柔道整復師国家試験過去問【外科学:炎症と感染症】

柔道整復師国家試験過去問【外科学:炎症と感染症】

柔道整復師国家試験、外科学部分別問題炎症と感染症の範囲になります。

この範囲では炎症と感染症について出題されています。割合的には感染症の問題がとても多く、炎症は少し限られているイメージです。炎症では蜂窩織炎等の問題が出題されやすいので学習しておきましょう。感染症に関しては幅広く出題されているので過去問を駆使して覚えるようにしてください。

この過去問を利用してぜひ学習してください。

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国家資格4種取得、最年少院長

【取得資格一覧】

元大手整骨院グループ20代院長を務める。

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目次

外科学:炎症と感染症

問題125 外科的感染症について誤っているのはどれか。

  1. 蜂窩織炎は皮下の疎生結合組織の中をびまん性進行性に広がる急性化膿性炎症である。
  2. 皮膚の毛嚢あるいは皮脂腺に化膿菌が感染して起こる化膿性炎症が、多発・融合化したものを・という。
  3. 破傷風は創傷から破傷風菌が進入し感染することによって生じるが、一旦発症すると重篤で致命率も高い。
  4. 黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの化膿菌が血中に入り、これが原因となって全身的な感染が起こることを敗血症という。
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2.皮膚の毛嚢あるいは皮脂腺に化膿菌が感染して起こる化膿性炎症が、多発・融合化したものを・という

問題121 炎症について誤っているのはどれか。

  1. 急性炎症の局所症状とは発赤、腫脹、疼痛および熱感をいう。
  2. 敗血症とは細菌又はその毒素が血中に入って全身症状を示す状態をいう。
  3. 化膿性骨髄炎は黄色ブドウ球菌が原因であることが多い。
  4. 瘭疽(ひょうそ)とは毛嚢、皮脂腺の限局性化膿性炎症である。
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4.瘭疽(ひょうそ)とは毛嚢、皮脂腺の限局性化膿性炎症である。

問題122 外科的感染症で重要な嫌気性菌はどれか。

  1. 大腸菌
  2. 破傷風菌
  3. 黄色ブドウ球菌
  4. 連鎖球菌
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2.破傷風菌

問題126 外科的感染症と原因菌との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 破傷風  ─── 嫌気性菌
  2. 蜂窩織炎 ─── 結核菌
  3. 癰(セツ) ─── ブドウ球菌
  4. 丹毒   ─── 溶血性連鎖球菌
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2.蜂窩織炎 ─── 結核菌

問題122 術後感染症はどれか。

  1. 縫合糸膿瘍
  2. 癤(せつ)
  3. 毛嚢炎
  4. ひょう疽
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1.縫合糸膿瘍

問題122 蜂窩織炎について誤っているのはどれか。

  1. 起炎菌は嫌気性菌が多い。
  2. 皮下結合織に好発する。
  3. 拍動性疼痛がある。
  4. しばしば膿瘍を形成する。
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1.起炎菌は嫌気性菌が多い。

問題122 溶血性連鎖球菌が主な原因となる感染はどれか。

  1. 丹毒
  2. 面庁
  3. 癤(せつ)
  4. 癰(よう)
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1.丹毒

問題127 正しいのはどれか。

  1. 蜂窩織炎の初期治療は切開排膿である。
  2. 破傷風の初発症状は意識障害である。
  3. ガス壊疽は黄色ブドウ球菌で起こる。
  4. ひょう疽は指先の化膿性炎症である。
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4.ひょう疽は指先の化膿性炎症である。

問題122 破傷風について誤っているのはどれか。

  1. 病原菌は土壌に常在する。
  2. 潜伏期が短いほど重症である。
  3. 痙攣は四肢末端から始まる。
  4. 治療法は破傷風ヒト免疫グロブリン投与である。
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3.痙攣は四肢末端から始まる

問題123 ガス壊疽の症状として正しいのはどれか。

  1. 進行は急速
  2. 臭気は芳香臭
  3. 疼痛は欠如
  4. 色調は鮮紅色
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1.進行は急速

問題123 SIRS(全身性炎症反応症候群)の診断基準の項目に含まれないのはどれか。

  1. 体温
  2. 意識
  3. 脈拍数
  4. 白血球数
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2.意識

問題150 破傷風について正しいのはどれか。

  1. 病原菌は土壌に生息する好気性菌である。
  2. 意識障害が起こる。
  3. 潜伏期が短いほど予後良好である。
  4. 治療は汚染創の開放が重要である。
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4.治療は汚染創の開放が重要である

問題166 正しい組合せはどれか。

  1. 丹毒 ─── 緑膿菌
  2. 毛嚢炎 ─── 黄色ブドウ球菌
  3. 梅毒 ─── ウェルシュ菌
  4. ガス壊疽 ─── 破傷風菌
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2.毛嚢炎 ─── 黄色ブドウ球菌

問題166 感染症の治療で正しい組合せはどれか。

  1. 破傷風-ペニシリン
  2. ガス壊疽-抗毒素血清(テタノブリン)
  3. 皮膚カンジダ症-抗真菌薬
  4. アスペルギルス症-テトラサイクリン
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3.皮膚カンジダ症-抗真菌薬

問題175 外科的感染で誤っている組合せはどれか。

  1. 丹毒-A群溶連菌
  2. ガス壊疽-ウェルシュ菌
  3. 化膿性骨髄炎-黄色ブドウ球菌
  4. IVHカテーテル感染-アスペルギルス
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4.IVHカテーテル感染-アスペルギルス

問題174 外科的感染症で正しいのはどれか。

  1. ガス壊疽では痛みを伴わない。
  2. 挫滅創は切創に比べて感染しやすい。
  3. 抗菌薬を全身投与すれば感染は生じない。
  4. 破傷風トキソイドの接種歴があれば破傷風に罹患しない。
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2.挫滅創は切創に比べて感染しやすい。

問題175 急性炎症の症状で誤っているのはどれか。

  1. 発 赤
  2. 腫 脹
  3. 疼 痛
  4. 冷 感
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4.冷 感

問題176 蜂窩織炎で正しいのはどれか。

  1. 発赤を伴わない。
  2. 真菌感染が多い。
  3. びまん性化膿性炎症である。
  4. 切開排膿が基本となる。
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3.びまん性化膿性炎症である。

問題175 蜂窩織炎の症状で誤っているのはどれか。

  1. びまん性腫脹
  2. 熱感
  3. 疼痛
  4. 排膿
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4.排膿

問題176 感染症で誤っているのはどれか。

  1. 破傷風では開口障害がみられる。
  2. 丹毒はウェルシュ菌によるものが多い。
  3. 肺アスペルギルス症では菌球形成がみられる。
  4. 化膿性骨髄炎は黄色ブドウ球菌によるものが多い。
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2.丹毒はウェルシュ菌によるものが多い。

問題 176 感染と原因菌の組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. 中心静脈カテーテル感染-アスペルギルス
  2. 術後尿路感染-大腸菌
  3. 術後呼吸器感染-緑膿菌
  4. 抗菌薬関連腸炎-MRSA
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1. 中心静脈カテーテル感染-アスペルギルス

まとめ

炎症と感染症は一回に1問ほどの頻度で出題されます。基本的には点数を取りやすいように設定されていますが、たまに難しい問題も出題されます。取れる問題は逃さないようにしっかりと確認して試験に臨みましょう。

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