柔道整復師国家試験、生理学の部分別問題筋肉の機能の範囲になります。
筋肉の機能では解剖学にない筋肉そのものの機能についてになります。これから実際に就職して現場に出た際にも必要な知識になるので覚えておきましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
生理学:筋肉の機能
問題49 骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
- 筋小胞体からCa2+が放出されると筋収縮が起こる。
- 筋収縮が起こる前に筋線維に活動電位が発生する。
- 筋収縮のとき筋原線維の暗帯の長さは変わらずに明帯が短くなる。
- 筋収縮のときアクチンフィラメントとミオシンフィラメントの短縮が起こる。
回答はこちらをタップ
4.筋収縮のときアクチンフィラメントとミオシンフィラメントの短縮が起こる。
問題50 筋収縮の型について正しいのはどれか。
- 等張性収縮では長さを変えるかわりに張力を増し同時に発熱する。
- 一度硬直を起こした筋は時間が経過しても再び軟らかくならない。
- 膝蓋腱反射でみられる大腿四頭筋の収縮は単収縮の一例である。
- 完全強縮は筋細胞中のCa2+が高濃度に維持されて起こる持続的収縮である。
回答はこちらをタップ
3.膝蓋腱反射でみられる大腿四頭筋の収縮は単収縮の一例である。
問題53 アセチルコリンについて正しいのはどれか。
- 交感神経節後ニューロン末端から放出される。
- 運動ニューロンの末端から放出される。
- 終板部の筋線維膜に過分極を生じさせる。
- 終板部でコリンアセチルトランスフェラーゼによって分解される。
回答はこちらをタップ
2.運動ニューロンの末端から放出される。
問題52 骨格筋に比べた平滑筋の特徴として誤っているのはどれか。
- 疲労しにくい。
- 自律神経に支配される。
- 単収縮の持続時間が長い。
- 電気刺激閾値が低い。
回答はこちらをタップ
4.電気刺激閾値が低い。
問題50 筋緊張で誤っているのはどれか。
- テタニーの別称である。
- 姿勢保持機能に関与する。
- 体温調節の産熱過程に役立つ。
- 単収縮の加重により生じる。
回答はこちらをタップ
1.テタニーの別称である。
問題51 骨格筋の収縮に関して誤っているのはどれか。
- 収縮に先立って活動電位が発生する。
- 横行小管は興奮を筋線維の内部へ伝える。
- 筋小胞体にCa2+が結合すると筋収縮が起こる。
- 筋小胞体はエネルギーを使ってCa2+を取り込む。
回答はこちらをタップ
3.筋小胞体にCa2+が結合すると筋収縮が起こる。
問題46 横紋筋線維について正しいのはどれか。
- 明るい部分をA帯という。
- 暗い部分をI帯という。
- I帯の中央にZ帯がある。
- 収縮すると明るい部分が増加する。
回答はこちらをタップ
3.I帯の中央にZ帯がある。
問題53 筋収縮エネルギー生成に直接関与するのはどれか。
- アデノシン3リン酸
- クレアチニン
- ピルビン酸
- アセチルCoA
回答はこちらをタップ
1.アデノシン3リン酸
問題50 骨格筋の特徴でないのはどれか。
- 強縮が多い。
- 絶対不応期が長い。
- 刺激閾値が低い。
- 疲労しやすい。
回答はこちらをタップ
2.絶対不応期が長い。
問題51 筋収縮に必要でないのはどれか。
- アデノシン3リン酸
- ミオシンフィラメント
- カルシウムイオン
- フィブリン線維
回答はこちらをタップ
4.フィブリン線維
問題41 骨格筋について誤っているのはどれか。
- 筋紡錘
- 運動神経支配
- 自動性
- 横紋構造
回答はこちらをタップ
3.自動性
問題53 横紋筋収縮時について誤っているのはどれか。
- ATPの分解
- アクチンとミオシンとの結合
- A帯の幅の変化
- トロポニンとカルシウムイオンとの結合
回答はこちらをタップ
3.A帯の幅の変化
問題53 誤っているのはどれか。
- 心筋の興奮持続時間は骨格筋より長い。
- 骨格筋の興奮と単収縮の持続時間は等しい。
- 骨格筋の収縮形態は強縮である。
- 心筋の収縮形態は単収縮である。
回答はこちらをタップ
2.骨格筋の興奮と単収縮の持続時間は等しい。
問題50 誤っているのはどれか。
- 筋の強縮は活動電位の加重によって起こる。
- 骨格筋の通常の収縮は強縮である。
- 強縮による張力は筋の長さに依存する。
- 筋は弛緩の際にもATPを消費する。
回答はこちらをタップ
3.強縮による張力は筋の長さに依存する。
問題51 平滑筋で誤っているのはどれか。
- アクチンの量が骨格筋より少ない。
- ATPの量が骨格筋より多い。
- 収縮速度は骨格筋より遅い。
- 収縮張力が骨格筋より弱い。
回答はこちらをタップ
2.ATPの量が骨格筋より多い。
問題52 骨格筋を収縮させる物質はどれか。
- ノルアドレナリン
- クラーレ
- アセチルコリン
- セロトニン
解答はこちらをタップ
3.アセチルコリン
問題45 血漿カルシウムイオン濃度低下によって起こる変化はどれか。
a.血漿リン濃度低下 b.神経-筋興奮伝達抑制 c.神経の興奮性上昇 d.血液凝固の促進
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
回答はこちらをタップ
3.b、c
問題51 誤っているのはどれか。
- 単収縮が全く融合すると完全強縮になる。
- 心筋では心拍亢進によって不完全強縮が起こる。
- 等尺性収縮の活動張力は、筋長が静止長のとき最大になる。
- 筋張力は活動電位に遅れて発生する。
回答はこちらをタップ
2.心筋では心拍亢進によって不完全強縮が起こる。
問題37 疲労した骨格筋で蓄積するのはどれか。
- ATP
- クレアチンリン酸
- 乳酸
- グリコーゲン
回答はこちらをタップ
3.乳酸
問題41 運動時に骨格筋血流量が増大する要因で誤っているのはどれか。
- 筋局所のpH上昇
- コリン作動性交感神経の興奮
- 血液中アドレナリンの増加
- 静脈還流量の増加
回答はこちらをタップ
1.筋局所のpH上昇
問題59 骨格筋に存在しないのはどれか。
- 筋小胞体
- 横行小管
- 連絡橋
- Z膜
回答はこちらをタップ
3.連絡橋
問題81 骨格筋が収縮するとき直接のエネルギー源となるのはどれか。
- クレアチンリン酸
- アデノシン3リン酸
- グリコーゲン
- 乳酸
回答はこちらをタップ
2.アデノシン3リン酸
問題79 体性神経によって調節されているのはどれか。
- 心筋
- 血管平滑筋
- 骨格筋
- 消化管平滑筋
解答はこちらをタップ
3.骨格筋
問題78 正しいのはどれか。
- γ運動ニューロンは筋紡錘の感度を調節しない
- Ⅱ群の感覚線維は筋紡錘の伸張に反応する
- Ⅰa群の感覚線維は筋紡錘の伸張に反応しない
- 屈筋と伸筋の伸張反射は互いに抑制しない
回答はこちらをタップ
2.Ⅱ群の感覚線維は筋紡錘の伸張に反応する
問題79 速筋と比べて遅筋の特徴はどれか。
- 筋線維は細い
- 色は白い
- ミトコンドリアは少ない
- ATPの供給源は解糖系である
回答はこちらをタップ
1.筋線維は細い
問題80 骨格筋の興奮収縮連関について、誤りはどれか。
- 運動神経からのアセチルコリンによって筋細胞が興奮する
- 筋細胞膜の興奮が横行小管によって内部に伝えられる
- 筋細胞の筋小胞体は興奮によってCaイオンを放出する
- Caイオンがアクチンに結合すると筋収縮が起こる
回答はこちらをタップ
4.Caイオンがアクチンに結合すると筋収縮が起こる
問題78 筋紡錘を受容器としないのはどれか。
- 挙睾筋反射
- 上腕二頭筋反射
- 膝蓋腱反射
- アキレス腱反射
回答はこちらをタップ
1.挙睾筋反射
問題79 一次運動野で誤っているのはどれか。
- 中心前回にある。
- 遠心性伝導路として皮質脊髄路がある。
- シナプスを介さず骨格筋を支配する。
- 体部位局在がある。
回答はこちらをタップ
3.シナプスを介さず骨格筋を支配する。
問題80 レム睡眠で誤っているのはどれか。
- 急速眼球運動が起こる。
- 姿勢維持に関与する筋の活動が急激に減少する。
- 脳波に高振幅徐波が記録される。
- 夢を見ることが多い。
回答はこちらをタップ
3.脳波に高振幅徐波が記録される。
問題81 筋肉で誤っているのはどれか。
- 幽門括約筋は平滑筋である。
- 骨格筋は自律神経系の支配を受ける。
- 心筋は横紋筋である。
- 平滑筋は不随意筋である。
回答はこちらをタップ
2.骨格筋は自律神経系の支配を受ける。
問題82 骨格筋の収縮で正しいのはどれか。
- 等尺性収縮では筋肉の張力は一定である。
- 静止長付近で張力は最大となる。
- 単収縮が加重しても張力は変わらない。
- 反復刺激によって筋肉が疲労すると張力は増大する。
回答はこちらをタップ
2.静止長付近で張力は最大となる。
問題79 腱紡錘を受容器とする反射はどれか。
- 折りたたみナイフ反射
- 屈曲反射
- 伸張反射
- 交叉伸展反射
解答はこちらをタップ
1.折りたたみナイフ反射
問題80 骨格筋で誤っているのはどれか。
- 自動性がある。
- 随意筋である。
- 横紋筋である。
- 体性神経系の支配を受ける。
解答はこちらをタップ
1.自動性がある。
問題81 心筋で誤っているのはどれか。
- 筋細胞がギャップ結合で連結している。
- 活動電位の持続が長い。
- 繰り返し刺激すると収縮の加重が起こる。
- 不応期が長い。
解答はこちらをタップ
3.繰り返し刺激すると収縮の加重が起こる。
問題81 骨格筋の遅筋に比較して速筋にあてはまるのはどれか。
- 筋線維が細い。
- 収縮力が弱い。
- 色が赤い。
- 疲労しやすい。
解答はこちらをタップ
4.疲労しやすい。
問題82 正しいのはどれか。
- 錘内筋線維はα運動ニューロンの支配を受ける。
- 錘外筋線維はγ運動ニューロンの支配を受ける。
- 錘内筋線維の中央部にⅠa群線維が終末する。
- 錘外筋線維の中央部にⅡ群線維が終末する。
解答はこちらをタップ
3.錘内筋線維の中央部にⅠa群線維が終末する。
問題80 ⅡB型筋と比べてⅠ型筋で正しいのはどれか。
- 収縮速度が速い。
- 疲労しやすい。
- グリコーゲン含量が多い。
- ミオグロビン含量が多い。
解答はこちらをタップ
4.ミオグロビン含量が多い。
問題81 骨格筋と比べて心筋の特徴で誤っているのはどれか。
- 活動電位の持続が長い。
- 活動電位の絶対不応期が長い。
- 強縮を起こしやすい。
- 疲労しにくい。
解答はこちらをタップ
3.強縮を起こしやすい。
問題81 無酸素的な筋肉の収縮で起こるのはどれか。
- グリコーゲンの蓄積
- ミトコンドリアの機能亢進
- 乳酸の生成
- 筋蛋白の生成
解答はこちらをタップ
3.乳酸の生成
問題82 核袋線維で正しいのはどれか。
- 腱紡錘の中に存在する。
- 線維の両端に多くの核が集まっている。
- 線維の中央部は収縮が起こらない。
- 錐外筋線維と直列に並んでいる。
解答はこちらをタップ
3.線維の中央部は収縮が起こらない。
問題64 心筋の特徴で誤っているのはどれか。
- 自動性がある。
- 活動電位の持続は骨格筋より短い。
- 活動電位の経過中にカルシウムイオンが細胞内に流入する。
- 伸展すれば伸展するほど大きな張力を発生する。
解答はこちらをタップ
2.活動電位の持続は骨格筋より短い。
問題83 平滑筋の性質で誤っているのはどれか。
- 自律神経の支配を受ける。
- 骨格筋に比べて疲労しやすい。
- 自動性を持つ細胞がある。
- 副腎髄質ホルモンの調節を受ける。
解答はこちらをタップ
2.骨格筋に比べて疲労しやすい。
問題80 平滑筋で正しいのはどれか。
- 体性神経の支配を受ける。
- 神経筋接合部を形成する。
- 筋小胞体が横紋筋より発達している。
- 細胞内カルシウム濃度の上昇により収縮が始まる。
解答はこちらをタップ
4.細胞内カルシウム濃度の上昇により収縮が始まる。
問題81 筋電図のM波で正しいのはどれか。
- 閾値はH波より高い。
- 潜時はH波より長い。
- IA群線維の興奮が必要である。
- 単シナプス反射回路を介する。
解答はこちらをタップ
1.閾値はH波より高い。
問題80 筋細胞膜の興奮を伝えるのはどれか。
- 筋小胞体
- 終末槽
- 横行小管
- アクチン
解答はこちらをタップ
3.横行小管
問題64 心筋の特徴で正しいのはどれか。
- 伸展すると発生張力が減少する。
- 心筋細胞同士は電気的に絶縁されている。
- 心筋細胞の興奮の持続時間は神経細胞のそれよりも短い。
- 細胞内に流人するCA2+が増加すると発生張力が増大する。
解答はこちらをタップ
4.細胞内に流人するCA2+が増加すると発生張力が増大する。
問題80 筋収縮で正しいのはどれか。
- 筋細胞では興奮が弛緩を誘発する。
- 筋小胞体からカリウムイオンが放出される。
- 収縮時に細いアクチンフィラメントが滑走する。
- 筋収縮によりATPが発生する。
解答はこちらをタップ
3.収縮時に細いアクチンフィラメントが滑走する。
問題82 筋紡錘で正しいのはどれか。
- 錘外筋線維に直交するように位置する。
- 無髄神経線維が終末をつくる。
- 筋張力の変化に反応する。
- 錘内筋線維をγ運動線維が支配する。
解答はこちらをタップ
4.錘内筋線維をγ運動線維が支配する。
問題80 筋紡錘を受容器とする反射はどれか。
- 頚反射
- 前庭‐眼反射
- 角膜反射
- 屈曲反射
回答はこちらをタップ
1.頚反射
問題81 骨格筋細胞の横行小管で正しいのはどれか。
- 筋細胞の表面に並行して存在する。
- アセチルコリンを受容体へ運ぶ。
- 興奮をトライアッドヘ伝える。
- 筋収縮時に短縮する。
回答はこちらをタップ
3.興奮をトライアッドヘ伝える。
問題82 骨格筋の長さと張力の関係で正しいのはどれか。
- 静止長より短くすると静止張力が増加する。
- 静止長より長くすると静止張力が増加する。
- 静止長より短くすると活動張力が増加する。
- 静止長より長くすると活動張力が増加する。
回答はこちらをタップ
2.静止長より長くすると静止張力が増加する。
問題83 ゴルジ健紡錘(腱器官)で正しいのはどれか。
- 錘外筋線維の間に並列に位置する。
- ⅠA群感覚線維が終末する。
- 筋にかかる張力を感知する。
- 応答によって伸張反射を誘発する。
回答はこちらをタップ
3.筋にかかる張力を感知する。
問題80 骨格筋I型筋線維の特徴はどれか。
- 収縮が速い。
- 筋疲労しにくい。
- ミオグロビンが少ない。
- ミトコンドリアが少ない。
解答はこちらをタップ
2.筋疲労しにくい。
問題81 骨格筋の収縮時にカルシウムイオンが結合するのはどれか。
- アクチン
- ミオシン
- トロポニン
- トロポミオシン
解答はこちらをタップ
3.トロポニン
問題82 誘発筋電図におけるH波で正しいのはどれか。
- 脊髄を介して発生する。
- M波より短い潜時で発生する。
- 筋を電気刺激することで発生する。
- α運動神経を電気刺激することで発生する。
解答はこちらをタップ
1.脊髄を介して発生する。
問題82 骨格筋線維で正しいのはどれか。
- 自動性がある。
- 複数の核をもつ。
- 自律神経が支配する。
- ギャップ結合で連絡する。
回答はこちらをタップ
2.複数の核をもつ。
問題83 強度の運動を続けると筋肉で増加するのはどれか。
- 乳 酸
- グルコース
- グリコーゲン
- クレアチンリン酸
回答はこちらをタップ
1.乳 酸
問題84 筋紡錘を受容器とするのはどれか。
- 屈曲反射
- 伸張反射
- 前庭反射
- 交叉性伸展反射
回答はこちらをタップ
2.伸張反射
まとめ
筋肉の機能では問題数以上に知識として実際に現場に出た際に必要となる知識となっています。説明できるくらいしっかりと知識を詰め込んでおきましょう。
コメント