柔道整復師国家試験過去問【外科学:胸部・呼吸疾患】

柔道整復師国家試験過去問【外科学:胸部・呼吸疾患】

柔道整復師国家試験、外科学部分別問題移植と胸部・呼吸疾患の範囲になります。

この分野では胸部。呼吸疾患の問題が出題されています。呼吸の問題では交通事故での疾患がとてもたくさん出題されています。また画像問題が出ていることもあり今後画像問題が多くなる傾向があるので教科書の画像は見ておくといいと思います。

この過去問を利用してぜひ学習してください。

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国家資格4種取得、最年少院長

【取得資格一覧】

元大手整骨院グループ20代院長を務める。

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目次

外科学:外科学:胸部・呼吸疾患

問題125 胸部外傷について誤っているのはどれか。

  1. 肋骨骨折の数が多いほど胸壁動揺が見られる。
  2. 穿通性肺損傷は安静のみで治癒することが多い。
  3. 外傷性血気胸に対し胸腔穿刺を行う。
  4. 気管・気管支断裂は重篤な呼吸器症状を呈する。
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2.穿通性肺損傷は安静のみで治癒することが多い。

問題130 呼吸器の損傷で誤っているのはどれか。

  1. 肋骨骨折は肺挫傷の原因となる。
  2. 肺挫傷では鮮紅色の血痰を喀出する。
  3. 穿通性肺損傷では皮下気腫を認める。
  4. 肺損傷の場合は外開放性気胸を伴う。
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4.肺損傷の場合は外開放性気胸を伴う。

問題130 胸・腹部複合型外傷で優先して行う処置はどれか。 

a.気道確保 b.血管確保 c.創部清浄化 d.骨折部処置

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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1.a、b

問題129 胸壁損傷の合併症で正しいのはどれか。

  1. 乳び胸は縦隔損傷時に認められる。
  2. フレイルチェストは肋骨骨折時に合併しない。
  3. 横隔膜ヘルニアは開放性胸壁損傷の合併症である。
  4. 心タンポナーデは多発性肋骨骨折に合併する。
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1.乳び胸は縦隔損傷時に認められる

問題123 胸部鈍的外傷とその治療法との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 血胸 ─── 胸腔穿刺
  2. 気管損傷 ─── 陽圧呼吸
  3. 肋骨骨折 ─── 絆創膏固定
  4. 胸壁動揺 ─── 内固定法
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2.気管損傷 ─── 陽圧呼吸

問題128 胸部鈍的外傷で嗄声がみられた。損傷臓器はどれか。

  1. 胸膜
  2. 気管
  3. 気管支
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2.気管

問題129 最も緊急に処置を要するのはどれか。

  1. 開放性気胸
  2. 血気胸
  3. 緊張性気胸
  4. 閉鎖性気胸
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3.緊張性気胸

問題130 正しい組合せはどれか。

a.左右第2・3腰椎横突起(肋骨突起)骨折 ─── 腎損傷

b.左第8・9肋骨骨折 ─── 肝損傷

c.右第7・9肋骨骨折 ─── 脾損傷

d.恥骨・坐骨骨折 ─── 尿道損傷

  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
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2.a、d

問題128 縦隔が健側へ移動するのはどれか。

  1. 無気肺
  2. 緊張性気胸
  3. 胸膜炎
  4. 膿胸
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2.緊張性気胸

問題129 胸部外傷について誤っているのはどれか。

  1. 胸壁動揺では奇異呼吸が見られる。
  2. ショック肺は受傷直後から発症する。
  3. 心タンポナーデでは頻脈がみられる。
  4. 多くはハンドル外傷である。
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2.ショック肺は受傷直後から発症する。

問題169 35歳の男性。乗用車を運転中に、交通事故で右側胸部をハンドルに強打した。意識は清明で目立った外傷はない。右側胸部に著明な疼痛があり、呼吸苦を訴えている。胸部単純エックス線検査で右の第7肋骨骨折と右肺の完全虚脱を認めた。行うべき治療はどれか。

  1. 気管内挿管
  2. 胸腔穿刺
  3. 緊急開胸手術
  4. 外固定による経過観察
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2.胸腔穿刺

問題174 胸部外傷で誤っているのはどれか。

  1. flailchestでは奇異呼吸がみられる。
  2. ショック肺は受傷直後から発症する。
  3. 外開放性気胸では縦隔動揺がみられる。
  4. 心タンポナーデでは頻脈がみられる。
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2.ショック肺は受傷直後から発症する。

問題172 胸部外傷で誤っているのはどれか。

  1. フレイルチェストでは奇異呼吸がみられる。
  2. 外開放性気胸では縦隔動揺がみられる。
  3. ショック肺は受傷直後から発症する。
  4. 心タンポナーデでは頻脈がみられる。
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3.ショック肺は受傷直後から発症する。

問題173 胸壁穿通性挫傷で起こる可能性が高いのはどれか。

  1. 肺気腫
  2. 気腫性肺嚢胞
  3. 血気胸
  4. 肺動脈瘤
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3.血気胸

問題174
21歳の男性。剣道の試合中、踏みこんだ際に左前胸部痛を感じた。その後、息切れも出現したため救急受診した。胸部聴診上、左肺野の呼吸音減弱を認めた。この病態で考えられるのはどれか。

  1. 狭心症
  2. 解離性大動脈瘤
  3. 胸骨骨折
  4. 自然気胸
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4.自然気胸

問題173 交通事故の受傷機転と損傷部位との組合せで正しいのはどれか。

  1. ハンドル外傷-縦隔損傷
  2. フロントガラス外傷-骨盤損傷
  3. ダッシュボード外傷-頸椎損傷
  4. シートベルト外傷-下腿損傷
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1.ハンドル外傷-縦隔損傷

問題174 58歳の男性。肩こりが強いため鍼治療を受けていた。いつものように鍼治療を受けて帰宅したが、左胸部痛が出現したため救急外来を受診した。発熱はない。単純エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。この病態で正しいのはどれか。

  1. 狭心症
  2. 大動脈瘤破裂
  3. 胸膜炎
  4. 気胸
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4.気胸

問題175 脊髄損傷患者の機能で誤っているのはどれか。

  1. C3レベルでは呼吸補助が必要となる。
  2. C5レベルでは手関節の背屈が可能である。
  3. C7レベルでは肘関節の伸展が可能である。
  4. C8レベルでは車椅子の駆動が可能である。
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2.C5レベルでは手関節の背屈が可能である。

問題172 胸部外傷で正しいのはどれか。

  1. 肋骨骨折の好発部位は第1〜3肋骨である。
  2. 緊張性気胸の治療は酸素療法である。
  3. 第5〜8肋骨の連続性多発骨折で胸郭動揺を起こしやすい。
  4. 内開放性気胸では膿胸を起こしやすい。
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3.第5〜8肋骨の連続性多発骨折で胸郭動揺を起こしやすい。

問題173 高所からの転落による右第5〜8肋骨の連続多発骨折で奇異呼吸を認める。誤っているのはどれか。

  1. 骨折部胸壁は吸気時に膨隆する。
  2. 縦隔は吸気・呼気で左右に動揺する。
  3. 人工呼吸の陽圧換気が有効である。
  4. 弾性包帯固定で胸郭を補強する。
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1.骨折部胸壁は吸気時に膨隆する。

問題174 70歳の男性。40km/時で乗用車を運転中、前方からの軽自動車のはみ出し走行により正面衝突し、ハンドルで前胸部を強打した。救急搬入時。前胸部痛、頻脈、血圧低下を認めた。最も損傷の可能性が高い臓器はどれか。

  1. 大動脈
  2. 肺静脈
  3. 横隔膜
  4. 肝臓
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1.大動脈

問題174 65歳の男性。自転車走行中に転倒し、ガードレールで左前胸部を強打した。呼吸困難となり救急搬送された。来院時血圧98/64mmHg、脈拍100/分、呼吸回数20/分。体表面に明らかな外傷はみられない。来院時の胸部エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。考えられる診断はどれか。

65歳の男性。自転車走行中に転倒し、ガードレールで左前胸部を強打した。呼吸困難となり救急搬送された。来院時血圧98/64mmHg、脈拍100/分、呼吸回数20/分。体表面に明らかな外傷はみられない。来院時の胸部エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。考えられる診断はどれか。
  1. 無気肺
  2. 気胸
  3. 心臓破裂
  4. 大動脈破裂
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2.気胸

問題173 交通外傷により損傷を受けた臓器と胸腹部CT検査所見の組合せで誤っているのはどれか。

  1. 肺-気胸
  2. 肝-腹腔内出血
  3. 脾-後腹膜出血
  4. 消化管-腹腔内遊離ガス像
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3.脾-後腹膜出血

問題174 28歳の男性。バイクを運転中に転倒し右側胸部を強打した。意識は清明。右側胸部に著明な疼痛があり、呼吸困難を訴えている。胸部エックス線検査で右第5・6肋骨骨折と右肺完全虚脱がみられた。まず行うべき治療はどれか。

  1. 外固定
  2. 開胸手術
  3. 気管内挿管
  4. 胸腔ドレナージ
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4.胸腔ドレナージ

問題183 胸腔ドレナージを直ちに必要とするのはどれか。

  1. 膿胸
  2. 縦隔気腫
  3. 肋骨骨折
  4. 緊張性気胸
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4.緊張性気胸

問題183 胸部外傷で正しいのはどれか。

  1. 緊張性気胸の治療は酸素療法である。
  2. 内開放性気胸では膿胸を起こしやすい。
  3. 肋骨骨折の好発部位は第1~3肋骨である。
  4. 第5~8肋骨の多発骨折で胸壁動揺を起こしやすい。
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4.第5~8肋骨の多発骨折で胸壁動揺を起こしやすい。

まとめ

胸部・呼吸の問題は出題数が多く設定されています。交通事故での疾患の問題が多いため、教科書を読んでどのような疾患があるのかはしっかりと確認しておくといいと思います。

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