柔道整復師国家試験、外科学部分別問題手術の範囲になります。
この範囲では手術の問題が出題されています。出題される問題はかなり限定されているので過去問を解いた上で教科書糖を見直しておきましょう。問題的にはかなり難しいですが傾向を理解して挑戦するようにしましょう。
この過去問を利用してぜひ学習してください。
目次
外科学:手術
問題126 誤っているのはどれか。
- 膿瘍切開時、ドレーン挿入は排膿を目的とする。
 - 穿刺とは病巣に穿刺針を挿入し内容を採取することをいう。
 - 皮膚切開は皮膚の生理的線条(ランゲ皮膚割線)に沿って行うのが原則である。
 - 摘出術とは病巣や臓器の一部を検査目的で切り取ることをいう。
 
回答はこちらをタップ
4.摘出術とは病巣や臓器の一部を検査目的で切り取ることをいう。
問題123 手術について正しいのはどれか。
- デブリドマンとは植皮術のことである。
 - 穿刺術は疾病の診断や治療に用いられる。
 - 切開・排膿は悪性腫瘍の根治術である。
 - ドレナージとは開胸式心臓マッサージのことである。
 
回答はこちらをタップ
2.穿刺術は疾病の診断や治療に用いられる。
問題125 境界の明瞭な皮下腫瘤の適切な治療法はどれか。
- 結紮術
 - 穿刺術
 - 切開術
 - 摘出術
 
回答はこちらをタップ
4.摘出術
問題125 正しいのはどれか。
a.皮膚切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。 b.緊張のある部位の縫合創は10~14日を目安に抜糸する。
c.血管縫合は外翻縫合である。 d.皮膚切開には電気メスを用いる。
- a、b
 - a、d
 - b、c
 - c、d
 
解答はこちらをタップ
3.b、c
問題155 誤っている組合せはどれか。
- 頭蓋内出血 ─── 内頚動脈結紮法
 - 鼻出血 ─── ベロックのタンポン法
 - 食道静脈瘤破裂 ─── ブレークモアチューブ挿入法
 - 心タンポナーデ ─── 心嚢ドレナージ法
 
回答はこちらをタップ
1.頭蓋内出血 ─── 内頚動脈結紮法
問題156 緊急開頭手術を必要とするのはどれか。
- 脳振盪
 - 頭蓋底骨折
 - 急性硬膜外血腫
 - 頭蓋骨膜下血腫
 
回答はこちらをタップ
3.急性硬膜外血腫
問題169 誤っている組合せはどれか。
- 心嚢穿刺 ─── 心タンポナーデの治療
 - 胸腔穿刺 ─── 膿胸の治療
 - 腹腔穿刺 ─── 大腸穿孔の治療
 - 関節穿刺 ─── 関節水腫の治療
 
解答はこちらをタップ
3.腹腔穿刺 ─── 大腸穿孔の治療
問題171 交通事故による多発外傷で、誤っている組み合わせはどれか。
- 血気胸 ─── 胸腔ドレナージ
 - 腹腔内出血 ─── 開腹止血
 - 脊髄損傷 ─── 脊柱固定
 - 硬膜外血腫 ─── クリッピング
 
回答はこちらをタップ
4.硬膜外血腫 ─── クリッピング
問題169 境界明瞭な2cm大の充実性皮下腫瘤に対する根治的な治療法はどれか。
- 摘出術
 - 切断術
 - 切開術
 - 穿刺術
 
回答はこちらをタップ
1.摘出術
問題169 各種外科疾患と切開法との組合せで誤っているのはどれか。
- 心室中隔欠損症 ─── 胸骨正中切開
 - 肺癌 ─── 胸部後側方切開
 - 胃癌 ─── 上腹部正中切開
 - 胆石症 ─── 左肋骨弓下斜切開
 
解答はこちらをタップ
4.胆石症 ─── 左肋骨弓下斜切開
問題168 術後に消化吸収障害を起こしやすいのはどれか。
- 肝切除
 - 胃全摘
 - 直腸切除
 - 胆嚢摘出
 
解答はこちらをタップ
2.胃全摘
問題169 正しいのはどれか。
- 血管縫合は外翻縫合である。
 - 皮膚切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。
 - 顔面の縫合創は約10日後に抜糸する。
 - ナイロン糸は吸収性縫合糸である。
 
解答はこちらをタップ
1.血管縫合は外翻縫合である。
問題166 縫合で誤っているのはどれか。
- 縫合糸は材料により天然と合成の2種類がある。
 - 合成糸は組織反応が強い。
 - 抜糸の時期は縫合部位により異なる。
 - 縫合部に感染が生じたら直ちに抜糸する。
 
解答はこちらをタップ
2.合成糸は組織反応が強い。
問題168 縫合で正しいのはどれか。
- 絹糸は吸収性の糸である。
 - 合成糸は組織反応が強い。
 - 汚染していても創面はそのまま縫合する。
 - 抜糸の時期は成人ではおよそ第7病日である。
 
解答はこちらをタップ
4.抜糸の時期は成人ではおよそ第7病日である。
問題167 基本的外科手技で正しいのはどれか。
- 男結びより女結びの方が緩みにくい。
 - 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
 - 糸の周囲に炎症が及ぶときは抜糸を遅らせる。
 - 皮下膿瘍の切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。
 
解答はこちらをタップ
2.抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
問題166 犬に手の甲を約2cm長咬まれた。適切でない処置はどれか。
- 生理食塩水での洗浄
 - デブリドマン
 - 一次縫合
 - 抗菌薬投与
 
解答はこちらをタップ
3.一次縫合
問題169 対処法で誤っている組合せはどれか。
- 喀血-気管支動脈カテーテル塞栓術
 - 鼻出血-ベロックのタンポン法
 - 出血性胃潰瘍-内視鏡的止血術
 - 心タンポナーデ-冠動脈ステント留置
 
解答はこちらをタップ
4.心タンポナーデ-冠動脈ステント留置
問題169 結紮縫合法で正しいのはどれか。
- 女結びは男結びより緩みにくい。
 - 体幹部は顔面より抜糸時期が早い。
 - 糸の周囲に炎症が及ぶときは早めに抜糸する。
 - 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
 
解答はこちらをタップ
3.糸の周囲に炎症が及ぶときは早めに抜糸する。
問題166 誤っている組合せはどれか。
- 犬咬傷-一次縫合
 - 血管縫合-外翻縫合
 - 消化管吻合-内翻縫合
 - 感染創-デブリドマン
 
回答はこちらをタップ
1.犬咬傷-一次縫合
問題169 縫合で誤っているのはどれか。
- 汚染創では一次縫合を行う。
 - 神経縫合では神経鞘を縫合する。
 - 感染創ではデブリドマンを行う。
 - 消化管縫合では自動吻合器が使用される。
 
解答はこちらをタップ
1.汚染創では一次縫合を行う。
問題180 手術法で正しいのはどれか。
- 感染創では一次縫合を行う。
 - 血管吻合は内翻縫合で行う。
 - 皮膚切開はランゲル皮膚割線と平行に行う。
 - 神経縫合はアルベル・ランベール縫合で行う。
 
回答はこちらをタップ
3.皮膚切開はランゲル皮膚割線と平行に行う。
問題177 新鮮凍結血漿の適応はどれか。
- 失血
 - 肺水腫
 - 低栄養
 - 肝不全
 
回答はこちらをタップ
4.肝不全
問題179 根治的手術はどれか。
- 幽門狭窄に対する胃腸吻合術
 - 鼠径ヘルニアに対する修復術
 - 脳圧亢進に対するシャント術
 - 直腸癌に対する人工肛門造設術
 
回答はこちらをタップ
2.鼠径ヘルニアに対する修復術
問題179 基本的外科手技で誤っているのはどれか。
- 外科結びは女結びより緩みにくい。
 - 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
 - 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
 - 消化管吻合に自動吻合器が使用されることが多い。
 
回答はこちらをタップ
2.人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
まとめ
手術の範囲では内容は難しいですが出題される問題は類似しています。過去問を見直して学習すれば点数を取れないような問題はありません。傾向を見て勉強するべきところをしっかりと覚えておきましょう。



			
			
			
			
			
			
			
			
コメント