柔道整復師国家試験、生理学の部分別問題呼吸の生理学の範囲になります。
呼吸の生理学では出題数は多いですが全体的に似たような問題が多く出題される傾向があります。生理学の中では覚えやすい範囲なので頑張りましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
生理学:呼吸の生理学
問題37 肺の機能的残気量として正しいのはどれか。
- 換気量と残気量との和
- 換気量と予備吸気量との和
- 残気量と予備呼気量との和
- 予備呼気量と予備吸気量との和
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3.残気量と予備呼気量との和
問題38 へーリング・ブロイエル(Hering-Breuer)反射はどれか。
- 肺迷走神経反射
- 膝蓋腱反射
- 交感神経反射
- 圧受容器反射
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1.肺迷走神経反射
問題40 呼吸商はどれか。
- 1時間当たりの酸素消費量である。
- 単位時間当たりのCO2呼出量/O2の吸収量である。
- 1分間当たりの炭酸ガス排泄量である。
- 1時間当たりの人体のエネルギー消費量である。
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2.単位時間当たりのCO2呼出量/O2の吸収量である。
問題38 胸腔内圧で誤っているのはどれか。
- 安静呼息時には陰圧度が減少する。
- 安静吸息時には陰圧度が増大する。
- 深吸息時には陽圧となる。
- 肺胸膜に穿孔が起こると大気圧に近づく。
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3.深吸息時には陽圧となる。
問題39 肺胞について誤っているのはどれか。
- 内壁は呼吸上皮で覆われる。
- 球状の小胞である。
- 内壁の自発的運動により伸縮する。
- ガス交換を行う。
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3.内壁の自発的運動により伸縮する。
問題33 呼吸運動の反射性調節で誤っているのはどれか。
- 血圧上昇による抑制
- 気道粘膜刺激による咳
- 痛み刺激による促進
- 鼻粘膜刺激によるくしゃみ
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1.血圧上昇による抑制
問題41 安静呼息時について正しいのはどれか。
- 横隔膜沈下
- 胸腔内陰圧の増加
- 肋骨挙上
- 胸郭縮小
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4.胸郭縮小
問題48 血液pHの調節に関与しないのはどれか。
- 肺でのガス交換
- 血漿重炭酸塩
- 腎臓での尿生成
- 肝臓でのビリルビン生成
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4.肝臓でのビリルビン生成
問題36 努力性呼息運動に関与するのはどれか。
- 横隔神経の興奮
- 腹壁筋の収縮
- 外肋間筋の収縮
- 胸骨の挙上
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2.腹壁筋の収縮
問題42 血液の酸素分圧の低下を感受するのはどれか。
- 頸動脈洞
- 心房壁
- 大動脈弓
- 頸動脈小体
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4.頸動脈小体
問題48 正しいのはどれか。
- 肺胞換気量は1回換気量と残気量の差に等しい。
- 大気圧は胸腔内圧より高い。
- 吸息運動のとき外肋間筋は収縮する。
- 気管支喘息では時間肺活量が変わらない。
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2.大気圧は胸腔内圧より高い。
問題38 二酸化炭素の運搬に関与しないのはどれか。
- 2、3-ジフォスフォグリセリン酸
- カルバミノ化合物
- ヘモグロビン
- 炭酸脱水酵素
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1.2、3-ジフォスフォグリセリン酸
問題34 吸息時にみられないのはどれか。
- 横隔膜の収縮
- 胸郭内容積の増大
- 内肋間筋の収縮
- 胸膜腔内陰圧の増加
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3.内肋間筋の収縮
問題35 二酸化炭素の運搬に関与しないのはどれか。
- 炭酸脱水酵素
- ヘモグロビン
- カルバミノ化合物
- 血漿カルシウムイオン
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4.血漿カルシウムイオン
問題36 体表面積に比例するのはどれか。
- 基礎代謝量
- 酸素消費量
- 尿中窒素量
- 二酸化炭素排出量
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1.基礎代謝量
問題36 誤っているのはどれか。
- 残気量は最大限の呼息の後に気道と肺に残る空気量である。
- 予備吸気量は安静時の吸息の後に努力して吸い込むことのできる空気量である。
- 予備呼気量は安静時の呼息の後に努力して吐き出すことのできる空気量である。
- 肺活量は予備吸気量と予備呼気量を合わせた空気量である。
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4.肺活量は予備吸気量と予備呼気量を合わせた空気量である。
問題38 誤っているのはどれか。
- 基礎代謝量は睡眠時の生命維持に最小限必要なエネルギー量である。
- 呼吸商は炭酸ガス排出量を酸素消費量で除したものである。
- 呼吸商は大きい方から順に糖質、蛋白質、脂質である。
- 特異動的作用は摂取された栄養素の吸収に要するエネルギーである。
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1.基礎代謝量は睡眠時の生命維持に最小限必要なエネルギー量である。
問題35 呼吸障害の原因でないのはどれか。
- 気道抵抗の減少
- 死腔量の増大
- コンプライアンスの減少
- 胸膜腔陽圧
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1.気道抵抗の減少
問題35 酸素分圧の正常値について誤っている組合せはどれか。
- 静脈血 ─── 40mmHg
- 動脈血 ─── 70mmHg
- 肺胞気 ─── 100mmHg
- 呼気 ─── 120mmHg
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2.動脈血 ─── 70mmHg
問題36 誤っている組合せはどれか。
- 安静時吸息 ─── 内肋間筋
- へリング・ブロイヤー反射 ─── 迷走神経
- 酸素受容器 ─── 頸動脈小体
- 二酸化炭素運搬 ─── 重炭素イオン
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1.安静時吸息 ─── 内肋間筋
問題36 血液ガスの検出について正しい組合せはどれか。
- 頸動脈小体 ─── O2含有量
- 頸動脈洞 ─── Co2分圧
- 大動脈弓 ─── Co2含有量
- 大動脈(小)体 ─── O2分圧
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4.大動脈(小)体 ─── O2分圧
問題42 肺容積区分を図に示す。正しい組合せはどれか。

- 予備呼気量 ─── d
- 機能的残気量 ─── c+d
- 1回換気量 ─── a+b+c
- 肺活量 ─── a+b+c+d
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2.機能的残気量 ─── c+d
問題43 酸素分圧が最も高いのはどれか。
- 静脈血
- 動脈血
- 肺胞気
- 呼気
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4.呼気
問題44 チェーン・ストークス呼吸を示すのはどれか。

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3
問題65 呼息時の肺胞内圧と胸膜腔内圧との組合せで正しいのはどれか。
- 肺胞内圧陽圧 ─── 胸膜腔内圧陽圧
- 肺胞内圧陽圧 ─── 胸膜腔内圧陰圧
- 肺胞内圧陰圧 ─── 胸膜腔内圧陽圧
- 肺胞内圧陰圧 ─── 胸膜腔内圧陰圧
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2.肺胞内圧陽圧 ─── 胸膜腔内圧陰圧
問題66 肺の伸展受容器からの求心性インパルスによって吸息が抑制されるのはどれか。
- クッシング反射
- ファーガソン反射
- ベインブリッジ反射
- ヘリング・ブロイヤー反射
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4.ヘリング・ブロイヤー反射
問題66 容量が増加すると血中酸素分圧が低下するのはどれか。
- 肺活量
- 肺胞換気量
- 死腔量
- 1回換気量
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3.死腔量
問題67 酸素受容器が存在するのはどれか。2つ選べ。
- 肺胞壁
- 頸動脈小体
- 大動脈体
- 延髄
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2.頸動脈小体
3.大動脈体
問題67 肺伸展受容器からの求心性神経はどれか。
- 肋間神経
- 迷走神経
- 横隔神経
- 舌咽神経
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2.迷走神経
問題68 呼吸商を求めるのに必要なのはどれか。2つ選べ
- 酸素消費量
- 二酸化炭素排出量
- 尿中窒素排泄量
- 機能的残気量
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1.酸素消費量
2.二酸化炭素排出量
問題65 肺胞の表面活性剤(界面活性剤)で正しいのはどれか。
- 肺胞を広がりやすくする。
- 表面張力を増大させる。
- 気管支上皮細胞が分泌する。
- 未熟児に多い。
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1.肺胞を広がりやすくする。
問題66 酸素受容器があるのはどれか。
- 延髄
- 頸動脈洞
- 肺胞
- 頸動脈体
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4.頸動脈体
問題66 安静呼吸で誤っているのはどれか。
- 肺胞内圧は吸息時に陰圧である。
- 胸膜腔内圧は吸息時には陰圧である。
- 肺胞内圧は呼息時には陽圧である。
- 胸膜腔内圧は呼息時には陽圧である。
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4.胸膜腔内圧は呼息時には陽圧である。
問題65 喘息などの気道の閉塞性障害で低下するのはどれか。
- 肺活量
- 努力肺活量
- 1秒率
- 機能的残気量
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3.1秒率
問題68 O2消費量が10l/時間、CO2排出量が7l/時間であるとき、呼吸商はいくらか。
- 0.7
- 1.4
- 3.3
- 4.7
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1.0.7
問題64 呼吸中枢が存在するのはどこか。
- 大脳皮質
- 大脳基底核
- 視床
- 延髄
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4.延髄
問題65 拘束性換気障害で減少するのはどれか。
- 1秒率
- 肺活量
- 機能的残気量
- 残気量
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2.肺活量
問題66 吸息時に起こらないのはどれか。
- 胸膜腔内圧の陽圧化
- 横隔膜の収縮
- 肺胞壁弾性力の増大
- 肺胞内の陰圧化
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1.胸膜腔内圧の陽圧化
問題67 ヘーリング-ブロイエル反射で正しいのはどれか。
- 求心性末梢神経は舌咽神経である。
- 反射中枢は視床下部である。
- 反射的に吸息が増強する。
- 受容器は肺伸展受容器である。
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4.受容器は肺伸展受容器である。
問題69 呼吸商はどれか。
- 酸素摂取量/酸素消費量
- 二酸化炭素排出量/酸素消費量
- 呼息にかかる時間/吸息にかかる時間
- 運動開始時の酸素不足/運動後に返済される酸素負債
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2.二酸化炭素排出量/酸素消費量
問題66 機能的残気量で正しいのはどれか。
- 予備呼気量+残気量
- 予備吸気量+1回換気量+予備呼気量
- 1回換気量-死腔量
- 肺胞換気量+死腔量
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1.予備呼気量+残気量
問題67 呼吸調節で誤っている組合せはどれか。
- 頸動脈洞-酸素受容器
- 迷走神経-へーリング‐ブロイエル反射
- 横隔膜-吸息
- 延髄-呼吸中枢
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1.頸動脈洞-酸素受容器
問題67 最大吸気位から呼気として吐き出しうる最大の空気量はどれか。
- 残気量
- 肺活量
- 肺胞換気量
- 機能的残気量
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2.肺活量
問題68 肺胞気から血液への酸素の移動様式はどれか。
- 浸透
- 分泌
- ろ過
- 拡散
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4.拡散
問題82 血液酸素分圧を感受するのはどれか。
- パチニ小体
- 頸動脈洞
- 頸動脈小体
- コルチ器官
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3.頸動脈小体
問題65 1秒率を求める式はどれか。
- 1秒量÷全肺気量×100(%)
- 1秒量÷1回換気量×100(%)
- 1秒量÷努力肺活量×100(%)
- 1秒量÷肺胞換気量×100(%)
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3.1秒量÷努力肺活量×100(%)
問題66 酸素分圧が最も高いのはどれか。
- 吸気
- 呼気
- 肺胞気
- 動脈血
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1.吸気
問題67 ヘーリング-ブロイエル反射の受容器はどれか。
- 頸動脈洞圧受容器
- 酸素受容器
- 肺伸展受容器
- 二酸化炭素受容器
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3.肺伸展受容器
問題63 吸息時の肺胞内圧と胸膜腔内圧の組合せで正しいのはどれか。
- 肺胞内圧が陽圧-胸膜腔内圧が陽圧
- 肺胞内圧が陽圧-胸膜腔内圧が陰圧
- 肺胞内圧が陰圧-胸膜腔内圧が陽圧
- 肺胞内圧が陰圧-胸膜腔内圧が陰圧
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4.肺胞内圧が陰圧-胸膜腔内圧が陰圧
問題64 閉塞性換気障害で低下するのはどれか。
- 1秒率
- 肺活量
- 残気量
- 気道抵抗
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1.1秒率
問題87 死腔量が150mlのとき1分間当たりの肺胞換気量が最も大きい組合せはどれか。
- (呼吸数)8/分-(1回換気量)750ml
- (呼吸数)10/分-(1回換気量)650ml
- (呼吸数)12/分-(1回換気量)550ml
- (呼吸数)15/分-(1回換気量)450ml
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2.(呼吸数)10/分-(1回換気量)650ml
問題88 肺気量分画の大きさの比較で正しいのはどれか。
- 肺活量>予備呼気量
- 予備吸気量>肺活量
- 残気量>機能的残気量
- 予備呼気量>機能的残気量
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1.肺活量>予備呼気量
問題97 呼吸筋の仕事量を増大させる因子の組合せはどれか。
- 肺コンプライアンスの増加 ──── 気道抵抗の増加
- 肺コンプライアンスの増加 ──── 気道抵抗の低下
- 肺コンプライアンスの低下 ──── 気道抵抗の増加
- 肺コンプライアンスの低下 ──── 気道抵抗の低下
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3.肺コンプライアンスの低下 ──── 気道抵抗の増加
問題98 安静時の吸息で正しいのはどれか。
- 横隔膜の弛緩
- 内肋間筋の収縮
- 肺胞内圧の陰圧化
- 胸膜腔内圧の陽圧化
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3.肺胞内圧の陰圧化
問題99 予備呼気量と残気量との和で示される肺気量はどれか。
- 肺活量
- 死腔量
- 肺胞換気量
- 機能的残気量
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4.機能的残気量
問題 99 深い呼息で働くのはどれか。
- 深い呼息で働くのはどれか。
- 内肋間筋
- 外肋間筋
- 胸鎖乳突筋
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2. 内肋間筋
問題 100 酸素分圧が最も高いのはどれか。
- 吸気
- 肺胞気
- 動脈血
- 肺静脈血
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1. 吸気
まとめ
呼吸の生理学の範囲では一秒率や酸素分圧などといったところが出題されます。解剖学と合わせて学習することで覚えやすくなります。
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