柔道整復師とは?目安年収や仕事内容を分かりやすく徹底解説!

柔道整復師とは

柔道整復師という仕事をご存知ですか?骨折や脱臼、捻挫などのケガを手技で治す専門家なんです。接骨院や病院のリハビリ室でよく見かけますね。実は、この仕事、給料面でも気になる点がたくさんあるんです。

平均年収は約423万円。でも、働く場所や経験によって大きく変わります。大きな組織だと500万円を超えることも。年齢や勤続年数とともに上がっていく傾向もありますよ。

そこで本記事は、柔道整復師の仕事内容から給料事情まで、詳しくお話しします。これから目指そうと考えている人は是非最後まで記事をご覧ください。

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国家資格4種取得、最年少院長

【取得資格一覧】

柔道整復師(国家資格)
鍼師(国家資格)
(国家資格)
あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
アスレチックトレーナー(民間資格)

現在は都内の整骨院チェーン店にて最年少院長を務める。

目次

柔道整復師とは

柔道整復師 挿入画像

柔道整復師というのは、骨折や脱臼、捻挫、打撲などのケガを手で治す専門家です。国から認められた資格を持っています。主に接骨院や病院のリハビリ室で働いています。

この資格を取るには、大学か専門学校で3年以上勉強して、国の試験に受かる必要があります。

目安年収

平均的な柔道整復師さんの年収は約423万円で、月給に直すと約30万円くらいになります。ボーナスは年間で64万円ほどです。でも、これはあくまで平均なので、実際の給料は働く場所や経験年数によってかなり変わってきます。

実は、柔道整復師さんだけの給料データは公式には出ていないんです。ここでお話しする内容は、厚生労働省が調べた「その他の保健医療従事者」というデータを基にしています。

柔道整復師さんの初任給は、年間で約255万円、月給にすると約21万円くらいです。大学卒業したての人の初任給と比べると、ちょっと低いくらいですね。

年齢によっても変わります。30代で400万円くらいになり、50代までは徐々に上がっていく傾向があります。ただ、60歳を過ぎると少し下がることもあります。

項目金額・内容
平均年収約423万円
平均月給約30万円
ボーナス年間で約64万円
初任給年間で約255万円
月給にすると約21万円

手当や福利厚生

手当や福利厚生については、多くの職場で社会保険が完備されています。通勤手当や残業手当はもちろん、家賃補助や役職手当がつくこともあります。これは働く場所によって違うので、就職する時はよく確認することが大切です。

パートや契約社員の場合は、会社の社会保険に入れないこともあるので、自分で加入しなければならないこともあります。このように、柔道整復師さんの給料は様々な要因で変わってきます。働く場所や条件をよく見て、自分に合ったところを選ぶことが大切ですね。給料以外の面も含めて、総合的に判断するといいでしょう。

柔道整復師の主な仕事

柔道整復師の主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 骨折や脱臼の手技による整復
  • 固定具やテーピングによる固定
  • 運動療法
  • 運動指導
  • 患者の日常生活指導

医者とは違って、手術や薬を出すことはできませんが、健康保険が使える場合もあります。地域の医療で大切な役割を果たしています。

接骨院での働き方

接骨院では、打撲や捻挫などの軽いケガで保険が使えることが多いです。実は慢性的な症状の患者さんが多くて、骨折や脱臼のような急な症状はあまり見ません。

よく見るのは、ぎっくり腰や捻挫、首や腰のヘルニア、脊柱管狭窄症、打撲、肉離れ、腱鞘炎など、日常生活でよくある症状です。全体の7割くらいが慢性的な症状で、腰痛や肩こり、関節炎、五十肩などが多いですね。

接骨院では病気の診断はできないので、ヘルニアや脊柱管狭窄症の患者さんは、まず整形外科で診てもらいます。そのため、急なケガを最初から最後まで見ることはほとんどありません。

柔道整復師に保険はどれだけ適用される?

保険と対象となるケガの種類をまとめました。

保険種類対象となるケガ
健康保険打撲や捻挫などの軽いケガ
労災保険仕事中のケガ
自賠責保険交通事故のケガ

論点は、柔道整復の治療にに健康保険が適用されるかです。結論、怪我の仕方によって異なります。

健康保険とは

健康保険は病気やケガ、仕事を休むとき、出産、亡くなったときなどに備える公的な保険制度です。日本には2種類の健康保険があります。

  1. 国民健康保険:自営業の人や年金生活者、パートの人などが入る保険です。約2850万人が加入しています。
  2. 被用者保険:会社員とその家族が入る保険です。会社の大きさによって3つに分かれます。
    • 協会けんぽ:中小企業の人向け(約3930万人)
    • 健康保険組合:大企業の人向け(約2830万人)
    • 共済組合:公務員向け(約980万人)

それから、75歳以上の人は後期高齢者保険に入ります。約1890万人が加入しています。

健康保険は、みんなでお金を出し合って、必要なときに医療を受けられるようにする仕組みです。診察料、治療費、入院費、薬代、療養費などがこの保険で賄われます。

医療保険制度と対象者・加入者数

保険種類対象者加入者数
協会けんぽ中小企業の会社員約3930万人
健康保険組合大企業の会社員約2830万人
共済組合公務員約980万人
後期高齢者保険75歳以上の方が加入する
医療保険制度
約1890万人

健康保険の役割

健康保険は、加入者が保険料を支払い、その財源を基に、必要なときに必要な医療を受けることができるしくみです。具体的には、以下の医療費が対象となります。

  • 診察料
  • 治療費
  • 入院費
  • 薬代
  • 療養費

まとめ

柔道整復師は、外傷治療のスペシャリストとして重要な役割を果たしています。給料面では、平均年収約423万円と、決して低くはありません。ただ、勤務先の規模や経験年数によって大きく変わるのが特徴です。

初任給は約21万円からスタートし、30代で400万円台に到達。50代まで上昇傾向が続きます。大規模な組織では年収500万円を超えることも。ボーナスや各種手当も充実しています。

ただし、単に高給を求めるだけでなく、自分の適性や働き方に合った職場を選ぶことが大切です。柔道整復師の仕事は、人々の健康を支える魅力的な職業です。

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