す。
c.重複歩は一歩行周期である。
d.立脚相と遊脚相との比は1対1である。
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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3.b、c
問題64 最大運動負荷に対するトレーニングの結果で誤っているのはどれか。
- 酸素摂取量の増加
- 血中乳酸濃度の増加
- 心拍数の増加
- 分時換気量の増加
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3.心拍数の増加
問題62 誤っているのはどれか。
- 一歩とは一方の踵接地から他方の踵接地までをいう。
- 重複歩とは踵接地から次の同側の踵接地までをいう。
- 正常歩行では遊脚期は歩行周期の25%を占める。
- 走行時には両脚支持期が消失する。
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3.正常歩行では遊脚期は歩行周期の25%を占める
問題62 正常歩行で誤っているのはどれか。
- 一側の踵が接地して対側の踵が接地するまでを一歩という。
- 立脚相は一歩行周期の約60%である。
- 両脚支持期は一歩行周期に1回ある。
- 単位時間内の歩数を歩行率という。
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3.両脚支持期は一歩行周期に1回ある。
問題63 小児歩行の開始期で誤っているのはどれか。
- 上肢の左右交互の振りが大きい。
- 足底全体で接地する。
- 支持基底を大きくする。
- 前後方向に転倒しやすい。
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1.上肢の左右交互の振りが大きい。
問題64 正常歩行について誤っているのはどれか。
- 大腿四頭筋は立脚中期に働く。
- 股関節外転筋群は左右方向の重心移動を制限する。
- 股関節内転筋群は遊脚相の振子運動に関与する。
- 大殿筋は股関節屈曲と回旋を制限する。
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1.大腿四頭筋は立脚中期に働く。
問題65 進行性筋ジストロフィーの歩行の特徴はどれか。
- 小刻みに歩く。
- 下肢で円を描くように歩く。
- 踵を床に打ち付けるように歩く。
- 腹部を前につき出して歩く。
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4.腹部を前につき出して歩く。
問題65 正常歩行で重心の位置が最も低いのはどれか。
- 踵接地期
- 足底接地期
- 立脚中期
- 踵離地期
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1.踵接地期
問題64 正常歩行で立脚相から遊脚相への変換期に最大活動をするのはどれか。
- 大殿筋
- 股関節内転筋群
- ハムストリングス
- 大腿四頭筋
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2.股関節内転筋群
問題65 異常歩行について誤っている組合せはどれか。
- 草刈り歩行 ─── 痙性片麻痺
- 小刻み歩行 ─── パーキンソン病
- 鶏状歩行 ─── 小脳性失調症
- トレンデレンブルグ歩行 ─── 中殿筋麻痺
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3.鶏状歩行 ─── 小脳性失調症
問題65 歩行周期について誤っているのはどれか。
- 一側の踵接地から次の他側の踵接地までの距離を歩幅という。
- 踵接地から次の同側の踵接地までの動作を重複歩という。
- 歩行時の両足の前頭面での間隔を歩隔という。
- 単位時間当たりの重複歩数を歩行率という。
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4.単位時間当たりの重複歩数を歩行率という
問題63 正常歩行で正しいのはどれか。
- 立脚相は遊脚相より長い。
- 同時定着時期は1歩行周期に1回ある。
- 1歩行周期は一側の踵接地から他側の踵接地までである。
- 歩行率は1分間の重複歩数で表される。
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1.立脚相は遊脚相より長い。
問題95 運動力学的歩行分析はどれか。
- 速度
- 関節可動域
- 床反力
- 歩幅
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3.床反力
問題94 自然歩行周期で両側支持期の占める比率はどれか。
- 5%
- 10%
- 20%
- 40%
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3.20%
問題95 パーキンソン(Parkinson)病患者にみられるのはどれか。
- トレンデレンブルグ歩行
- 小きざみ歩行
- 鶏歩
- 失調性歩行
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2.小きざみ歩行
問題94 正常歩行で踵接地に筋活動が少ないのはどれか。
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
- 大腿二頭筋
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2.下腿三頭筋
問題94 正常歩行で踵接地に筋活動が少ないのはどれか。
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
- 大腿二頭筋
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2.下腿三頭筋
問題95 高齢者の歩行で誤っているのはどれか。
- 筋活動の低下
- 速度の低下
- 歩幅の短縮
- 歩行率(ケイデンス)の低下
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1.筋活動の低下
問題94 通常歩行時(毎分80mの速さ)のエネルギー消費は安静臥床時の約何倍か。
- 2倍
- 4倍
- 6倍
- 8倍
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2.4倍
問題95 小脳の障害でみられる異常歩行はどれか。
- 鶏状歩行
- 分回し歩行
- トレンデレンブルグ歩行
- 酩酊歩行
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4.酩酊歩行
問題95 正常歩行における重心位置の上下移動で誤っているのはどれか。
- 重心の位置は立脚中期で最高となる。
- 重心の位置は踵接地で最低となる。
- 重心移動の軌跡は正弦曲線となる。
- 歩行速度を速めると上下移動の振幅は減少する。
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4.歩行速度を速めると上下移動の振幅は減少する。
問題95 歩行周期の立脚期全般に活動し、末期に強く働くのはどれか。
- 大腿四頭筋
- ハムストリングス
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
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4.下腿三頭筋
問題95 歩行で正しいのはどれか。
- 一側の踵が接地して次に同側の踵が接地するまでの動作を1歩という
- 1歩の距離を歩隔という
- 単位時間あたりの歩行距離を歩行率という。
- 踏み出した足の長軸と進行方向のなす角度を足角という。
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4.踏み出した足の長軸と進行方向のなす角度を足角という。
問題95 一側の踵が接地して次に同じ側の踵が接地するまでの動作はどれか。
- 1歩
- 歩幅
- 歩隔
- 重複歩
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4.重複歩
問題95 走行で正しいのはどれか。
- 走行の歩行周期は歩行と異なる。
- 両足がともに地面から離れている時期がある。
- 重心の上下方向への移動が歩行より小さい。
- 走行可能になるのは3歳前後である。
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2.両足がともに地面から離れている時期がある。
問題109 痙性片麻痺で健側下肢を外転させると患側下肢が外転するのはどれか。
- レミスト反応
- 対側性連合反応
- 屈筋共同運動
- 伸筋共同運動
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1.レミスト反応
2.対側性連合反応
問題113 自然歩行周期で遊脚相の占める比率はどれか。
- 10%
- 20%
- 40%
- 60%
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3.40%
問題114 正常の立脚期で歩行を加速させるのはどれか。
- 前脛骨筋
- 大腿四頭筋
- ハムストリングス
- 下腿三頭筋
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4.下腿三頭筋
問題113 正常歩行時の下腿三頭筋の筋活動で正しいのはどれか。
- 立脚相初期に強く働く。
- 蹴り出しの力として働く。
- 遊脚相で足関節を背屈位に保つ。
- 内転方向のモーメントを制御する。
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2.蹴り出しの力として働く。
問題113 正常歩行時に重心の位置が最も高くなる時期はどれか。
- 踵接地
- 足底接地
- 立脚中期
- 踵離地
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3.立脚中期
問題114 パーキンソン(Parkinson)病でみられるのはどれか。
- すくみ足
- 酩酊歩行
- 片麻痺步行
- 間欠性跛行
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1.すくみ足
問題106 関節運動で正しいのはどれか。
- 伸展は体節同士のなす角度が小さくなる。
- 内転は体節が身体の中心線から遠ざかる。
- 内旋は開始肢位での前面が外側に向く。
- 分回し運動は体節が円錐形を描く。
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4.分回し運動は体節が円錐形を描く。
問題113 歩行時の関節運動で正しいのはどれか。
- 支持脚の股関節は踵接地後ただちに屈曲する。
- 支持脚の膝関節は踵接地後ただちに過伸展する。
- 膝関節は1回の歩行周期に2度屈曲する。
- 足関節は1回の歩行周期に1度背屈する。
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3.膝関節は1回の歩行周期に2度屈曲する。
問題114 歩行開始の段階の小児歩行に特徴的なのはどれか。
- 踵から接地する。
- 上肢の振りがない。
- 左右の足の間隔が狭い。
- 歩行率が低い。
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2.上肢の振りがない。
問題 113 歩行周期の中で歩行が速くなると増加するのはどれ。
- 1歩行周期の時間
- 両脚支持期/1歩行周期
- 遊脚期/1歩行周期
- 立脚期/1歩行周期
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3. 遊脚期/1歩行周期
問題 114 異常歩行と原因疾患の組み合わせで正しいのはどれか。
- 酊歩行-腰部脊柱管狭窄症
- 尖足歩行-パーキンソン(Parikinson)病
- 間欠性跛行-脳性麻痺
- 小刻み歩行-多発性ラクナ型脳梗塞
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4. 小刻み歩行-多発性ラクナ型脳梗塞
まとめ
歩行の範囲はイメージがしやすい分勘違いしやすい範囲なので試験前に確認しておきましょう。
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