柔道整復師国家試験外科学のポイント
柔道整復師国家試験外科学編です。管理人は外科学にとても難しい印象があります。内容が難しいだけに、教科書を読むところから始めたところ似たような内容が多く病症や内容が頭の中でこんがらがってしまい、若干捨て教科にしようとしていた時期がありました。
しっかりと勉強するととても難しい外科学ですが試験を解くということだけに要点を絞れば、過去問の内容を理解できるように勉強するのが1番早道だと思います。余裕がある方は教科書を読んでもいいですが深追いして内容がこんがらがらないように用心してください。
まずは問題を解いて答えと問題の傾向を掴みましょう。問題数が10問と少ないのでしっかりとベクトルや勉強量を考えて挑みましょう。
目標正答率は70%です。頑張りましょう。
第1回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 ショックについて正しいのはどれか。
- 出血性ショックは動脈出血より静脈出血の方が早期に著しい症状を呈する。
- 広範囲熱傷によるショックは受傷直後から重篤な症状となる。
- 心原性ショックとは神経性ショックと同じ概念である。
- アナフィラキシーショックとは細菌性ショックと同じ概念である。
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2.広範囲熱傷によるショックは受傷直後から重篤な症状となる。
問題122 輸血について正しいのはどれか。
- 血液型判定はABO式による検査のみで決定される。
- 不適合輸血が行われても注入速度か遅ければ無症状である。
- 成分輸血とは血液中の赤血球、血小板、顆粒球、血漿を分離し、病態に応じて輸注することをいう。
- 新鮮血とは採血後1週間以内のものをいう。
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3.成分輸血とは血液中の赤血球、血小板、顆粒球、血漿を分離し、病態に応じて輸注することをいう。
問題123 蘇生法について正しいのはどれか。
- 心肺蘇生術の目的は脳障害を残さず患者を社会復帰させることである。
- 心停止の状態が30分間前後であれば脳障害は残らない。
- 気道確保とは閉胸式心臓マッサージをすることである。
- 乳幼児の人工呼吸法では最初に気管切開術がなされる。
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1.心肺蘇生術の目的は脳障害を残さず患者を社会復帰させることである。
問題124 損傷について誤っているのはどれか。
- 打撲などで皮膚に損傷がなく皮下の軟部組織だけが損傷したものを挫創という。
- 機械的損傷の局所症状としては出血、腫張および疼痛などがある。
- 熱傷や凍傷は温熱や寒冷が生体に作用して生じる非機械的損症である。
- 開放性損傷の外出血に対する救急処置としては直接圧迫による止血法が簡単的確である。
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1.打撲などで皮膚に損傷がなく皮下の軟部組織だけが損傷したものを挫創という。
問題125 外科的感染症について誤っているのはどれか。
- 蜂窩織炎は皮下の疎生結合組織の中をびまん性進行性に広がる急性化膿性炎症である。
- 皮膚の毛嚢あるいは皮脂腺に化膿菌が感染して起こる化膿性炎症が、多発・融合化したものを・という。
- 破傷風は創傷から破傷風菌が進入し感染することによって生じるが、一旦発症すると重篤で致命率も高い。
- 黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの化膿菌が血中に入り、これが原因となって全身的な感染が起こることを敗血症という。
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2.皮膚の毛嚢あるいは皮脂腺に化膿菌が感染して起こる化膿性炎症が、多発・融合化したものを・という
問題126 誤っているのはどれか。
- 膿瘍切開時、ドレーン挿入は排膿を目的とする。
- 穿刺とは病巣に穿刺針を挿入し内容を採取することをいう。
- 皮膚切開は皮膚の生理的線条(ランゲ皮膚割線)に沿って行うのが原則である。
- 摘出術とは病巣や臓器の一部を検査目的で切り取ることをいう。
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4.摘出術とは病巣や臓器の一部を検査目的で切り取ることをいう。
問題127 腹部外傷について誤っているのはどれか。
- 肝臓は実質臓器なので、比較的弱い鈍性外力によっても損傷される傾向がある。
- 脾臓は右季肋部への鈍性外力で損傷されやすい。
- 膀胱は尿で満たされている場合の方が打撲などによって破裂しやすい。
- 腎臓損傷は背面又は側面からの鈍性外力が原因となることが多い。
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2.脾臓は右季肋部への鈍性外力で損傷されやすい。
問題128 頭蓋底骨折について誤っているのはどれか。
- 介達性鈍性外力によって生じる。
- 損症部位により鼻孔や耳孔からの出血を伴う。
- 頭部の他の部位の骨折より神経損傷を起こす頻度が高い。
- 鼻出血を伴う場合は仰臥位にする。
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4.鼻出血を伴う場合は仰臥位にする。
問題129 脳挫傷について正しいのはどれか。
- 頭部に対する鈍性外力による硬膜外出血を伴って発生する。
- 閉鎖性脳外傷により発生することが多い。
- 脳組織の壊死と脳実質内の出血を伴うことはない。
- 受傷後の開頭手術は必要ない。
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2.閉鎖性脳外傷により発生することが多い。
問題130 3-3-9度方式による意識障害の程度について正しい組合せはどれか。
- 閉眼状態だが、大きな声で呼びかけると開眼する ─── 3
- 痛み刺激に対して全く反応しない ─── 300
- 見当識障害がある ─── 20
- 名前や生年月日を聞いても言えない ─── 10
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2.痛み刺激に対して全く反応しない ─── 300
第2回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 炎症について誤っているのはどれか。
- 急性炎症の局所症状とは発赤、腫脹、疼痛および熱感をいう。
- 敗血症とは細菌又はその毒素が血中に入って全身症状を示す状態をいう。
- 化膿性骨髄炎は黄色ブドウ球菌が原因であることが多い。
- 瘭疽(ひょうそ)とは毛嚢、皮脂腺の限局性化膿性炎症である。
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4.瘭疽(ひょうそ)とは毛嚢、皮脂腺の限局性化膿性炎症である。
問題122 ショックの治療で誤っているのはどれか。
- 心臓マッサージ
- 輸液
- 放射線照射
- 気道確保
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3.放射線照射
問題123 手術について正しいのはどれか。
- デブリドマンとは植皮術のことである。
- 穿刺術は疾病の診断や治療に用いられる。
- 切開・排膿は悪性腫瘍の根治術である。
- ドレナージとは開胸式心臓マッサージのことである。
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2.穿刺術は疾病の診断や治療に用いられる。
問題124 止血について誤っているのはどれか。
- 緊縛法
- 電気凝固法
- 免疫療法
- 圧迫タンポナーデ
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3.免疫療法
問題125 胸部外傷について誤っているのはどれか。
- 肋骨骨折の数が多いほど胸壁動揺が見られる。
- 穿通性肺損傷は安静のみで治癒することが多い。
- 外傷性血気胸に対し胸腔穿刺を行う。
- 気管・気管支断裂は重篤な呼吸器症状を呈する。
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2.穿通性肺損傷は安静のみで治癒することが多い。
問題126 意識障害について誤っているのはどれか。
- 3-3-9度方式は光刺激により判定する。
- 失神とは意識が一過性に失われた状態をいう。
- 意識障害のある患者では吐物の誤嚥を防ぐことが大切である。
- 意識障害の原因の一つにクモ膜下出血がある。
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1.3-3-9度方式は光刺激により判定する。
問題127 誤っているのはどれか。
- 脊髄損傷が疑われるときは頭部から腰殿部までを不動に保つ。
- クモ膜下出血では頭部を低く保つ体位をとる。
- 吐物の誤嚥を防ぐには患者を側臥位に保つ。
- 脊髄損傷の合併症の一つに褥瘡がある。
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2.クモ膜下出血では頭部を低く保つ体位をとる。
問題128 消毒法で誤っている組合せはどれか。
- 煮沸消毒法 ─── 金属製手術器具
- エチレンオキサイドガス ─── 気管支鏡
- ポビドンヨード(イソジン) ─── 皮膚
- オートクレーブ ─── プラスチック製品
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4.オートクレーブ ─── プラスチック製品
問題129 損傷部の処置について正しいのはどれか。
- 汚染された開放性損傷では、創傷部の清浄化を優先する。
- 化膿した創部には副腎皮質ホルモン剤を使用すると治癒が促進する。
- 感染のない創部に対する包帯交換は頻回に行う。
- 受傷後早期にはデブリドマンを行わない。
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1.汚染された開放性損傷では、創傷部の清浄化を優先する。
問題130 輸血、輸液について正しいのはどれか。
- 輸血の際、患者と供血者との血液について交差適合試験を行う。
- 出血に伴う電解質の不足が認められた時は成分輸血で補う。
- 電解質輸液を行う時は合併症としての出血傾向に注意すべきである。
- 出血が循環血液量以上の場合は等張ブドウ糖液の輸液を行う。
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1.輸血の際、患者と供血者との血液について交差適合試験を行う。
第3回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 正しいのはどれか。
- 創傷の二次的治癒とは縫合によるものである。
- 血流障害は創傷治癒を遅らせる局所因子である。
- 気道熱傷はほとんど無症状に経過する。
- Ⅲ度熱傷は水疱形成を特徴とする。
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2.血流障害は創傷治癒を遅らせる局所因子である。
問題122 外科的感染症で重要な嫌気性菌はどれか。
- 大腸菌
- 破傷風菌
- 黄色ブドウ球菌
- 連鎖球菌
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2.破傷風菌
問題123 悪性腫瘍の病期決定に必要でないのはどれか。
- 患者の年齢
- リンパ節転移の有無
- 転移の状態
- 腫瘍の大きさ
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1.患者の年齢
問題124 誤っているのはどれか。
- 循環血液量の35~45%の出血は生命に危険を及ぼす。
- 喀血は内出血に含まれる。
- 輸血をする際は交差適合試験を行う。
- 成分輸血は病態に応じて適用される。
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2.喀血は内出血に含まれる。
問題125 滅菌、消毒について誤っている組合せはどれか。
- 鉗子 ─── 高圧蒸気
- 縫合糸 ─── エチレンオキサイドガス
- 手指 ─── ホルマリン液
- 手術野 ─── ポビドンヨード(イソジン)
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3.手指 ─── ホルマリン液
問題126 頭蓋底骨折について誤っているのはどれか。
- 粉砕骨折の多発
- 脳神経障害の合併
- 意識障害の発症
- 耳介後部の皮下出血
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1..粉砕骨折の多発
問題127 蘇生について誤っているのはどれか。
- 気道を確保する。
- 心臓マッサージを行う。
- 輸液ルートを確保する。
- 大量輸血を行う。
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4.大量輸血を行う。
問題128 意識障害について正しいのはどれか。
- 植物状態は3-3-9度方式のⅡ-30に相当する。
- 混迷状態では強い刺激に対しても反応しない。
- 痛覚の有無は意識障害判定上重要である。
- 意識レベルの程度は脳外傷の重症度と一致する。
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3.痛覚の有無は意識障害判定上重要である。
問題129 脊髄損傷の症状で正しいのはどれか。
- 受傷後早期に尿閉を認める。
- 脊髄ショック状態の安定後、深部腱反射は正常化する。
- 胸髄損傷の場合、手指の触覚は消失する。
- 頸髄損傷の場合、耳出血を認める。
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1.受傷後早期に尿閉を認める。
問題130 呼吸器の損傷で誤っているのはどれか。
- 肋骨骨折は肺挫傷の原因となる。
- 肺挫傷では鮮紅色の血痰を喀出する。
- 穿通性肺損傷では皮下気腫を認める。
- 肺損傷の場合は外開放性気胸を伴う。
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4.肺損傷の場合は外開放性気胸を伴う。
第4回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 消毒・滅菌法について誤っているのはどれか。
- ヨードホルム消毒法 ─── 手指・創傷
- 煮沸滅菌法 ─── 手術野・熱傷
- ガス滅菌法 ─── 光学レンズ・ゴム製品
- 高圧蒸気滅菌法 ─── 手術器具・ガーゼ
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2.煮沸滅菌法 ─── 手術野・熱傷
問題122 局所麻酔法でないのはどれか。
- 脊椎麻酔
- 硬膜外麻酔
- 浸潤麻酔
- 静脈麻酔
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4.静脈麻酔
問題123 止血法について誤っているのはどれか。
- 出血部位を直接圧迫するのを結紮法という。
- 駆血帯などで止血するのを緊縛法という。
- ガーゼなどをつめて止血するのを圧迫タンポン法という。
- 内視鏡などを用いて塞栓・硬化させるのを血管内塞栓法という。
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1.出血部位を直接圧迫するのを結紮法という。
問題124 ショックについて正しいのはどれか.
- 循環血流量の増加が原因である。
- 細菌感染も原因となる。
- 出血性ショックは不可逆的である。
- 心原性ショックは一過性である。
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2.細菌感染も原因となる。
問題125 創傷について正しいのはどれか.
- 微小血管損傷は自然止血しない。
- 損傷部が腫脹するのは血液成分の漏出による。
- リンパ球は壊死組織を分解吸収する。
- 白血球は瘢痕組織の一部である。
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2.損傷部が腫脹するのは血液成分の漏出による
問題126 外科的感染症と原因菌との組合せで誤っているのはどれか。
- 破傷風 ─── 嫌気性菌
- 蜂窩織炎 ─── 結核菌
- 癰(セツ) ─── ブドウ球菌
- 丹毒 ─── 溶血性連鎖球菌
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2.蜂窩織炎 ─── 結核菌
問題127 頭部外傷について正しいのはどれか。
- 巣症状が認められる場合は脳挫傷が疑われる。
- 耳出血がある場合は後頭骨骨折が疑われる。
- 受傷部の腫脹は硬膜外血腫による。
- 開口障害は頭蓋底骨折が原因である。
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1.巣症状が認められる場合は脳挫傷が疑われる。
問題128 正しい組合せはどれか。
- 植物状態 ─── 大脳障害
- 脳死 ─── 脊髄損傷
- 痙攣 ─── 慢性関節リウマチ
- 片頭痛 ─── 頭頸部筋持続的収縮
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1.植物状態 ─── 大脳障害
問題129 交通外傷による腹部鈍的損傷で正しいのはどれか。
- ハンドルによる上腹部打撲で消化管損傷が生じる。
- 肋骨骨折を伴う場合には膵損傷が多い。
- シートベルトによる皮膚圧痕は特に処置を要しない。
- 前腹壁打撲により腎損傷が生じる。
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1.ハンドルによる上腹部打撲で消化管損傷が生じる。
問題130 胸・腹部複合型外傷で優先して行う処置はどれか。
a.気道確保 b.血管確保 c.創部清浄化 d.骨折部処置
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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1.a、b
第5回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 手指創傷の消毒法で使用されないのはどれか。
- ヨードホール
- エチレンオキサイド
- クロルヘキシジン(ヒビテン液)
- 逆性石鹸
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2.エチレンオキサイド
問題122 止血法で誤っている組合せはどれか。
- 圧迫タンポナーデ ─── びまん性出血
- 結紮法 ─── 動静脈の出血
- 緊縛法 ─── 四肢の動脈出血
- 電気凝固法 ─── 大血管の出血
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4.電気凝固法 ─── 大血管の出血
問題123 全身麻酔の前投薬の目的で誤っているのはどれか。
- 鎮静作用
- 気道の分泌抑制作用
- 筋弛緩作用
- 鎮痛作用
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3.筋弛緩作用
問題124 腹部鈍的外傷について誤っている組合せはどれか。
- 腸管破裂 ─── 腹腔内遊離ガス
- 腎損傷 ─── 血尿
- 肝破裂 ─── 吐血
- 膵損傷 ─── 後腹膜血腫
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3.肝破裂 ─── 吐血
問題125 腫瘍診断について正しい組合せはどれか。
- 超音波検査 ─── 骨腫瘍
- 核医学検査 ─── 胃腫瘍
- 内視鏡検査 ─── 甲状腺腫瘍
- バイオプシー(生検) ─── 結腸腫瘍
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4.バイオプシー(生検) ─── 結腸腫瘍
問題126 輸血について誤っている組合せはどれか。
- 不適合輸血 ─── 血尿
- 感染 ─── 血清肝炎
- アレルギー ─── AIDS
- 過剰投与 ─── 心不全
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3.アレルギー ─── AIDS
問題127 輸液剤について誤っている組合せはどれか。
- 血漿 ─── 膠質輸液
- 5%ブドウ糖液 ─── 高浸透圧
- 高カロリー輸液 ─── 栄養補給
- リンゲル液 ─── 電解質輸液
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2.5%ブドウ糖液 ─── 高浸透圧
問題128 頭蓋骨骨折について誤っている組合せはどれか。
- 複視 ─── 眼窩骨折
- 髄液漏出 ─── 頭蓋底骨折
- 咬合不全 ─── 下顎骨骨折
- 呼吸困難 ─── 頬骨弓骨折
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4.呼吸困難 ─── 頬骨弓骨折
問題129 心肺蘇生術で誤っているのはどれか。
- 心臓マッサージは柔らかいベッド上で行う。
- 心臓マッサージの効果は脈拍の触知で確認する。
- 気道確保は頭部後屈あご先挙上法で行う。
- 人工呼吸の効果は胸郭の動きで確認する。
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1.心臓マッサージは柔らかいベッド上で行う。
問題130 正しいのはどれか。
- 上位の頸髄損傷では四肢の麻痺をきたす。
- 胸髄損傷では麻痺筋により損傷部位の高位診断ができる。
- 胸・腰椎移行部損傷では呼吸麻痺を伴う。
- 頸部損傷では頭部を挙上して搬送する。
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1.上位の頸髄損傷では四肢の麻痺をきたす。
第6回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 創傷治癒を遅らせる因子について誤っているのはどれか。
- 低蛋白血症
- 脳圧亢進症
- 低酸素血症
- ビタミンK欠乏症
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2.脳圧亢進症
問題122 ショックについて誤っている組合せはどれか。
- 心原性ショック ─── 心筋梗塞
- 細菌性ショック ─── 消化管穿孔
- 体液喪失性ショック ─── 大出血
- 神経原性ショック ─── 肝破裂
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4.神経原性ショック ─── 肝破裂
問題123 輸血による副作用について誤っているのはどれか。
- 抗原抗体反応
- ウイルス感染
- 高脂血症
- 肝機能障害
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3.高脂血症
問題124 鎮痛・鎮静処置で正しい組合せはどれか。
- 顔面痙攣 ─── 三叉神経ブロック
- 抜歯 ─── 表面麻酔
- 無痛分娩 ─── 脊椎麻酔
- 痔核切除術 ─── 浸潤麻酔
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3.無痛分娩 ─── 脊椎麻酔
問題125 止血法で正しいのはどれか。
- 顔面損傷の場合はベロックのタンポン法による。
- 骨からの出血は結紮する。
- 手指切創の出血は電気凝固法を実施する。
- 深層からの出血はミクリッツタンポン法による。
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4.深層からの出血はミクリッツタンポン法による
問題126 心肺蘇生法で正しいのはどれか。
- 口対口人工呼吸時にはマウスピースを装着する。
- 心マッサージはベッドにあげて行う。
- 小児に対する心マッサージは剣状突起部を圧迫する。
- 気道確保は頭部後屈あご先挙上で行う。
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4.気道確保は頭部後屈あご先挙上で行う
問題127 頭部外傷で正しい組合せはどれか。※解なし
- 脳挫傷 ─── 頭部皮下血腫
- 硬膜外血腫 ─── 円蓋部陥没骨折
- 硬膜下血腫 ─── 頭蓋底骨折
- 髄液漏 ─── 下顎骨骨折
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問題128 脳卒中で正しい組合せはどれか。※解なし
- 脳幹部出血 ─── 意識清明
- 脳血栓 ─── 一過性脳虚血発作
- 脳動脈瘤破裂 ─── 脊髄性ショック
- 小脳出血 ─── 呼吸停止
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問題129 胸壁損傷の合併症で正しいのはどれか。
- 乳び胸は縦隔損傷時に認められる。
- フレイルチェストは肋骨骨折時に合併しない。
- 横隔膜ヘルニアは開放性胸壁損傷の合併症である。
- 心タンポナーデは多発性肋骨骨折に合併する。
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1.乳び胸は縦隔損傷時に認められる
問題130 腹部臓器損傷について正しいのはどれか。
- 肝破裂では腹部腫瘤を認める。
- 下部腸管穿孔では腹鳴が亢進する。
- 脾損傷では出血性ショックが起こらない。
- 腎損傷では血尿を認める。
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4.腎損傷では血尿を認める
第7回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 頭部外傷の急性期症状で誤っているのはどれか
- 頭痛
- 嘔吐
- 下痢
- 意識障害
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3.下痢
問題122 誤っている組合せはどれか。
- クモ膜下出血 ─── 脳動脈瘤
- 脳血栓 ─── 動脈硬化
- 脳塞栓 ─── 肺線維症
- 脳内出血 ─── 高血圧症
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3.脳塞栓 ─── 肺線維症
問題123 胸部鈍的外傷とその治療法との組合せで誤っているのはどれか。
- 血胸 ─── 胸腔穿刺
- 気管損傷 ─── 陽圧呼吸
- 肋骨骨折 ─── 絆創膏固定
- 胸壁動揺 ─── 内固定法
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2.気管損傷 ─── 陽圧呼吸
問題124 腹部鈍的外傷で腹腔内に遊離ガスが認められたときの損傷臓器はどれか。
- 肝
- 膵
- 脾
- 小腸
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4.小腸
問題125 境界の明瞭な皮下腫瘤の適切な治療法はどれか。
- 結紮術
- 穿刺術
- 切開術
- 摘出術
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4.摘出術
問題126 腰椎麻酔の合併症状としてみられないのはどれか。
- 頭痛
- 高血圧
- 呼吸抑制
- 嘔吐
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2.高血圧
問題127 自家移植されるのはどれか。
- 皮膚
- 角膜
- 肝
- 腎
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1.皮膚
問題128 気道確保について誤っているのはどれか。
- 咽頭の異物除去
- 頭部前屈
- 下顎挙上
- エアウェイ挿入
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2.頭部前屈
問題129 誤っている組合せはどれか。
- 肺癌 ─── 血痰
- 胃潰瘍 ─── 吐血
- 内痔核 ─── タール便
- 腎腫瘍 ─── 血尿
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3.内痔核 ─── タール便
問題130 ショックについて正しい組合せはどれか。
- アナフィラキシーショック ─── 薬物の注射
- 心原性ショック ─── 汎発性腹膜炎
- 体液喪失性ショック ─── 心タンポナーデ
- 細菌性ショック ─── 脊髄損傷
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1.アナフィラキシーショック ─── 薬物の注射
第8回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 創傷治癒を促進させる局所的因子で正しいのはどれか。
- 細菌汚染
- デブリドマン
- 壊死組織
- 血流障害
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2.デブリドマン
問題122 術後感染症はどれか。
- 縫合糸膿瘍
- 癤(せつ)
- 毛嚢炎
- ひょう疽
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1.縫合糸膿瘍
問題123 輸液の目的で誤っているのはどれか。
- 臓器不全時の大量輸液
- 栄養成分の補給
- 膠質浸透圧の是正と維持
- 水分・電解質バランスの是正と維持
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1.臓器不全時の大量輸液
問題124 誤っているのはどれか。
- 消毒とは病原微生物を死滅させることである。
- 滅菌とはすべての微生物を死滅させることである。
- 高圧蒸気滅菌法は光学レンズの滅菌に有用である。
- プラスチック・ゴム製品はエチレンオキサイドガスで滅菌する。
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3.高圧蒸気滅菌法は光学レンズの滅菌に有用である。
問題125 正しいのはどれか。
- 腰椎麻酔は全身麻酔である。
- 静脈麻酔は局所麻酔である。
- 脊椎麻酔は胸部の手術に適している。
- 浸潤麻酔は感染部位では禁忌である。
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4.浸潤麻酔は感染部位では禁忌である
問題126 正しいのはどれか。
- 救急蘇生法はまず気道を確保する。
- 気道異物を疑ったらまずハイムリッヒ法を行う。
- 頸動脈の拍動は胸鎖乳突筋の外側で触知する。
- 閉胸的心臓マッサージは胸骨の下1/3の部位を圧迫する。
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1.救急蘇生法はまず気道を確保する。
4.閉胸的心臓マッサージは胸骨の下1/3の部位を圧迫する。
問題127
19歳の男性。バイクで転倒し頭部を強打した。その直後、一時的な意識消失があった。来診したときは歩いたり話したりできたが、受傷後12時間を経て意識が障害してきた。最も考えられる損傷はどれか。
- 硬膜外血腫
- 頭蓋底骨折
- 脳挫傷
- 脳内出血
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1.硬膜外血腫
問題128 胸部鈍的外傷で嗄声がみられた。損傷臓器はどれか。
- 胸膜
- 気管
- 気管支
- 肺
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2.気管
問題129 最も緊急に処置を要するのはどれか。
- 開放性気胸
- 血気胸
- 緊張性気胸
- 閉鎖性気胸
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3.緊張性気胸
問題130 クモ膜下出血で特徴的な初発症状はどれか。
- 嘔吐
- 意識障害
- 上肢麻痺
- 頭痛
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4.頭痛
第9回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 健常肉芽について正しいのはどれか。
- 色調は蒼白である。
- 分泌物が多い。
- 表面は浮腫状で軟らかい。
- 接触によって出血しやすい。
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3.表面は浮腫状で軟らかい。
4.接触によって出血しやすい。
問題122 蜂窩織炎について誤っているのはどれか。
- 起炎菌は嫌気性菌が多い。
- 皮下結合織に好発する。
- 拍動性疼痛がある。
- しばしば膿瘍を形成する。
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1.起炎菌は嫌気性菌が多い。
問題123 良性腫瘍の主な治療法はどれか。
- 化学療法
- 免疫療法
- 内分泌療法
- 手術療法
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4.手術療法
問題124 誤っているのはどれか。
- 腰椎麻酔は局所麻酔である。
- 浸潤麻酔は感染部位で適応される。
- 表面麻酔は眼科手術で行われる。
- 静脈麻酔は全身麻酔である。
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2.浸潤麻酔は感染部位で適応される。
問題125 正しいのはどれか。
a.皮膚切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。 b.緊張のある部位の縫合創は10~14日を目安に抜糸する。
c.血管縫合は外翻縫合である。 d.皮膚切開には電気メスを用いる。
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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3.b、c
問題126 正しいのはどれか。
- 血液の全成分が血管外に流出することを出血という。
- 全血液の10~20%の急性出血でショックを起こす。
- 下部消化管からの出血はタール様である。
- 胃癌では大量吐血はみられない。
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1.血液の全成分が血管外に流出することを出血という。
問題127 正しいのはどれか。
a.救急蘇生ではまず心臓マッサージを行う。 b.気道の確保には頸部を前屈させる。
c.心肺蘇生法は心臓マッサージと人工呼吸である。 d.閉胸的心臓マッサージは胸骨下部1/3の部位で行う。
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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4.c、d
問題128
72歳の男性。3か月前に階段から転落して額に3針縫合を受けた。意識障害、神経症状はなく創は治癒したが、2週間前から歩行時に力が入らなくなり、ぼんやりしていることが目立つようになった。最も考えられるのはどれか。
- 急性硬膜外血腫
- 脳梗塞
- 慢性硬膜下血腫
- 破傷風
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3.慢性硬膜下血腫
問題129 脳死判定基準として適切でないのはどれか。
- 深昏睡
- 自発呼吸数減少
- 対光反射消失
- 平坦脳波
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2.自発呼吸数減少
問題130 正しい組合せはどれか。
a.左右第2・3腰椎横突起(肋骨突起)骨折 ─── 腎損傷
b.左第8・9肋骨骨折 ─── 肝損傷
c.右第7・9肋骨骨折 ─── 脾損傷
d.恥骨・坐骨骨折 ─── 尿道損傷
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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2.a、d
第10回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 熱傷について正しいのはどれか。
- 低温熱傷では深度が浅い。
- Ⅲ度の熱傷では感覚は消失しない。
- 広範囲熱傷では感染を併発しやすい。
- 気道熱傷では肺実質障害を伴わない。
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3.広範囲熱傷では感染を併発しやすい。
問題122 溶血性連鎖球菌が主な原因となる感染はどれか。
- 丹毒
- 面庁
- 癤(せつ)
- 癰(よう)
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1.丹毒
問題123 腫瘍について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 悪性腫瘍の術後再発は3年以内に起こることが多い。
- 集学的治療とは手術を除いた治療法である。
- 主病巣とは最初に発見された病巣である。
- 肉腫は悪性腫瘍である。
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1.悪性腫瘍の術後再発は3年以内に起こることが多い。
4.肉腫は悪性腫瘍である。
問題124 誤っている組合せはどれか。
- 熱傷性ショック ─── 体液減少
- 心原性ショック ─── 静脈圧上昇
- アナフィラキシーショック ─── 血管透過性減少
- 神経原性ショック ─── 血管緊張低下
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3.アナフィラキシーショック ─── 血管透過性減少
4.肉腫は悪性腫瘍である。
問題125 供血者として適切でないのはどれか。
a.妊娠7か月 b.年齢60歳 c.体重100kg d.肝炎の既往
- a、b
- a、d
- b、c
- c、d
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2.a、d
問題126 正しいのはどれか。
- 直腸麻酔剤は坐薬である。
- 胃内視鏡検査には表面麻酔が行われる。
- 術後疼痛の除去に硬膜外麻酔が行われる。
- 局所麻酔には筋弛緩剤を併用する。
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2.胃内視鏡検査には表面麻酔が行われる。
3.術後疼痛の除去に硬膜外麻酔が行われる
問題127 正しいのはどれか。
- 蜂窩織炎の初期治療は切開排膿である。
- 破傷風の初発症状は意識障害である。
- ガス壊疽は黄色ブドウ球菌で起こる。
- ひょう疽は指先の化膿性炎症である。
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4.ひょう疽は指先の化膿性炎症である。
問題128 一次救命処置に含まれるのはどれか。
- 閉胸式心マッサージ
- 救急薬品投与
- 心電図
- 電気的除細動
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1.閉胸式心マッサージ
問題129 正しいのはどれか。
- 脳梗塞は脳血管の奇形によるものが多い。
- 一過性脳虚血発作はクモ膜下出血の前兆である。
- 心臓弁膜疾患は脳血栓の原因となる。
- 脳幹部出血は意識障害をきたすことが多い。
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4.脳幹部出血は意識障害をきたすことが多い
問題130 63歳の男性.転倒して右大腿骨骨折と診断され入院した。受傷当日は痛み以外の訴えはなかったが、翌日には呼吸数増加、チアノーゼ、眼球結膜と胸部とに点状出血が認められ、意識が低下した。最も考えられるのはどれか。
- 緊張性気胸
- 脂肪塞栓症
- 胸部圧迫症
- 急性硬膜外血腫
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2.脂肪塞栓症
第11回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 熱傷について正しいのはどれか。
- 熱傷は機械的積傷である。
- 低温熱傷は深度が浅い。
- Ⅱ度の熱傷は感覚消失が起こる。
- Ⅲ度の熱傷は植皮の適応となる。
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4.Ⅲ度の熱傷は植皮の適応となる
問題122 破傷風について誤っているのはどれか。
- 病原菌は土壌に常在する。
- 潜伏期が短いほど重症である。
- 痙攣は四肢末端から始まる。
- 治療法は破傷風ヒト免疫グロブリン投与である。
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3.痙攣は四肢末端から始まる
問題123 ガス壊疽の症状として正しいのはどれか。
- 進行は急速
- 臭気は芳香臭
- 疼痛は欠如
- 色調は鮮紅色
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1.進行は急速
問題124 出血性ショックの初期症状はどれか。※解なし
- 意識混濁
- 痙攣
- 頻脈
- 乏尿
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問題125 輸血について誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 血液型判定に使用する抗A血清は青色である。
- ABO式およびRh式血液型が一致すれば交叉試験を省略できる。
- 供血者の血色素量は12g/dl以上が望ましい。
- 保存血とは採血後96時間から21日までのものをいう。
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2.ABO式およびRh式血液型が一致すれば交叉試験を省略できる。
4.保存血とは採血後96時間から21日までのものをいう
問題126 局所麻酔でないのはどれか。
- 表面麻酔
- 吸入麻酔
- 覆潤麻酔
- 伝達麻酔
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2.吸入麻酔
問題127 外出血がみられるのはどれか。
- 複雑骨折
- 血胸
- 脾破裂
- 硬膜外血腫
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1.複雑骨折
問題128 誤っているのはどれか。
- 急性硬膜外血腫は頭蓋骨と硬膜との間に血腫を認める。
- 急性硬膜下血腫は脳挫傷を伴いやすい。
- 慢性硬膜下血腫は、外傷後1~2年して発症する。
- 脳挫傷は脳内に血腫を作りやすい。
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3.慢性硬膜下血腫は、外傷後1~2年して発症する
問題129 クモ膜下出血の発症で誤っているのはどれか。
- 突然に発症する。
- 激烈な頭痛がある。
- 脳動脈瘤の破裂が多い。
- 通常は運動麻痺を伴う。
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4.通常は運動麻痺を伴う。
問題130 腹部強打患者の立位エックス線像で横隔膜下にガス像を認めた。考えられるのはどれか。
- 肝破裂
- 腸管破裂
- 腎損傷
- 脾損傷
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2.腸管破裂
第12回柔道整復師国家試験 外科学
問題121 腹部打撲に対して直ちに行う検査でないのはどれか。
- 腹部血管造影検査
- 腹部単純エックス線検査
- 血液一般・生化学検査
- 腹部超音波検査
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1.腹部血管造影検査
問題122 誤っているのはどれか。
- 動脈性出血では緊急止血操作がひつようである。
- 動脈性出血では出血血管の中枢側を圧迫する。
- 静脈生出血は非拍動作である。
- 毛細血管性出血の止血操作には緊縛法が適している。
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4.毛細血管性出血の止血操作には緊縛法が適している
問題123 SIRS(全身性炎症反応症候群)の診断基準の項目に含まれないのはどれか。
- 体温
- 意識
- 脈拍数
- 白血球数
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2.意識
問題124 正しいのはどれか。2つ選べ。
- 静脈麻酔は全身麻酔である。
- 表面麻酔は消化管内視鏡検査で行われる。
- 脊椎麻酔では筋弛緩薬を用いる。
- 皮膚感染部位には浸潤麻酔が適している。
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1.静脈麻酔は全身麻酔である
2.表面麻酔は消化管内視鏡検査で行われる。
問題125 正しいのはどれか。2つ選べ。
- 気道確保には頭部後屈あご先挙上法を行う。
- 口-口人工呼吸では頭部を前屈する。
- 心肺蘇生はハイムリッヒ法で行う。
- 心マッサージの圧迫部位は胸骨の下1/3である。
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1.気道確保には頭部後屈あご先挙上法を行う
4.心マッサージの圧迫部位は胸骨の下1/3である。
問題126 意識清明期(lucidinterval)がみられるのはどれか。
- 急性硬膜下血腫
- 外傷性クモ膜下出血
- 急性硬膜外血腫
- 脳内血腫
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3.急性硬膜外血腫
問題127 誤っているのはどれか。
- 自家移植は生着率が高い。
- 同系移植は組織適合抗体がすべて同一である。
- 親子・兄弟同士での移植は同種移植である。
- 黄色人種と白色人種との間での移植は異種移植である。
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4.黄色人種と白色人種との間での移植は異種移植である。
問題128 縦隔が健側へ移動するのはどれか。
- 無気肺
- 緊張性気胸
- 胸膜炎
- 膿胸
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2.緊張性気胸
問題129 胸部外傷について誤っているのはどれか。
- 胸壁動揺では奇異呼吸が見られる。
- ショック肺は受傷直後から発症する。
- 心タンポナーデでは頻脈がみられる。
- 多くはハンドル外傷である。
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2.ショック肺は受傷直後から発症する。
問題130 後腹膜血腫について誤っているのはどれか。
- 腹部外傷時の骨盤骨折に合併する。
- 腸官麻痺を伴うことはまれである。
- 腹部単純エックス線写真では腸腰筋陰影の消失が診断に役立つ。
- 手術適応の判定には血管造影所見が役立つ。
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2.腸官麻痺を伴うことはまれである
第13回柔道整復師国家試験 外科学
問題148 救急蘇生法で一次救命処置でないのはどれか。
- 気道確保
- 人工呼吸
- 電気的除細動
- 心臓マッサージ
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3.電気的除細動
問題149 誤っている組合せはどれか。
- エンドトキシン ─── 敗血症性ショック
- グラム陰性桿菌 ─── 心原性ショック
- ハチ毒 ─── アナフィラキシーショック
- 骨盤骨折 ─── 出血性ショック
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2.グラム陰性桿菌 ─── 心原性ショック
問題150 破傷風について正しいのはどれか。
- 病原菌は土壌に生息する好気性菌である。
- 意識障害が起こる。
- 潜伏期が短いほど予後良好である。
- 治療は汚染創の開放が重要である。
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4.治療は汚染創の開放が重要である
問題151 心電図を示す。この波形が表しているのはどれか。
- 心室性期外収縮
- 上室性期外収縮
- 発作性上室性頻脈
- 心房細動
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1.心室性期外収縮
問題152 輸血の副作用で誤っているのはどれか。
- アレルギー反応
- ウイルス感染
- 移植片対宿主反応
- 血糖値上昇
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4.血糖値上昇
問題153 痙攣について誤っているのはどれか。
- 原因の推定に発症年齢は重要である。
- 初期治療としてまず手足の拘束を行う。
- 脳血管障害は痙攣の原因となる。
- てんかん大発作は強直間代痙攣をきたす。
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2.初期治療としてまず手足の拘束を行う
問題154 親子の間での移植はどれか。
- 自家移植
- 同系移植
- 同種移植
- 異種移植
回答はこちらをタップ
3.同種移植
問題155 誤っている組合せはどれか。
- 頭蓋内出血 ─── 内頚動脈結紮法
- 鼻出血 ─── ベロックのタンポン法
- 食道静脈瘤破裂 ─── ブレークモアチューブ挿入法
- 心タンポナーデ ─── 心嚢ドレナージ法
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1.頭蓋内出血 ─── 内頚動脈結紮法
問題156 緊急開頭手術を必要とするのはどれか。
- 脳振盪
- 頭蓋底骨折
- 急性硬膜外血腫
- 頭蓋骨膜下血腫
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3.急性硬膜外血腫
問題157 痛み刺激に対する反応でジャパン・コーマスケールの300はどれか。
- 開眼する。
- はらいのける動作をする。
- 手足を少し動かす。
- 反応しない。
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2.はらいのける動作をする
問題158 68歳の男性。今朝、突然頭の中が爆発するような激しい頭痛が出現した。考えられるのはどれか。
- くも膜下出血
- 一過性脳虚血発作
- 脳内出血
- 脳梗塞
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1.くも膜下出血
問題159 誤っている組合せはどれか。
- 髄液鼻漏 ─── 頭蓋底骨折
- 片側上下肢麻痺 ─── 横断性脊髄腫瘍
- flailchest ─── 多発性肋骨骨折
- 腸腰筋陰影消失 ─── 腎破裂
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2.片側上下肢麻痺 ─── 横断性脊髄腫瘍
第14回柔道整復師国家試験 外科学
問題167 夏の炎天下でテニスをしていて、めまいを生じ、顔面蒼白となり倒れた。処置として適切でないのはどれか。
- 涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせる。
- 水や濡れタオルをかけ扇ぐ。
- 頸・腋窩・鼠径部を冷やす。
- 冷たい水を飲ませる。
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4.冷たい水を飲ませる。
問題168 CT施術中、造影剤を注入したところ、収縮期血圧80mmHg以下となり意識混濁を生じた。この病態で最も考えられるのはどれか。
- 心原性ショック
- 敗血症性ショック
- アナフィラキシーショック
- 出血性ショック
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3.アナフィラキシーショック
問題169 35歳の男性。乗用車を運転中に、交通事故で右側胸部をハンドルに強打した。意識は清明で目立った外傷はない。右側胸部に著明な疼痛があり、呼吸苦を訴えている。胸部単純エックス線検査で右の第7肋骨骨折と右肺の完全虚脱を認めた。行うべき治療はどれか。
- 気管内挿管
- 胸腔穿刺
- 緊急開胸手術
- 外固定による経過観察
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2.胸腔穿刺
問題170 正しいのはどれか。
- 角膜移植では拒絶反応は起こらない。
- 同種移植では組織適合性抗原がすべて同一である。
- 同系移植では免疫抑制剤は不要である。
- 黄色人種と白色人種の間での移植は異種移植である。
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3.同系移植では免疫抑制剤は不要である。
問題171 誤っている組合せはどれか。
- 食道静脈瘤破裂 ─── ブレークモアのチューブ
- 急性動脈閉塞 ─── フォーガティのカテーテル
- 難治性鼻出血 ─── ベロックのタンポン
- 拍動性胃潰瘍出血 ─── ゼラチンフォーム
回答はこちらをタップ
4.拍動性胃潰瘍出血 ─── ゼラチンフォーム
問題172 頭部・顔面外傷で誤っている組合せはどれか。
- 頭蓋底骨折 ─── 髄液鼻漏
- 耳下腺部損傷 ─── 顔面神経麻痺
- 頬骨弓骨折 ─── 開口障害
- 脳実質損傷 ─── 急性硬膜外血腫
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4.脳実質損傷 ─── 急性硬膜外血腫
問題173 脳死判定規準に含まれないのはどれか。
- 平担脳波
- 対光反射の消失
- 四肢腱反射の消失
- 深昏睡
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3.四肢腱反射の消失
問題174 胸部外傷で誤っているのはどれか。
- flailchestでは奇異呼吸がみられる。
- ショック肺は受傷直後から発症する。
- 外開放性気胸では縦隔動揺がみられる。
- 心タンポナーデでは頻脈がみられる。
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2.ショック肺は受傷直後から発症する。
問題175 正しいのはどれか。2つ選べ。
- マルファン(Marfan)症候群は常染色体劣性遺伝である。
- 軟骨無形成症はX脚変形が特徴的である。
- モルキオ(Morquio)病は体幹短縮型の小人である。
- エーラース・ダンロス(Ehlers-Danlos)症候群はコラーゲン合成の異常による。
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3.モルキオ(Morquio)病は体幹短縮型の小人である。
4.エーラース・ダンロス(Ehlers-Danlos)症候群はコラーゲン合成の異常による。
第15回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 正しい組合せはどれか。
- 丹毒 ─── 緑膿菌
- 毛嚢炎 ─── 黄色ブドウ球菌
- 梅毒 ─── ウェルシュ菌
- ガス壊疽 ─── 破傷風菌
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2.毛嚢炎 ─── 黄色ブドウ球菌
問題167 播種性転移はどれか。
- 胃癌のウィルヒョウ転移
- 大腸癌の肝転移
- 胃癌のシュニッツラー転移
- 前立腺癌の骨転移
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3.胃癌のシュニッツラー転移
問題168 経静脈的高カロリー輸液について正しいのはどれか。
- 蛋白質の補給には主として血漿を用いる。
- 消化管の術後で長期間経口摂取できないときに行う。
- 輸液はまず50%糖液から始める。
- 末梢静脈から注入する。
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2.消化管の術後で長期間経口摂取できないときに行う。
問題169 誤っている組合せはどれか。
- 心嚢穿刺 ─── 心タンポナーデの治療
- 胸腔穿刺 ─── 膿胸の治療
- 腹腔穿刺 ─── 大腸穿孔の治療
- 関節穿刺 ─── 関節水腫の治療
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3.腹腔穿刺 ─── 大腸穿孔の治療
問題170 全身麻酔の前投薬で誤っているのはどれか。
- 気道分泌抑制薬
- 鎮痛薬
- 昇圧薬
- 鎮静薬
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3.昇圧薬
問題171 一次救命処置で誤っているのはどれか。
- 人工呼吸
- 自動体外式除細動器(AED)
- 保温
- 心臓マッサージ
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1.人工呼吸
問題172 顔面外傷で誤っている組合せはどれか。
- 鼻骨骨折 ─── 顔面神経麻痺
- 頬骨骨折 ─── 開口障害
- 耳介血腫 ─── カリフラワー耳
- 上顎骨骨折 ─── 咬合異常
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1.鼻骨骨折 ─── 顔面神経麻痺
問題173
28歳の男性。オートバイ運転中に転倒、頭部を強く打撲した。受傷時一過性の意識障害があったが、その後意識清明となり普通に会話をしていた。6時間後に頭痛を訴え、次第に呼びかけに応じなくなった。最も考えられるのはどれか。
- 脳挫傷
- 外傷性クモ膜下出血
- 急性硬膜外血腫
- 急性硬膜下血腫
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3.急性硬膜外血腫
問題174 腹膜炎でみられる反跳性圧痛はどれか。
- ブルンベルグ徴候
- グレイ-ターナー徴候
- クールボアジエ徴候
- カレン徴候
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1.ブルンベルグ徴候
問題175 良肢位について誤っている組合せはどれか。
- 手指 ─── テニスボールを握った肢位
- 手関節 ─── 伸展(背屈)10~20度
- 股関節 ─── 屈曲45度、外転0~10度、外旋0~10度
- 肩関節 ─── 外転60~80度、内分廻し30度、外旋20度
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3.股関節 ─── 屈曲45度、外転0~10度、外旋0~10度
第16回柔道整復師国家試験 外科学
問題165 腺癌はどれか。
- 舌癌
- 腎癌
- 大腸癌
- 皮膚癌
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2.腎癌
3.大腸癌
問題166 麻酔に使用しないのはどれか。
- 酸素
- 笑気
- メタンガス
- エーテル
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3.メタンガス
問題167 同系移植で正しいのはどれか。
- 同一個体内
- 一卵性双生児間
- ヒト対ヒト
- ヒト対チンパンジー
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2.一卵性双生児間
問題168 救急蘇生術のABCで、誤りはどれか。
- 気道確保
- 人工呼吸
- 強心剤投与
- 心臓マッサージ
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3.強心剤投与
問題169 自動体外式除細動器(AED)の使用上、誤りはどれか。
- 使用されているAEDが医療用具として薬事法上の承認を得ている
- 放電ボタンを押すとき、対象者から離れなければならない
- 使用者は医師か訓練を受けた看護師に限られる
- 使用者が対象者の意識がないことを確認している
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3.使用者は医師か訓練を受けた看護師に限られる
問題170
74歳男性。階段で転落し頭部打撲。受傷時、神経学的検査、頭部CT検査で異常所見を認めなかったが、2ヵ月後歩行がふらつき、尿失禁がみられた。考えられる病態はどれか。
- 慢性硬膜下血腫
- 脳挫傷
- くも膜下出血
- 急性硬膜外血腫
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1.慢性硬膜下血腫
問題171 交通事故による多発外傷で、誤っている組み合わせはどれか。
- 血気胸 ─── 胸腔ドレナージ
- 腹腔内出血 ─── 開腹止血
- 脊髄損傷 ─── 脊柱固定
- 硬膜外血腫 ─── クリッピング
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4.硬膜外血腫 ─── クリッピング
問題172 脳死判定基準として、誤りはどれか。
- 深昏睡
- 自発呼吸消失
- 瞳孔縮小
- 平坦脳波
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3.瞳孔縮小
問題173 Jackson(ジャクソン)型痙攣発作と関係するのはどれか。
- 心筋梗塞
- 頭部打撲
- 腰椎損傷
- 低血糖
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2.頭部打撲
問題174 腹腔内遊離ガス像を認めるのはどれか。
- 腸閉塞
- 消化管穿孔
- 腎損傷
- 肝損傷
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2.消化管穿孔
問題175 軟骨無形成症について、正しいのはどれか。2つ選べ
- 骨端の異常である
- 常染色体優生遺伝である
- 体幹短縮型小人症である
- O脚変形を伴う
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2.常染色体優生遺伝である
4.O脚変形を伴う
第17回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 ショックで誤っているのはどれか。
- 神経原性ショックでは末梢血管が拡張する。
- 出血性ショックでは血中カテコールアミンが増加する。
- 心原性ショックでは中心静脈圧が低下する。
- エンドトキシンショックはグラム陰性桿菌の感染で生じる。
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1.神経原性ショックでは末梢血管が拡張する。
問題167 全身麻酔下での手術中、輸血後まもなく血圧低下と赤色尿とをきたした。まず行う処置で誤っているのはどれか。
- 輪血を中止して血液型交叉試験の結果を確認する。
- 尿の潜血反応を調べる。
- 遠心分離して血清の色調をみる。
- 麻酔薬を変更する。
回答はこちらをタップ
4.麻酔薬を変更する。
問題168 消毒と滅菌で正しいのはどれか。
- 消毒薬自体が汚染されることはない。
- 微生物によって消毒薬の適用が異なる。
- 高圧蒸気滅菌は光学機器の滅菌に有用である。
- アルコールは粘膜の消毒に有用である。
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2.微生物によって消毒薬の適用が異なる。
問題169 境界明瞭な2cm大の充実性皮下腫瘤に対する根治的な治療法はどれか。
- 摘出術
- 切断術
- 切開術
- 穿刺術
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1.摘出術
問題170 気管切開で誤っているのはどれか。
- 喉頭部に炎症があれば適応外である。
- 第2気管軟骨輪以下の高さで行う。
- 小児では気管カニューレの抜去困難が生じやすい。
- 給湿が不十分であると無気肺を起こしやすい。
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4.給湿が不十分であると無気肺を起こしやすい。
問題171 55歳の男性。救命処置を受けながら来院した。心電図は心室細動である。電気的除細動で最初に用いられるエネルギーレベルはどれか。
- 10ジュール
- 50ジュール
- 200ジュール
- 500ジュール
回答はこちらをタップ
3.200ジュール
問題172 けいれん発作を生じないのはどれか。
- 脳しんとう
- 脳腫瘍
- 頭蓋内出血
- 脳動静脈奇形
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1.脳しんとう
4.脳動静脈奇形
問題173 30歳の男性。日常は健康で特記すべきことはない。散歩中、突然に頭を押さえてうずくまった。意識はあるが激しい頭痛を訴え嘔吐も認めた。麻痺はないが徐々に意識が低下してきた。考えられる疾患はどれか。
- 脳挫傷
- くも膜下出血
- 慢性硬膜下血腫
- てんかん発作
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2.くも膜下出血
問題174 腹部鈍的外傷で誤っている組合せはどれか。
- 肝破裂 ─── 腹腔内出血
- 腎破裂 ─── 血尿
- 腸管破裂 ─── 汎発性腹膜炎
- 脾破裂 ─── 腹腔内遊離ガス
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4.脾破裂 ─── 腹腔内遊離ガス
問題175 画像診断法で誤っている組合せはどれか
- CT ─── 骨破壊の状態把握
- MRI ─── 骨壊死の診断
- 関節造影 ─── 炎症と悪性腫瘍との鑑別
- 超音波検査 ─── ガングリオンの診断
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3.関節造影 ─── 炎症と悪性腫瘍との鑑別
第18回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 消毒で正しいのはどれか。
- 消毒薬中で微生物は繁殖しない。
- アルコールは粘膜の消毒に用いる。
- ポビドンヨードは皮膚消毒に用いる。
- 高圧蒸気滅菌は医療用に用いない。
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3.ポビドンヨードは皮膚消毒に用いる。
問題167 血清電解質濃度で正常値でないのはどれか。
- Na116mEq/l
- K4.3mEq/l
- Cl101mEq/l
- Ca10.2mg/dl
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1.Na116mEq/l
問題168 AEDを必要とする不整脈はどれか。
- 心房細動
- 房室ブロック
- 心室細動
- 上室性頻拍
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3.心室細動
問題169 意識障害で正しいのはどれか。
- 自分の名前は言えないが覚醒しているので意識障害はない。
- 眠っているが呼ぶと開眼するので意識障害はない。
- 意識障害の程度を評価するのに3-3-9度方式が使われる。
- ジャパン・コーマスケールの300は軽度である。
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3.意識障害の程度を評価するのに3-3-9度方式が使われる。
問題170 てんかん重積状態の処置で誤っているのはどれか。
- 気道確保
- 静脈確保
- 脳波検査
- 筋電図検査
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4.筋電図検査
問題171 脳卒中で誤っている組合せはどれか。
- くも膜下出血 ─── 脳動脈瘤
- 脳動静脈奇形 ─── 老化
- 脳塞栓 ─── 不整脈
- 脳出血 ─── 高血圧
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2.脳動静脈奇形 ─── 老化
問題172 胸部外傷で誤っているのはどれか。
- フレイルチェストでは奇異呼吸がみられる。
- 外開放性気胸では縦隔動揺がみられる。
- ショック肺は受傷直後から発症する。
- 心タンポナーデでは頻脈がみられる。
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3.ショック肺は受傷直後から発症する。
問題173 腹部鈍的外傷で正しい組合せはどれか。
- 肝損傷 ─── 腫瘤形成
- 腸管破裂 ─── 腹鳴亢進
- 膵損傷 ─── 後腹膜血腫
- 脾損傷 ─── 腹腔内遊離ガス
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3.膵損傷 ─── 後腹膜血腫
問題174
72歳の男性。2週前から軽度の頭痛が生じ、言葉がもつれるようになった。数日前からは足ももつれるようになり、歩けなくなった。2か月前に自転車で転倒し、頭部を打撲したが、その時のCT検査では異常を認めなかった。考えられるのはどれか。
- 頭蓋底骨折
- 慢性硬膜下血腫
- 脳挫傷
- 急性硬膜外血腫
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2.慢性硬膜下血腫
問題175 先天性骨系統疾患で誤っている組合せはどれか。
- 軟骨無形成症 ─── 四肢短縮型低身長
- モルキオ(Morquio)病 ─── 知能低下
- 骨形成不全症 ─── 歯牙形成不全
- マルファン(Marfan)症候群 ─── 解離性大動脈瘤
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2.モルキオ(Morquio)病 ─── 知能低下
第19回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 ショックの症状で誤っているのはどれか。
- 虚脱
- 冷汗
- 顔面蒼白
- 大脈
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4.大脈
問題167 輸血で誤っているのはどれか。
- 血液型が同じでも交差適合試験を行う。
- 成分輸血を行う。
- 不適合輸血の死亡率は低い。
- 肝炎などの感染症が発症する。
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3.不適合輸血の死亡率は低い。
問題168 消毒と滅菌で誤っているのはどれか。
- 消毒薬そのものにも微生物汚染は起こる。
- 消毒用エタノールは粘膜に用いる。
- 光学レンズはガス滅菌を行う。
- オートクレーブは高圧蒸気滅菌装置である。
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2.消毒用エタノールは粘膜に用いる。
問題169 各種外科疾患と切開法との組合せで誤っているのはどれか。
- 心室中隔欠損症 ─── 胸骨正中切開
- 肺癌 ─── 胸部後側方切開
- 胃癌 ─── 上腹部正中切開
- 胆石症 ─── 左肋骨弓下斜切開
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4.胆石症 ─── 左肋骨弓下斜切開
問題170 出血で正しい組合せはどれか。
- 血尿 ─── 腎損傷
- タール便 ─── 下部消化管出血
- 喀血 ─── 胃潰瘍
- 外出血 ─── 腹腔内出血
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1.血尿 ─── 腎損傷
問題171 疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。
- 高血圧性脳出血 ─── 片麻痺
- くも膜下出血 ─── 頭痛
- 脳動静脈奇形 ─── 眼球突出
- 脳梗塞 ─── 失語症
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3.脳動静脈奇形 ─── 眼球突出
問題172 頸部外傷の初期症状で適切でないのはどれか。
- 頭痛
- 胸痛
- 悪心嘔吐
- 頸部運動制限
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2.胸痛
問題173 胸壁穿通性挫傷で起こる可能性が高いのはどれか。
- 肺気腫
- 気腫性肺嚢胞
- 血気胸
- 肺動脈瘤
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3.血気胸
問題174
21歳の男性。剣道の試合中、踏みこんだ際に左前胸部痛を感じた。その後、息切れも出現したため救急受診した。胸部聴診上、左肺野の呼吸音減弱を認めた。この病態で考えられるのはどれか。
- 狭心症
- 解離性大動脈瘤
- 胸骨骨折
- 自然気胸
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4.自然気胸
問題175 中心性頸髄損傷で正しいのはどれか。
- 過屈曲損傷で生じる。
- 下位頸椎の脱臼を伴う。
- 運動麻痺は下肢より上肢に著しい。
- 会陰部の感覚が障害される。
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3.運動麻痺は下肢より上肢に著しい。
第20回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 正しい組合せはどれか。
- 静脈性出血-拍動性
- くも膜下出血-外出血
- 上部消化管出血-タール便
- 喀血-内出血
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3.上部消化管出血-タール便
問題167 消毒と滅菌で正しいのはどれか。
- 消毒薬はすべての細菌に有効である。
- 損傷皮膚は消毒用エタノールで消毒する。
- 金属は高圧蒸気滅菌を行う。
- 病室はホルムアルデヒドガスで燻蒸する。
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3.金属は高圧蒸気滅菌を行う。
問題168 術後に消化吸収障害を起こしやすいのはどれか。
- 肝切除
- 胃全摘
- 直腸切除
- 胆嚢摘出
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2.胃全摘
問題169 正しいのはどれか。
- 血管縫合は外翻縫合である。
- 皮膚切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。
- 顔面の縫合創は約10日後に抜糸する。
- ナイロン糸は吸収性縫合糸である。
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1.血管縫合は外翻縫合である。
問題170 不適合輸血による初期症状で正しいのはどれか。
- 肝炎
- 下腿浮腫
- 無尿
- 発疹
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4.発疹
問題171 止血法と適応との組合せで正しいのはどれか。
- 緊縛法-内臓出血に行う。
- 電気擬固法-大血管の出血に行う。
- 指圧法-動脈の末梢側を圧迫する。
- 圧迫タンポナーデ-びまん性出血に行う。
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4.圧迫タンポナーデ-びまん性出血に行う。
問題172 症候性てんかんの原因とならないのはどれか。
- 頭部外傷
- 脳腫瘍
- 群発頭痛
- 脳梗塞
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3.群発頭痛
問題173 交通事故の受傷機転と損傷部位との組合せで正しいのはどれか。
- ハンドル外傷-縦隔損傷
- フロントガラス外傷-骨盤損傷
- ダッシュボード外傷-頸椎損傷
- シートベルト外傷-下腿損傷
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1.ハンドル外傷-縦隔損傷
問題174 58歳の男性。肩こりが強いため鍼治療を受けていた。いつものように鍼治療を受けて帰宅したが、左胸部痛が出現したため救急外来を受診した。発熱はない。単純エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。この病態で正しいのはどれか。
- 狭心症
- 大動脈瘤破裂
- 胸膜炎
- 気胸
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4.気胸
問題175 造影剤非使用のMRI撮影で注意を要する患者はどれか。
- 腎機能低下
- 肝機能低下
- 心臓ペースメーカー装着
- 中心静脈カテーテル留置
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3.心臓ペースメーカー装着
第21回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 縫合で誤っているのはどれか。
- 縫合糸は材料により天然と合成の2種類がある。
- 合成糸は組織反応が強い。
- 抜糸の時期は縫合部位により異なる。
- 縫合部に感染が生じたら直ちに抜糸する。
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2.合成糸は組織反応が強い。
問題167 腰椎麻酔に伴う合併症で正しいのはどれか。
- 悪性高熱症
- 頭痛
- 気管支けいれん
- 誤嚥性肺炎
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2.頭痛
問題168 移植臓器で使用されないのはどれか。
- 肝
- 腎
- 副腎
- 小腸
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3.副腎
問題169 内出血はどれか。
- 下血
- 血尿
- 皮下出血
- 鼻出血
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3.皮下出血
問題170 ショック状態にある原疾患と治療法との組合せで正しいのはどれか。
- 心タンポナーデ-胸腔穿刺
- 緊張性気胸-心嚢穿刺
- 汎発性腹膜炎-輸液
- 骨盤骨折-動脈塞栓術
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3.汎発性腹膜炎-輸液
問題171 頭部外傷で誤っているのはどれか。
- 帽状腱膜下血腫は高齢者に多い。
- 頭蓋底骨折で髄液漏を生じる。
- 急性硬膜外血腫で意識清明期がみられる。
- 急性硬膜下出血は予後不良である。
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1.帽状腱膜下血腫は高齢者に多い。
問題172 ジャパン・コーマスケールⅢ-100の状態で正しいのはどれか。
- 見当識障害がある。
- 開眼しているが自分の名前がいえない。
- 普通の呼びかけで容易に開眼する。
- 痛み刺激に対し払いのける動作をする。
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4.痛み刺激に対し払いのける動作をする。
問題173 けいれんが生じる可能性の高いのはどれか。
- 脳挫傷
- 脳しんとう
- 慢性硬膜下血腫
- 一過性脳虚血発作
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1.脳挫傷
問題174 18歳の男性。バイク運転中にスリップして転倒した。明らかな出血はみられないが動く気配がない。近くに居合わせた通行人が救急要請した。救急車到着を待つ間、最初に行うべきことは何か。
- 人工呼吸を行う。
- 心臓マッサージを行う。
- AEDを装着する。
- 声を掛けて開眼するか確認する。
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4.声を掛けて開眼するか確認する。
問題175 関節軟骨にみられるのはどれか。2つ選べ。
- フォルクマン管
- プロテオグリカン
- 毛細血管
- Ⅱ型コラーゲン
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2.プロテオグリカン
4.Ⅱ型コラーゲン
第22回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 血流分布不均衡によるショックの原因はどれか。
- 出血
- 心筋梗塞
- 緊張性気胸
- アナフィラキシー
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4.アナフィラキシー
問題167 生体に対して使用できない消毒薬はどれか。
- アルコール
- グルタラール
- ポビドンヨード
- クロルヘキシジン
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2.グルタラール
問題168 縫合で正しいのはどれか。
- 絹糸は吸収性の糸である。
- 合成糸は組織反応が強い。
- 汚染していても創面はそのまま縫合する。
- 抜糸の時期は成人ではおよそ第7病日である。
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4.抜糸の時期は成人ではおよそ第7病日である。
問題169 麻酔で誤っているのはどれか。
- 腰椎麻酔では筋弛緩剤を併用する。
- 腰椎穿刺後の頭痛は体動で悪化する。
- 悪性高熱症では異常高体温が起こる。
- 気管支けいれんは気管挿管時に起こりやすい。
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1.腰椎麻酔では筋弛緩剤を併用する。
問題170 出血で正しい組合せはどれか。
- 内出血-吐血
- 外出血-血胸
- 静脈性出血-鮮紅色
- 動脈性出血-拍動性噴出
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4.動脈性出血-拍動性噴出
問題171 救急蘇生ガイドライン(2006年版)で胸骨圧迫心臓マッサージの圧迫頻度は1分間に何回を目指すのが正しいか。
- 60回
- 80回
- 100回
- 120回
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3.100回
問題172 ジャパン・コーマ・スケールⅢ-300の状態で正しいのはどれか。
- 見当識障害がある。
- 痛み刺激に反応しない。
- 痛み刺激で顔をしかめる。
- 呼びかけで容易に開眼する。
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2.痛み刺激に反応しない。
問題173 頭部・顔面外傷で誤っている組合せはどれか。
- 頭蓋底骨折-髄液鼻漏
- 耳下腺部損傷-顔面神経麻痺
- 頬骨弓骨折-開口障害
- 脳実質損傷-急性硬膜外血腫
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4.脳実質損傷-急性硬膜外血腫
問題174 40歳の男性。自転車走行中に転倒し右側腹部を打撲した。すぐに歩いて来院したが、待っている間に、冷汗が生じ顔面が蒼白となった。下腿浮腫はみられない。収縮期血圧80mmHg、脈拍120/分であった。考えられる病態はどれか。
- 心原性ショック
- 出血性ショック
- 敗血症性ショック
- アナフィラキシーショック
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2.出血性ショック
問題175 力学的にストレス集中が生じにくい部位はどれか。
- 骨嚢腫
- 変形癒合部
- 長管骨骨幹部
- スクリュー抜去部
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3.長管骨骨幹部
第23回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 滅菌効果があるのはどれか。
- アルコール
- 酸化エチレンガス
- クロルヘキシジン
- 次亜塩素酸ナトリウム
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2.酸化エチレンガス
問題167 基本的外科手技で正しいのはどれか。
- 男結びより女結びの方が緩みにくい。
- 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
- 糸の周囲に炎症が及ぶときは抜糸を遅らせる。
- 皮下膿瘍の切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。
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2.抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
問題168.麻酔で正しいのはどれか。
- 腰椎穿刺後の頭痛は座位で悪化する。
- 悪性高熱症は麻酔終了後に発生する。
- 硬膜外麻酔では筋弛緩薬を併用する。
- ラリンジアルマスクでは誤嚥性肺炎を予防できる。
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1.腰椎穿刺後の頭痛は座位で悪化する。
問題169 一卵性双生児間の臓器移植はどれか。
- 自家移植
- 同系移植
- 異系移植
- 異種移植
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2.同系移植
問題170 出血時の一次止血に関与するのはどれか。
- 白血球
- 赤血球
- 血小板
- フィブリン
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3.血小板
問題171 60歳の男性。突然の激しい頭痛で来院した。最も考えられる疾患はどれか。
- 脳梗塞
- 脳腫瘍
- てんかん
- くも膜下出血
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4.くも膜下出血
問題172 腰髄損傷に起こる症状で誤っているのはどれか。
- 呼吸障害
- 歩行障害
- 膀胱障害
- 直腸障害
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1.呼吸障害
問題173 シートベルトを着用しないで運転中、交通事故が発生し搬入された。緊急CT検査で後腹膜腔に多量の血腫を認めた。損傷を受けている臓器はどれか。
- 小腸
- 肝臓
- 膵臓
- 脾臓
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3.膵臓
問題174 25歳の男性。バイク運転中に転倒し救急外来に搬入された。来院時上腹部痛を訴えた。施行した立位胸部エックス線写真(別紙No.1)を別に示す。所見として正しいのはどれか。
- 心拡大
- 胸水貯留
- 横隔膜ヘルニア
- 腹腔内遊離ガス
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4.腹腔内遊離ガス
問題175 脊髄損傷患者の機能で誤っているのはどれか。
- C3レベルでは呼吸補助が必要となる。
- C5レベルでは手関節の背屈が可能である。
- C7レベルでは肘関節の伸展が可能である。
- C8レベルでは車椅子の駆動が可能である。
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2.C5レベルでは手関節の背屈が可能である。
第24回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 犬に手の甲を約2cm長咬まれた。適切でない処置はどれか。
- 生理食塩水での洗浄
- デブリドマン
- 一次縫合
- 抗菌薬投与
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3.一次縫合
問題167 輸血の副作用で正しいのはどれか。
- 滴下速度と無関係に発生する。
- 移植片対宿主反応(GVHD)がある。
- 発疹は出現すると長時間持続する。
- 腎不全は不適合輸血直後に起こる。
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2.移植片対宿主反応(GVHD)がある。
問題168 麻酔で誤っているのはどれか。
- 胃液の誤嚥による肺炎をメンデルソン(Mendelson)症候群という。
- 悪性高熱症ではアルカローシスを起こす。
- 筋弛緩薬使用時は呼吸管理が必要である。
- 前投薬の目的の一つに気道分泌の抑制がある。
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2.悪性高熱症ではアルカローシスを起こす。
問題169 対処法で誤っている組合せはどれか。
- 喀血-気管支動脈カテーテル塞栓術
- 鼻出血-ベロックのタンポン法
- 出血性胃潰瘍-内視鏡的止血術
- 心タンポナーデ-冠動脈ステント留置
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4.心タンポナーデ-冠動脈ステント留置
問題170 循環血液量減少性ショックをきたしうる病態はどれか。
- 熱傷
- 急性心筋梗塞
- 敗血症
- 緊張性気胸
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1.熱傷
問題171 心臓マッサージで正しいのはどれか。
- 肘はまっすぐに伸ばして圧迫する。
- 両手は重ねず広く圧迫する。
- 心窩部を強く速く圧迫する。
- 1分間に80回圧迫する。
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1.肘はまっすぐに伸ばして圧迫する。
問題172 胸部外傷で正しいのはどれか。
- 肋骨骨折の好発部位は第1〜3肋骨である。
- 緊張性気胸の治療は酸素療法である。
- 第5〜8肋骨の連続性多発骨折で胸郭動揺を起こしやすい。
- 内開放性気胸では膿胸を起こしやすい。
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3.第5〜8肋骨の連続性多発骨折で胸郭動揺を起こしやすい。
問題173 腹部外傷で正しいのはどれか。
- 鋭的外傷の多くは交通事故が原因である。
- 脾損傷の治療に血管塞栓術がある。
- 肝損傷で腹腔内フリーエアーがみられる。
- 腹部交通外傷では単発外傷のことが多い。
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2.脾損傷の治療に血管塞栓術がある。
問題174 16歳の男子。柔道練習中、畳に激しく頭をぶつけて10秒間の意識消失を起こした。1時間後には神経症状もなく、頭痛もなかった。正しいのはどれか。
- 2度脳しんとうに相当する。
- 意識が改善すれば神経学的検査は必要ない。
- 翌日の練習を許可する。
- セカンドインパクトシンドロームに注意する。
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4.セカンドインパクトシンドロームに注意する。
問題175 脊髄損傷で正しいのはどれか。
- 第5頸髄節損傷で呼吸不能となる。
- 脊髄ショックの間は痙性麻痺となる。
- 胸髄完全損傷では片麻痺となる。
- フランケル分類Dでは歩行可能である。
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4.フランケル分類Dでは歩行可能である。
第25回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 移植で正しいのはどれか。
- 改正臓器移植法では15歳未満の脳死判定は行わない。
- 移植臓器の生着には主要組織適合抗原は関係しない。
- 臓器保存可能時間は各臓器とも一定である。
- 免疫抑制薬の副作用として二次発癌がある,
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4.免疫抑制薬の副作用として二次発癌がある,
問題167 けいれんで誤っているのはどれか。
- 脳腫瘍は症候性てんかんの原因となる。
- 一部の筋肉にとどまるものは部分発作という。
- 間代性けいれんでは手足を強直させる。
- 一部の筋肉に始まり全身に広がる場合を二次性全般化という。
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3.間代性けいれんでは手足を強直させる。
問題168 輸血の副作用と症状の組合せで正しいのはどれか。
- 空気塞栓-乏尿
- 不適合輸血-血圧低下
- クエン酸中毒-発熱
- ウイルス感染-けいれん
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2.不適合輸血-血圧低下
問題169 結紮縫合法で正しいのはどれか。
- 女結びは男結びより緩みにくい。
- 体幹部は顔面より抜糸時期が早い。
- 糸の周囲に炎症が及ぶときは早めに抜糸する。
- 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
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3.糸の周囲に炎症が及ぶときは早めに抜糸する。
問題170 脊髄くも膜下麻酔で正しいのはどれか。
- 多くは胸椎で穿刺する。
- 上腹部の手術で使用する.
- サドルブロックは側臥位で行う。
- 脳脊髄液が漏れると頭痛が起こる。
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4.脳脊髄液が漏れると頭痛が起こる。
問題171 心肺蘇生で誤っている組合せはどれか。
- ハイムリック法-異物除去法
- 心臓マッサージの部位-胸骨の上半分
- AED-自動体外式除細動器
- 蘇生着手-胸骨圧迫
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2.心臓マッサージの部位-胸骨の上半分
問題172 頭部打撲で救急搬入時,随意運動なく四肢伸展を認めた。Glasgow Coma Scale(GCS)のうち運動機能の判定で正しいのはどれか。
- M1
- M2
- M3
- M4
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2.M2
問題173 高所からの転落による右第5〜8肋骨の連続多発骨折で奇異呼吸を認める。誤っているのはどれか。
- 骨折部胸壁は吸気時に膨隆する。
- 縦隔は吸気・呼気で左右に動揺する。
- 人工呼吸の陽圧換気が有効である。
- 弾性包帯固定で胸郭を補強する。
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1.骨折部胸壁は吸気時に膨隆する。
問題174 70歳の男性。40km/時で乗用車を運転中、前方からの軽自動車のはみ出し走行により正面衝突し、ハンドルで前胸部を強打した。救急搬入時。前胸部痛、頻脈、血圧低下を認めた。最も損傷の可能性が高い臓器はどれか。
- 大動脈
- 肺静脈
- 横隔膜
- 肝臓
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1.大動脈
問題175 徒手筋力テストで正しいのはどれか。
- 重力を除けば全可動域で完全に動くのは5である。
- 関節は動かず筋電図上で筋収縮も認められなければ1である。
- 重錘を用いて計測する。
- 片足でのつま先立ちが1回から9回まで可能な時は3である。
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4.片足でのつま先立ちが1回から9回まで可能な時は3である。
第26回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 誤っている組合せはどれか。
- 犬咬傷-一次縫合
- 血管縫合-外翻縫合
- 消化管吻合-内翻縫合
- 感染創-デブリドマン
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1.犬咬傷-一次縫合
問題167 全身麻酔の前投薬の目的で誤っているのはどれか。
- 不安の除去
- 感染症の予防
- 気道分泌の抑制
- 胃内容誤嚥の予防
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2.感染症の予防
問題168 止血法で誤っているのはどれか。
- 鼻出血ではベロックのタンポン法を用いる。
- 食道静脈瘤では硬化療法を用いる。
- 静脈性出血では中枢側を圧迫する。
- 緊縛法では一時的に止血帯を緩める。
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3.静脈性出血では中枢側を圧迫する。
問題169 意識障害で正しいのはどれか。
- 昏睡では呼びかけると覚醒する。
- 傾眠は刺激がなくなると眠ってしまう。
- 見当識障害では痛み刺激に反応しない。
- 開眼していれば意識障害はない。
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2.傾眠は刺激がなくなると眠ってしまう。
問題170 脳卒中の初期症状で誤っている組合せはどれか。
- 橋出血-呼吸異常
- 被殻出血-片麻痺
- 小脳出血-回転性めまい
- くも膜下出血-眼振
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4.くも膜下出血-眼振
問題171 ポビドンヨードの殺菌力を低下させるのはどれか。
- 脂肪
- 蛋白質
- 炭水化物
- アルコール
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2.蛋白質
問題172 急性拒絶反応の出現時期として正しいのはどれか。
- 24時間以内
- 1週間以内
- 2か月以内
- 4か月以内
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3.2か月以内
問題173 補助器具を用いない人工呼吸法の際、息を吹き込む時間で適切なのはどれか。
- 1秒
- 3秒
- 5秒
- 7秒
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1.1秒
問題174 65歳の男性。自転車走行中に転倒し、ガードレールで左前胸部を強打した。呼吸困難となり救急搬送された。来院時血圧98/64mmHg、脈拍100/分、呼吸回数20/分。体表面に明らかな外傷はみられない。来院時の胸部エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。考えられる診断はどれか。
- 無気肺
- 気胸
- 心臓破裂
- 大動脈破裂
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2.気胸
問題175 スポーツ障害肩で正しいのはどれか。
- インピンジメント症候群は上腕二頭筋と関節窩の衝突で生じる。
- スラップリージョンは関節窩下方の骨棘である。
- ベネット(Bennett)リージョンは下方関節唇の骨棘である。
- 肩甲上神経麻痺は肩鎖靱帯による絞扼で生じる。
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3.ベネット(Bennett)リージョンは下方関節唇の骨棘である。
第27回柔道整復師国家試験 外科学
問題166 感染症の治療で正しい組合せはどれか。
- 破傷風-ペニシリン
- ガス壊疽-抗毒素血清(テタノブリン)
- 皮膚カンジダ症-抗真菌薬
- アスペルギルス症-テトラサイクリン
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3.皮膚カンジダ症-抗真菌薬
問題167 輸血で正しいのはどれか。
- 採血後6日以内のものを新鮮血という。
- 保存血輸血は血小板の補給が期待できる。
- 凝固因子の補充には新鮮凍結血漿を用いる。
- 循環血液量の維持には血小板輸血を用いる。
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3.凝固因子の補充には新鮮凍結血漿を用いる。
問題168 クロルヘキシジンで殺菌効果が期待できないのはどれか。
- 結核菌
- 多剤耐性菌
- グラム陽性球菌
- B型肝炎ウイルス
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4.B型肝炎ウイルス
問題169 縫合で誤っているのはどれか。
- 汚染創では一次縫合を行う。
- 神経縫合では神経鞘を縫合する。
- 感染創ではデブリドマンを行う。
- 消化管縫合では自動吻合器が使用される。
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1.汚染創では一次縫合を行う。
問題170 脳死と臓器移植で誤っているのはどれか。
- 急性拒絶反応の時期は移植後2〜3か月以内である。
- 心臓移植後の生存率は3年生存率70〜80%である。
- 脳死とは脳幹を含む全脳髄の可逆的な機能喪失の状態である。
- 改正臓器移植法では家族の同意を得れば脳死下の臓器摘出が可能である。
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3.脳死とは脳幹を含む全脳髄の可逆的な機能喪失の状態である。
問題171 心肺蘇生で誤っている組合せはどれか。
- 気道異物除去-上腹部圧迫法
- 用手的気道確保-上顎拳上法
- 胸骨圧迫心臓マッサージ-5cm以上圧迫
- AED(自動体外式除細動器)-心室細動
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2.用手的気道確保-上顎拳上法
問題172 頭部外傷と症状の組合せで誤っているのはどれか。
- 脳しんとう-セカンドインパクトシンドローム
- 頭蓋底骨折-髄液鼻漏
- 急性硬膜下血腫-意識障害
- 慢性硬膜下血腫-激しい頭痛
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4.慢性硬膜下血腫-激しい頭痛
問題173 交通外傷により損傷を受けた臓器と胸腹部CT検査所見の組合せで誤っているのはどれか。
- 肺-気胸
- 肝-腹腔内出血
- 脾-後腹膜出血
- 消化管-腹腔内遊離ガス像
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3.脾-後腹膜出血
問題174 28歳の男性。バイクを運転中に転倒し右側胸部を強打した。意識は清明。右側胸部に著明な疼痛があり、呼吸困難を訴えている。胸部エックス線検査で右第5・6肋骨骨折と右肺完全虚脱がみられた。まず行うべき治療はどれか。
- 外固定
- 開胸手術
- 気管内挿管
- 胸腔ドレナージ
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4.胸腔ドレナージ
問題175 骨癒合を促進させる因子でないのはどれか。
- 血流の存在
- 骨膜の残存
- 解剖学的な整復
- 力学的安定性の保持
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3.解剖学的な整復
第28回柔道整復師国家試験 外科学
問題174 熱傷で誤ってるのはどれか。
- 低温熱傷は難治性である。
- 成人の熱傷面積概算には「9の法則」を用いる。
- 皮膚損傷の面積によってⅠ〜Ⅲ度に分類される。
- 広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。
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3.皮膚損傷の面積によってⅠ〜Ⅲ度に分類される。
問題175 外科的感染で誤っている組合せはどれか。
- 丹毒-A群溶連菌
- ガス壊疽-ウェルシュ菌
- 化膿性骨髄炎-黄色ブドウ球菌
- IVHカテーテル感染-アスペルギルス
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4.IVHカテーテル感染-アスペルギルス
問題176 腫瘍で正しい組合せはどれか。
- 皮膚癌-腺癌
- 大腸癌-扁平上皮癌
- 卵巣転移-シュニッツラー転移
- 機能性腫瘍-インスリノーマ
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4.機能性腫瘍-インスリノーマ
問題177 血液分布異常性ショックを起こしうるのはどれか。
- 熱傷
- 肺血栓症
- 心タンポナーデ
- アナフィラキシー
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4.アナフィラキシー
問題178 輸血で正しいのはどれか。
- 血漿交換は劇症肝炎に有効である。
- 新鮮血輸血では凝固因子の補給ができない。
- 保存血輸血では血小板の補給が期待できる。
- 血小板輸血は循環血漿量の補充に用いる。
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1.血漿交換は劇症肝炎に有効である。
問題179 消毒と滅菌で誤っているのはどれか。
- オートクレーブは高圧蒸気滅菌装置である。
- グルタラールは粘膜に対して刺激性が弱い。
- クロルヘキシジンはMRSAに対して有効である。
- ポビドンヨードは蛋白質の存在下で殺菌力が低下する。
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2.グルタラールは粘膜に対して刺激性が弱い。
問題180 手術法で正しいのはどれか。
- 感染創では一次縫合を行う。
- 血管吻合は内翻縫合で行う。
- 皮膚切開はランゲル皮膚割線と平行に行う。
- 神経縫合はアルベル・ランベール縫合で行う。
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3.皮膚切開はランゲル皮膚割線と平行に行う。
問題181 全身麻酔の導入で正しいのはどれか。
- 患者の不安を除去し鎮静を図る。
- 抗コリン剤投与は気道分泌を促す。
- 筋弛緩薬は気管内挿管を困難にする。
- 栄養管理のため直前に経口摂取を行う。
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1.患者の不安を除去し鎮静を図る。
問題182 外出血で誤っているのはどれか。
- 鼻出血
- 肺結核
- 皮下出血
- 消化性潰瘍
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3.皮下出血
問題183 腹部外傷で腹腔内遊離ガス像を認めるのはどれか。
- 肝損傷
- 腎損傷
- 脾損傷
- 消化管穿孔
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4.消化管穿孔
問題184 49歳の男性。3年前に脳ドックで脳動脈瘤を指摘されていた。今朝、突然頭の中が爆発するような激しい頭痛が出現した。考えられるのはどれか。
- 脳梗塞
- 脳内出血
- 硬膜外血腫
- くも膜下出血
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4.くも膜下出血
第29回柔道整復師国家試験 外科学
問題174 外科的感染症で正しいのはどれか。
- ガス壊疽では痛みを伴わない。
- 挫滅創は切創に比べて感染しやすい。
- 抗菌薬を全身投与すれば感染は生じない。
- 破傷風トキソイドの接種歴があれば破傷風に罹患しない。
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2.挫滅創は切創に比べて感染しやすい。
問題175 悪性腫瘍の病期分類を構成する因子で誤っているのはどれか。
- I癌性疼痛の有無
- 遠隔転移の有無
- 原発腫瘍の広がり
- 所属リンパ節転移の有無
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1.I癌性疼痛の有無
問題176 ショックの原因と病態の組合せで正しいのはどれか。
- 緊張性気胸-閉塞性
- アナフィラキシー-心原性
- 敗血症-循環血液量減少性
- 重度下痢-血液分布異常性
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1.緊張性気胸-閉塞性
問題177 新鮮凍結血漿の適応はどれか。
- 失血
- 肺水腫
- 低栄養
- 肝不全
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4.肝不全
問題178 消毒あるいは滅菌の説明で誤っているのはどれか。
- 消毒薬自体が汚染されることがある。
- アルコールは皮膚の消毒に使用できる。
- 高圧蒸気は光学機器の滅菌に有用である。
- 滅菌はすべての微生物を死滅させることである。
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3.高圧蒸気は光学機器の滅菌に有用である。
問題179 根治的手術はどれか。
- 幽門狭窄に対する胃腸吻合術
- 鼠径ヘルニアに対する修復術
- 脳圧亢進に対するシャント術
- 直腸癌に対する人工肛門造設術
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2.鼠径ヘルニアに対する修復術
問題180 全身麻酔前投薬の目的で誤っているのはどれか。
- 不安除去
- 気道分泌抑制
- 胃内容誤嚥予防
- 深部静脈血栓予防
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4.深部静脈血栓予防
問題181 移植で使用されない臓器はどれか。
- 小腸
- 副腎
- 腎臓
- 肝臓
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2.副腎
問題182 ジャパン・コーマスケールIII-100の状態で正しいのはどれか。
- 見当識障害がある。
- 普通の呼びかけで容易に開眼する。
- 痛み刺激に対し払いのける動作をする。
- 痛み刺激に反応しない。
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3.痛み刺激に対し払いのける動作をする。
問題183 胸腔ドレナージを直ちに必要とするのはどれか。
- 膿胸
- 縦隔気腫
- 肋骨骨折
- 緊張性気胸
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4.緊張性気胸
問題184 23歳の男性。バイクを運転中に転倒し、救急車にて搬入された。CT検査で後腹膜腔に多量の血腫を認めた。損傷を受けている臓器はどれか。
- 小腸
- 肝臓
- 膵臓
- 膵臓
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3.膵臓
第30回柔道整復師国家試験 外科学
問題174 広範囲熱傷の処置で誤っているのはどれか。
- 無菌的な操作
- 壊死組織の切除
- 植皮による創閉鎖
- 抗菌薬の全身投与
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4.抗菌薬の全身投与
問題175 急性炎症の症状で誤っているのはどれか。
- 発 赤
- 腫 脹
- 疼 痛
- 冷 感
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4.冷 感
問題176 蜂窩織炎で正しいのはどれか。
- 発赤を伴わない。
- 真菌感染が多い。
- びまん性化膿性炎症である。
- 切開排膿が基本となる。
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3.びまん性化膿性炎症である。
問題177 腫瘍診断の検査の組合せで正しいのはどれか。
- 細胞診 ─────── 悪性度判定
- 超音波検査 ───── 侵襲的検査
- MRI 検査 ────── 放射線被曝
- 腫瘍マーカー ──── 早期癌検出
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1.細胞診 ─────── 悪性度判定
問題178 輸血する際の指標で誤っているのはどれか。
- 血 圧
- 呼吸数
- 尿 量
- 中心静脈圧
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2.呼吸数
問題179 基本的外科手技で誤っているのはどれか。
- 外科結びは女結びより緩みにくい。
- 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
- 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
- 消化管吻合に自動吻合器が使用されることが多い。
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2.人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
問題180 組織適合性抗原がすべて同じである2個体間での移植はどれか。
- 自家移植
- 同系移植
- 同種移植
- 異種移植
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2.同系移植
問題181 誤っている組合せはどれか。
- 下部消化管出血 ─── タール便
- 静脈性出血 ───── 非拍動性
- 鼻出血 ─────── キーゼルバッハ
- 血 尿 ─────── 尿管結石
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1.下部消化管出血 ─── タール便
問題182 回転性めまい、ふらつき、頭痛を訴えた場合、脳内出血の部位で疑うのはどれか。
- 被 殻
- 視 床
- 小 脳
- くも膜下
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3.小 脳
問題183 腹部外傷で誤っているのはどれか。
- 鈍的外傷の多くは交通事故が原因である。
- 脾損傷の治療に血管塞栓術がある。
- 肝損傷で腹腔内フリーエアーがみられる。
- 腹部外傷では多発外傷のことが多い。
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3.肝損傷で腹腔内フリーエアーがみられる。
問題184 28歳の男性。バイク走行中に転倒し右側腹部を打撲した。意識清明、自立歩行可能で救急車にて来院した。待っている間に、冷汗が生じ顔面が蒼白となった。下腿浮腫はみられない。収縮期血圧60mmHg、脈拍126/分であった。考えられるのはどれか。
- 心原性ショック
- アナフィラキシーショック
- 敗血症性ショック
- 出血性ショック
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4.出血性ショック
問題185 異常歩行と要因の組合せで正しいのはどれか。
- 鶏 歩 ───────── 大腿神経麻痺
- 失調性歩行 ─────── 腰部脊柱管狭窄症
- 分回し歩行 ─────── 脳性麻痺
- トレンデレンブルグ歩行 ───── 変形性股関節症
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4.トレンデレンブルグ歩行 ───── 変形性股関節症
第31回柔道整復師国家試験 外科学
問題174 創傷分類と説明の組合せで誤っているのはどれか
- 刺創ーー鋭利な刃物などによる刺し傷
- 挫創ーー鋭利な器具による切開創
- 擦過傷ーー擦過による皮膚表面の断続的な剥離
- 銃創ーー銃弾による傷
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2.挫創ーー鋭利な器具による切開創
問題175 蜂窩織炎の症状で誤っているのはどれか。
- びまん性腫脹
- 熱感
- 疼痛
- 排膿
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4.排膿
問題176 感染症で誤っているのはどれか。
- 破傷風では開口障害がみられる。
- 丹毒はウェルシュ菌によるものが多い。
- 肺アスペルギルス症では菌球形成がみられる。
- 化膿性骨髄炎は黄色ブドウ球菌によるものが多い。
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2.丹毒はウェルシュ菌によるものが多い。
問題177 ショックと原因の組合せで正しいのはどれか。
- 循環血液量減少性ショックーー緊張性気胸
- 心原性ショックーー肺塞栓
- 血液分布異常性ショックーーアナフィラキシー
- 閉塞性ショックーー心筋梗塞
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3.血液分布異常性ショックーーアナフィラキシー
問題178 輸血の副作用で正しいのはどれか。
- 滴下速度と無関係である。
- 移植片対宿主反応がある。
- 発疹は出現すると長時間持続する。
- 腎不全は不適合輸血直後に起こる。
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2.移植片対宿主反応がある。
問題179 消毒と滅菌で誤っているのはどれか。
- グルタラールは粘膜に対して刺激性が弱い。
- クロルヘキシジンはMRSAに対して有効である。
- 次亜塩素酸ソーダはウイルスに対する効果が高い。
- ポビドンヨードはタンパク質の存在下で殺菌力が低下する。
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1.グルタラールは粘膜に対して刺激性が弱い。
問題180 外出血の部位と症候の組合せで誤っているのはどれか。
- 気管ーー喀血
- 小腸ーー吐血
- 膀胱ーー血尿
- 子宮ーー性器出血
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2.小腸ーー吐血
問題181 成人に対する胸骨圧迫心臓マッサージのテンポで適切なのはどれか。
- 40回/分
- 60回/分
- 80回/分
- 100回/分
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4.100回/分
問題182 心原性脳塞栓症の治療に続いて起こり得るのはどれか。
- ウイリス脳動脈輪閉塞症
- 脳動静脈奇形
- 動脈瘤破裂
- 出血性梗塞
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4.出血性梗塞
問題183 胸部外傷で正しいのはどれか。
- 緊張性気胸の治療は酸素療法である。
- 内開放性気胸では膿胸を起こしやすい。
- 肋骨骨折の好発部位は第1~3肋骨である。
- 第5~8肋骨の多発骨折で胸壁動揺を起こしやすい。
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4.第5~8肋骨の多発骨折で胸壁動揺を起こしやすい。
問題184 20歳の男性。大学でラグビー部に所属している。練習中、グランドに激しく頭をぶつけて10秒間の意識消失を起こした。1時間後には症状は何もなかった。 正しいのはどれか。
- 2度脳しんとうである。
- 意識が改善すれば神経学的検査は必要ない。
- 翌日の練習を許可する。
- セカンドインパクトシンドロームに注意する。
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4.セカンドインパクトシンドロームに注意する。
第32回柔道整復師国家試験 外科学
問題 174 汚染創の管理で誤っているのはどれか。
- 創洗浄
- デブリドマン
- 消毒薬塗布
- ドレッシング
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3. 消毒薬塗布
問題 175 熱傷で誤っているのはどれか。
- 熱傷とは熱による皮膚・粘膜の損傷である。
- 成人の熱傷面積の概算には「5の法則」を用いる。
- 熱傷は皮膚損傷の深度によってⅠ~Ⅲ度に分類される。
- 広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。
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2. 成人の熱傷面積の概算には「5の法則」を用いる。
問題 176 感染と原因菌の組み合わせで誤っているのはどれか。
- 中心静脈カテーテル感染-アスペルギルス
- 術後尿路感染-大腸菌
- 術後呼吸器感染-緑膿菌
- 抗菌薬関連腸炎-MRSA
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1. 中心静脈カテーテル感染-アスペルギルス
問題 177 腫瘍に対する非侵襲的な検査はどれか。
- CT(コンピューター断層撮影検査)
- 超音波検査
- シンチグラフィ
- PET(陽電子放射断層撮影検査)
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2. 超音波検査
問題 178 抗原抗体反応(不適合輸血)の早期症状で誤っているのはどれか。
- 発熱
- 発疹
- けいれん
- 悪心・嘔吐
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3. けいれん
問題 179 消毒と滅菌で正しいのはどれか。
- 消毒薬自体が汚染されることはない。
- 微生物によって消毒薬が異なる。
- 光学機器の滅菌には高圧蒸気を用いる。
- 粘膜の消毒にはアルコールを用いる。
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2. 微生物によって消毒薬が異なる。
問題 180 麻酔で誤っているのはどれか。
- 腰椎穿刺後の頭痛は体動で悪化する。
- 悪性高熱症では異常高体温が起こる。
- 気管支けいれんは気管挿管時に起こりやすい。
- ラリンジアルマスクでは誤嚥性肺炎を予防できる。
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4. ラリンジアルマスクでは誤嚥性肺炎を予防できる。
問題 181 出血と症状や処置の組合せで正しいのはどれか。
- 鼻出血-嚥下を促す。
- 吐血-気管からの出血である。
- 静脈性出血-勢いよく拍動性に噴出する。
- 四肢の比較的太い動脈からの出血-緊縛法を用いる。
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4. 四肢の比較的太い動脈からの出血-緊縛法を用いる。
問題 182 成人に対する胸骨圧迫心臓マッサージで誤っているのはどれか。
- 肘をまっすぐ伸ばして圧迫する。
- 胸骨圧迫の深さは5㎝以上で押す。
- 1分間に80回のテンポで行う。
- 胸の真ん中を圧迫する。
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3. 1分間に80回のテンポで行う。
問題 183 交通外傷後、緊急CT検査で後腹膜腔に著名な血腫がみられる場合、考えられる損傷臓器はどれか。
- 脾臓
- 膵臓
- 肝臓
- 空腸
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2. 膵臓
問題 184 20歳の男性。高所作業中に転落し腹部を強打して緊急搬送された。到着時血圧68/48mmHg、脈拍数122拍/分、CTで腹腔内に大量の出血がみられた。考えられるのはどれか。
- 心原性ショック
- 血液分布異常性ショック
- 閉塞性ショック
- 循環血液量減少性ショック
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4. 循環血液量減少性ショック
まとめ
皆さん正答率70%超えられましたでしょうか。超えられなかった方は時期を見て要点だけ学習するか頻出問題だけでも解けるように準備してください。
外科学の内容は難しいですが問題数が少ないです。また、出てくる問題が同じような問題のことも多々あります。絞って勉強することも視野に入れつつ自分の勉強できるベストを尽くしましょう。
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