柔道整復師国家試験、一般臨床医学部分別問題臨床症状の範囲になります。
この範囲では臨床症状について出題されています。一般臨床医学においては問題の振り分けが難しいので違う問題が分布されていることが多々あります。その際はお問合せから教えていただけると幸いです。
臨床症状においてはさまざまな分野から出題されています。問題数も多く意識障害や損傷、腫瘍に関しても出題されています。範囲も出題数も多く近年も出題数が増加傾向にあるためしっかり確認しておきましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
一般臨床医学:臨床症状
問題143 誤っている組み合わせはどれか。
- 単純性肥満 ─── カロリー摂取過剰
- 症候性肥満 ─── クッシング(Cushing)症候群
- 単純性やせ ─── 栄養吸収不良
- 悪液質 ─── 慢性消耗性疾患
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3.単純性やせ ─── 栄養吸収不良
問題166 リンパ行性転移はどれか。
- ウィルヒョウ(Virchow)転移
- 大腸癌の肝転移
- シュニッツラー(Schnitzler)転移
- 髄膜癌腫症
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1.ウィルヒョウ(Virchow)転移
問題164 正しいのはどれか。2つ選べ。
- 開放創を多量の生理的食塩水で洗浄した。
- 脊椎損傷が疑われたため側臥位で搬送した。
- 創の止血の目的でデブリドマンを行った。
- 交通事故では多発外傷の有無に注意した。
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1.開放創を多量の生理的食塩水で洗浄した。
4.交通事故では多発外傷の有無に注意した。
問題164 熱傷の重症度判定に有用でないのはどれか。
- 年齢
- 性別
- 範囲
- 深度
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2.性別
問題165 腺癌はどれか。
- 舌癌
- 腎癌
- 大腸癌
- 皮膚癌
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2.腎癌
3.大腸癌
問題142 意識障害で正しいのはどれか。
- 昏睡ではいかなる刺激にも反応しない。
- 昏迷では強い痛み刺激に反応しない。
- 失神では意識障害が持続する。
- せん妄では外からの刺激に反応する。
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1.昏睡ではいかなる刺激にも反応しない。
問題143 意識障害を伴う不随意運動はどれか。
- 安静時振戦
- 舞踏病様運動
- 羽ばたき振戦
- アテトーゼ運動
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3.羽ばたき振戦
問題164 体表の損傷で誤っているのはどれか。
- びらんとは表皮が欠損した状態
- 瘻孔とは深部組織と外部との間に生じた病的な管状構造物
- 壊死とは皮下組織に膿瘍を形成した状態
- 潰瘍とは真皮の欠損を伴う状態
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3.壊死とは皮下組織に膿瘍を形成した状態
問題150 表在リンパ節でないのはどれか。
- 頸部リンパ節
- 腋窩リンパ節
- 腸骨リンパ節
- 鼡径リンパ節
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3.腸骨リンパ節
問題164 創傷治癒を遅らせる因子で誤っているのはどれか。
- 高尿酸血症
- 低蛋白血症
- 糖尿病
- 亜鉛欠乏症
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1.高尿酸血症
問題165 悪性腫瘍の病期を決める因子はどれか。
- 腫瘍占拠部位
- 病悩期間
- 腫瘍の大きさ
- 年齢
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3.腫瘍の大きさ
問題161 認知症で正しいのはどれか。
- 一過性に意識が短時間失われる状態
- 意識が完全に消失し、いかなる刺激にも反応しない状態
- 知能の発育が生まれつき遅滞した状態
- 一度発達した知能が記銘力を中心に低下した状態
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4.一度発達した知能が記銘力を中心に低下した状態
問題155 糖尿病で正しいのはどれか。
- インスリンは膵臓から胆嚢に放出される。
- 1型糖尿病はインスリン非依存型である。
- 1型糖尿病は2型糖尿病より多い。
- HbA1cは糖尿病の診断に有意義である。
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4.HbA1cは糖尿病の診断に有意義である。
問題157 男性に多いのはどれか。
- 関節リウマチ
- 強直性脊椎炎
- 全身性工リテマトーデス
- 強皮症
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2.強直性脊椎炎
問題160 アルツハイマー(Alzheimer)病で正しいのはどれか。
- 遺伝性が多い。
- 反社会的行動をとりやすい。
- 近時記憶の障害が強い。
- 失語が初発症状であることが多い。
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3.近時記憶の障害が強い。
問題164 創傷の種類と説明との組合せで正しいのはどれか。
- 切創-鋭利な器具による刺傷
- 挫創-鋭利な器具による切開創
- 裂創-引き裂かれた創傷
- 剥離創-咬まれた創傷
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3.裂創-引き裂かれた創傷
問題156 チアノーゼがみられるのはどれか。
- ファロー(Fallot)四徴症
- 心房中隔欠損症
- 大動脈弁狭窄症
- 僧帽弁閉鎖不全症
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1.ファロー(Fallot)四徴症
問題165 癌腫と比較した肉腫の特徴で正しい組合せはどれか。
- 年齢-若年者
- 頻度-多い
- 発育速度-遅い
- 予後-良い
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1.年齢-若年者
問題164 熱傷で正しいのはどれか。
- 乳幼児の熱傷範囲の診断に9の法則を用いる。
- Ⅲ度熱傷で強い痛みを感じる。
- 気道熱傷を合併した場合は重症に分類される。
- 広範囲熱傷患者では胃粘膜障害は発生しにくい。
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3.気道熱傷を合併した場合は重症に分類される。
問題165 蜂窩織炎で正しいのはどれか。
- 発赤を伴わない腫脹がある。
- 原因として真菌感染が多い。
- びまん性化膿性炎症である。
- 治療は切開排膿が基本となる。
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3.びまん性化膿性炎症である。
問題146 腹部に赤色の皮膚線条を認めるのはどれか。
- 妊娠
- 肝硬変
- 下大静脈血栓症
- クッシング(Cushing)症候群
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4.クッシング(Cushing)症候群
問題151 圧痛を伴うリンパ節腫脹をきたすのはどれか。
- 悪性リンパ腫
- リンパ性白血病
- 癌のリンパ節転移
- 化膿性リンパ節炎
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4.化膿性リンパ節炎
問題159 脊椎圧迫骨折を起こしやすいのはどれか。
- 血友病
- 多発性骨髄腫
- 慢性骨髄性白血病
- 特発性血小板減少性紫斑病
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2.多発性骨髄腫
問題144 意識障害の評価に用いられるのはどれか。
- 前頭葉機能バッテリー(FAB)
- Japan Coma Scale(3-3-9 度方式)
- Mini-mental state examination(MMSE)
- 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
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2.Japan Coma Scale(3-3-9 度方式)
問題147 頸部の状態で正しい組合せはどれか。
- 翼状頸-クラインフェルター(Klinefelter)症候群]
- 項部硬直-パーキンソン(Parkinson)病
- 頸部リンパ節腫脹-伝染性単核球症
- 痙性斜頸-バセドウ(Basedow)病
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3.頸部リンパ節腫脹-伝染性単核球症
問題162 50歳の女性。2か月前から四肢近位筋に対称性の筋力低下と筋肉痛があり、しゃがむと立ち上がることができない。両上眼瞼部に紫紅色の紅斑があり、手指関節、肘関節および膝関節の伸側に落屑を伴う紅斑を認める。関節腫脹はない。考えられる疾患はどれか。
- 痛風
- 皮膚筋炎
- 関節リウマチ
- 変形牲関節症
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2.皮膚筋炎
問題164 熱傷で正しいのはどれか。
- Ⅰ度は瘢痕を形成する。
- Ⅱ度は痛みを感じない。
- Ⅱ度は水疱を形成しやすい。
- Ⅲ度は植皮の適応とならない。
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3.Ⅱ度は水疱を形成しやすい。
問題144 意識状態で皮膚をつねるなどの強い刺激のみに少し反応するのはどれか。
- 傾眠
- 昏睡
- 昏迷
- せん妄
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3.昏迷
問題102 意識状態をあらわす用語はどれか。
- せん妄
- 痴呆
- 抑うつ
- 不安
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1.せん妄
問題153 脳波検査が必要なのはどれか。
- 糖尿病治療中の患者が顔面蒼白となり意識を失った。
- 突然、体の動きが止まり回復後もその間の記憶がない。
- 足関節を急激に背屈させると間代性に底屈、背屈を繰り返す。
- 何もしていないときに丸薬をこねるような手指の運動が続く。
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2.突然、体の動きが止まり回復後もその間の記憶がない。
問題161 認知症を生じるのはどれか。
- 褐色細胞腫
- 正常圧水頭症
- ネフローゼ症候群
- マロリー・ワイス(Mallory-Weiss)症候群
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2.正常圧水頭症
問題165 Ⅲ度の広範囲熱傷の治療で適切でないのはどれか。
- 十分な輸液
- 抗潰瘍薬の投与
- 抗菌薬の全身投与
- 血漿膠質浸透圧の補正
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3.抗菌薬の全身投与
問題158 圧痛のあるリンパ節腫脹がみられるのはどれか。
- リンパ節炎
- 悪性リンパ腫
- リンパ性白血病
- 癌のリンパ節転移
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1.リンパ節炎
問題172 70歳の男性。建築業で現在も喫煙している。左上肢痛を訴えている。整形外科では、頸椎症や肩関節症はないと診断されている。可能性が低いのはどれか。
- 肺癌の腕神経叢浸潤
- 帯状疱疹後神経痛
- 胸髄腫瘍
- 筋肉痛
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3.胸髄腫瘍
問題164 頭蓋骨の骨打ち抜き像がみられるのはどれか。
- 血友病
- 悪性リンパ腫
- 多発性骨髄腫
- 再生不良性貧血
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3.多発性骨髄腫
問題172 35歳の男性。7月の日曜日に会社の野球チームの練習に参加していた。当日は晴天で気温 32℃、湿度80%であった。守備中に頭痛と倦怠感を訴えて倒れ、救護室に運ばれた。意識はあるが、体は熱く、多量の発汗を認めた。正しい対応はどれか。
- 酸素吸入を行う。
- 身体を毛布で温める。
- ブドウ糖を補給する。
- ナトリウムを含んだ水分を補給する。
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4.ナトリウムを含んだ水分を補給する。
問題171 熱中症の治療で補給するのに適切なのはどれか。
- 塩分のみ
- 水分と塩分
- 糖分のみ
- 水分と糖分
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2.水分と塩分
問題173 76歳の男性。1年前から、直前の食事の内容が思い出せないことや物をよく失くしてしまうこと、慣れてない道で迷ってしまうようになったことを家族から指摘されている。物取られ妄想もみられた。
この患者でみられるのはどれか。
- 動作が緩慢で転倒しやすい。
- 他人に対して遠慮ができず暴力を振るう。
- 自分の部屋に黒い服を着た人が立って、じっと自分を見ていると訴える。
- 質問に答えるときに、一緒にいる家族のほうをその都度振り返って確認する。
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4.質問に答えるときに、一緒にいる家族のほうをその都度振り返って確認する。
まとめ
臨床症状に関してはさまざまな範囲や問題が多く出題されています。熱中症や意識障害は近年でも問題になっているため出題されやすい問題だと思います。よく出題されているものは確認しておきましょう。
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