柔道整復師国家試験過去問【運動学:運動器の構造と機能】

柔道整復師国家試験過去問【運動学:運動器の構造と機能】

柔道整復師国家試験、運動学の部分別問題運動器の構造と機能の範囲になります。

運動器の構造と機能の範囲は出題数がとにかく多いです。大体1回の国家試験で2問ほど出題される傾向にあります。また運動学の範囲では難しい所だと思います。

この過去問を利用してぜひ学習してください。

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国家資格4種取得、最年少院長

【取得資格一覧】

元大手整骨院グループ20代院長を務める。

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目次

運動学:運動器の構造と機能

問題62 運動について正しいのはどれか。 

a.人間の運動は神経系により制御された骨、関節、筋肉などの運動器の機能により発現する。 

b.α運動(遠心)性神経線維は筋線維を支配し、γ運動(遠心)性神経線維は筋紡錘内の錘内筋線維を支配している。 

c.Ⅱ群線維は腱紡錘における、腱に加わる張力による反射運動の求心線維である。 

d.随意収縮をしている筋はα運動(遠心)性線維が興奮し、γ運動(遠心)性線維は興奮しない。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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1.a.b

問題58 正しい組合せはどれか。

  1. 肩関節      ─── 楕円関節
  2. 近位橈尺関節   ─── 車軸関節
  3. 橈骨手根関節   ─── 鞍関節
  4. 第1手根中手関節 ─── 球関節
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2.近位橈尺関節   ─── 車軸関節

問題62 筋力増強訓練の結果で正しいのはどれか。

  1. 筋線維数の増加
  2. 筋線維の肥大
  3. 筋長の増大
  4. 運動単位数の増加
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2.筋線維の肥大

問題63 運動中に遊離脂肪酸の動員を促進するのはどれか。

  1. レニン
  2. アルドステロン
  3. カテコールアミン
  4. グルカゴン
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3.カテコールアミン

問題64 誤っているのはどれか。

  1. マラソン選手は遅筋(ST)線維を多く含んだ下肢筋群を持っている。
  2. 筋線維組成は男女によって異なる。
  3. 赤筋線維は白筋線維よりも有酸素性代謝能力において優れている。
  4. ヒラメ筋の大部分は遅筋(ST)線維で構成されている。
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2.筋線維組成は男女によって異なる。

問題56 求心性神経線維と反射との組合せで正しいのはどれか。 

a.Ⅰa群線維 ─── 伸張反射 

b.Ⅰb群線維 ─── 踏み直り反射 

c.Ⅱ群線維  ─── 伸筋反射 

d.Ⅲ群線維  ─── ひっかき反射

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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2.a、d

問題58 誤っているのはどれか。

  1. 筋紡錘の求心性神経線維はⅠa群とⅡ群線維とである。
  2. 筋の錘内筋線維はγ運動神経の支配を受ける。
  3. 筋の錘外筋線維はα運動神経の支配を受ける。
  4. 腱紡錘の求心性神経線維はⅢ群線維である。
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4.腱紡錘の求心性神経線維はⅢ群線維である。

問題60 神経伝導速度について誤っているのはどれか。

  1. 温度の影響を受ける。
  2. 有髄神経より無髄神経の方が速い。
  3. 新生児では成人の約50%である。
  4. 神経線維の太さに関係する。
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2.有髄神経より無髄神経の方が速い。

問題63 筋収縮様式で効率のよいのはどれか。

  1. 遠心性収縮
  2. 等尺性収縮
  3. 求心性収縮
  4. 等張性収縮
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2.等尺性収縮

問題57 神経筋接合部の伝達物質はどれか。

  1. ノルアドレナリン
  2. ドーパミン
  3. セロトニン
  4. アセチルコリン
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4.アセチルコリン

問題64 骨格筋の神経支配について誤っているのはどれか。

  1. α運動神経は錘外筋線維を支配する。
  2. γ運動神経は錘内筋線維を支配する。
  3. Ⅰa求心性神経は筋紡錘から出る。
  4. Ⅱ求心性神経は腱紡錘から出る。
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4.Ⅱ求心性神経は腱紡錘から出る。

問題56 正しいのはどれか。

  1. 白筋の収縮速度は速い。
  2. 白筋はミオグロビンの含有量が多い。
  3. 赤筋はミトコンドリアの量が少ない。
  4. 赤筋は疲労しやすい。
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1.白筋の収縮速度は速い。

問題61 筋収縮について正しいのはどれか。

a.机上のコップを口に運ぶときの上腕二頭筋は等尺性収縮をする。

b.立位から椅子に座るときの大腿二頭筋は求心性収縮をする。

c.握りこぶしを保持した状態では手指の屈筋群は静止性収縮をする。

d.腕立て伏せの下方への運動では上腕三頭筋は遠心性収縮をする。

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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4.c、d

問題57 誤っているのはどれか。

  1. 1つの筋は複数の運動単位で構成される。
  2. 運動単位の神経支配比が大きいはど微細な運動ができる。
  3. 神経の発射頻度が多いと筋収縮が強くなる。
  4. 活動する運動単位数が多いと筋収縮が強くなる。
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2.運動単位の神経支配比が大きいはど微細な運動ができる

問題57 筋収縮と筋の長さとの組合せで誤っているのはどれか。

  1. 等尺制収縮 ─── 短縮
  2. 遠心性収縮 ─── 延長
  3. 求心性収縮 ─── 短縮
  4. 静止性収縮 ─── 不変
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1.等尺制収縮 ─── 短縮

問題58 球関節はどれか。

  1. 肩鎖関節
  2. 肩関節
  3. 手根間関節
  4. 仙腸関節
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2.肩関節

問題65 筋の長さに変化がないのはどれか。

  1. 持続性収縮
  2. 遠心性収縮
  3. 相動性収縮
  4. 求心性収縮
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1.持続性収縮

問題87 下り階段でゆっくりと左脚を降ろすとき、右脚の大腿四頭筋の収縮はどれか。

  1. 求心性収縮
  2. 遠心性収縮
  3. 等尺性収縮
  4. 相動性収縮
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2.遠心性収縮

問題87 誤りはどれか。

  1. 骨は骨膜、骨質、骨髄および関節軟骨からなる
  2. 骨質は緻密骨と海綿骨に区分される
  3. 骨膜には血管と感覚神経が密に分布している
  4. 海綿骨の骨組織は層板構造になっている
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4.海綿骨の骨組織は層板構造になっている

問題88 正しいのはどれか

  1. 骨の主な無機質は炭酸カルシウムである。
  2. ハバース管は骨単位の中心部にある。
  3. 関節軟骨は血管の分布が豊富である。
  4. 骨細胞は骨の石灰化促進作用をもつ。
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2.ハバース管は骨単位の中心部にある。

問題87 運動単位の構成要素で誤っているのはどれか。

  1. 脊髄前角細胞
  2. α運動神経線維
  3. 筋線維
  4. 筋紡錘
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4.筋紡錘

問題88 骨代謝で正しい組合せはどれか。

  1. 破骨細胞 ─── 骨石灰化の促進
  2. 骨芽細胞 ─── 骨の貪食吸収
  3. 副甲状腺ホルモン ─── 活性型ビタミンDの合成
  4. カルシトニン ─── 骨吸収の促進
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3.副甲状腺ホルモン ─── 活性型ビタミンDの合成

問題87 誤っているのはどれか。

  1. 関節軟骨は滑液によって栄養される。
  2. 関節軟骨内には血管が豊富に存在する。
  3. 骨端軟骨は骨成長期の骨幹端に存在する。
  4. 骨端の関節面は関節軟骨に覆われる。
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2.関節軟骨内には血管が豊富に存在する。

問題87 運動単位で正しいのはどれか。

  1. 一本の筋線維は複数のα運動ニューロンにより支配されている。
  2. 一本の筋線維とそれを支配するニューロンを運動単位という。
  3. 一本の筋線維を支配するニューロンの数を神経支配比という。
  4. 精密な働きをする筋の神経支配比は小さい。
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4.精密な働きをする筋の神経支配比は小さい。

問題88 骨端軟骨(成長軟骨板)に作用して骨成長を促進するのはどれか。

  1. 副甲状腺ホルモン
  2. カルシトニン
  3. ビタミンA
  4. ビタミンD
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3.ビタミンA

問題89 深部腱反射の反射弓に含まれないのはどれか。

  1. 筋紡錘
  2. ⅠA線維
  3. α運動ニューロン
  4. γ運動ニューロン
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4.γ運動ニューロン

問題89 深部腱反射の反射弓に含まれないのはどれか。

  1. 筋紡錘
  2. ⅠA線維
  3. α運動ニューロン
  4. γ運動ニューロン
解答はこちらをタップ

4.γ運動ニューロン

問題87 多軸性関節でないのはどれか。

  1. 肩関節
  2. 手根間関節
  3. 股関節
  4. 距腿関節
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4.距腿関節

問題87 筋線維で正しいのはどれか。

  1. SO線維(赤筋)の収縮速度は速い。
  2. SO線維(赤筋)はミトコンドリアの量が少ない。
  3. FG線維(白筋)はミオグロビンの含有量が多い。
  4. FG線維(白筋)は疲労しやすい。
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4.FG線維(白筋)は疲労しやすい。

問題88 骨の機能でないのはどれか。

  1. 造血
  2. 血球の貯蔵
  3. 無機塩類の貯蔵
  4. 内臓諸器官の保護
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2.血球の貯蔵

問題87 膜性骨化で誤っているのはどれか。

  1. 結合組織性の骨化である。
  2. 間葉細胞が骨芽細胞に変化する。
  3. 頭蓋冠にみられる。
  4. 骨の長径成長を行う。
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4.骨の長径成長を行う。

問題88 神経線維で正しいのはどれか。

  1. 加えられた刺激による興奮は神経線維の一方向に伝導される。
  2. 1本の神経線維が興奮すると隣接する神経線維に興奮が伝わる。
  3. 有髄線維はシュワン細胞の細胞膜で幾重にも取り巻かれている。
  4. 有髄線維の直径が一定でも伝導速度は変化する。
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3.有髄線維はシュワン細胞の細胞膜で幾重にも取り巻かれている。

問題87 多軸関節はどれか。

  1. らせん関節
  2. 平面関節
  3. 車軸関節
  4. 鞍関節
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2.平面関節

問題86 骨格筋の最も小さい構造はどれか。

  1. 筋原線維
  2. 筋線維
  3. 筋束
  4. 筋フィラメント
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4.筋フィラメント

問題93 ニューロンの髄鞘形成が遅いのはどれか。

  1. 運動神経根
  2. 小脳
  3. 錐体路
  4. 大脳交連
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4.大脳交連

問題100 アドレナリン作動性線維はどれか。

  1. 交感神経の節前線維
  2. 副交感神経の節前線維
  3. 交感神経の節後線維
  4. 副交感神経の節後線維
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3.交感神経の節後線維

問題107 筋収縮で筋長が長くなっていくのはどれか。

  1. 求心性収縮
  2. 遠心性収縮
  3. 静止性収縮
  4. 等尺性収縮
回答はこちらをタップ

2.遠心性収縮

問題102 平滑筋細胞に存在しないのはどれか。

  1. アクチン
  2. カルモジュリン
  3. トロポニン
  4. ミオシン
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3.トロポニン

問題104 音波の伝達で耳小骨が直接振動させるのはどれか。

  1. 鼓膜
  2. 蓋膜
  3. 前庭窓
  4. 基底膜
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3.前庭窓

問題107 関節運動を起こさない筋収縮はどれか。

  1. 遠心性
  2. 求心性
  3. 等尺性
  4. 等運動性
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3.等尺性

問題108 伸張反射で正しいのはどれか。

  1. 多シナプス反射である。
  2. Ⅰa群運動線維を通じて刺激が求心的に伝達される。
  3. γ運動ニューロンを通じて錘外筋に刺激が伝達される。
  4. 緊張性頸反射が該当する。
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2.Ⅰa群運動線維を通じて刺激が求心的に伝達される。

問題 107 関節と分類の組み合わせで正しいのはどれか。

  1. 示指近位指節間関節-車軸関節
  2. 母指手根中手関節-らせん関節
  3. 橈骨手根関節-顆状関節
  4. 肩関節-鞍関節
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3. 橈骨手根関節-顆状関節

まとめ

神経繊維や運動についての問題が出ます。実際に現場でも収縮の範囲はかなり使います。接骨院ではもちろんトレーナー、ジムなどでもかなり重要となる知識なので学習しておいて損はありません。

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