グループ整骨院に就職すると?仕事内容や目安給料をわかりやすく解説!

グループ整骨院に就職すると?仕事内容や目安給料をわかりやすく徹底解説!

柔道整復師・鍼灸師を目指している方々、就職先で迷っている方も多いのではないでしょうか?グループ整骨院や個人整骨院、整形外科やクリニック、スポーツ現場などで活躍できる資格を取る上で特に新卒に人気が高いグループ接骨院の実態についてお話しさせていただきます。

整骨院でのキャリアを考えている方や、転職を検討している方に向けて、グループ整骨院ならではの特徴をまとめました。

これから柔道整復師・鍼灸師を目指そうと考えている方や転職を考えている方はぜひ最後まで記事をご覧ください。

国試ナビ
国家資格4種取得、最年少院長

【取得資格一覧】

柔道整復師(国家資格)
鍼師(国家資格)
(国家資格)
あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
アスレチックトレーナー(民間資格)

現在は都内の整骨院チェーン店にて最年少院長を務める。

目次

グループ整骨院とは

グループ接骨院とは、複数の接骨院が一つの組織や経営体制のもとで運営されている接骨院のことです。通常、個人経営の接骨院が単独で運営されているのに対して、グループ接骨院は複数の拠点を持ち、統一された方針やサービスを提供しています。

スキルアップを目指している方や生活を安定させたい方、どのような方でも仕事のしやすい環境を作っているため新卒の方や主婦の方など幅広い年齢層で構成されておりとても働きやすい環境が提供されています。

グループ接骨院の概要

グループ整骨院は、同一のブランドや経営者が複数の整骨院を運営する形態で、大都市圏を中心に拡大しています。グループ経営の整骨院は、特に東京都、大阪府で増えており、地域に根差したサービスや患者に対する一貫したケアを提供することを目指しています。

グループ整骨院の特徴としてどこの店舗に行っても変わらないクオリティの施術を受けられるため安定して高い技術力のあるスタッフが揃っています。

グループ整骨院での働き方

グループ整骨院での働き方は、一般的な個人経営の整骨院とは異なり、組織的で制度が整った環境で働くことが多いです。

また、シフト制の働き方や自分の生活リズムに合った仕事ができることも大きな魅力になっています。そのため出産や結婚などによる離職率低下や安定した所得、働きやすい通勤先など、どんな環境でも働くことができるところなど沢山の利点があります。今回は自分が感じたことも交えて紹介させていただきます。

以下は、グループ整骨院での働き方についての主な特徴です。

シフトや勤務時間について

ポイント内容
シフト制の導入多くのグループ整骨院ではシフト制が導入されています。これにより、スタッフのライフスタイルに合わせた勤務が可能です。
営業時間の長さ通常の営業時間は10時〜20時が一般的ですが、院によってはそれ以上の長時間営業を行うところもあります。患者さんの利便性を重視し、早朝や夜間にも対応できるような体制が求められます。
週休制度と休日についてシフト制のため、週休2日が一般的です。土日祝も営業している院では、平日に休日が設定されることが多く、混雑を避けたプライベート時間を確保しやすいのがメリットです。
フルタイムとパートタイムの選択肢フルタイム勤務(1日8時間)とパートタイム勤務(1日4〜6時間)の選択肢があります。パートタイムは家庭や他の仕事との両立を希望する人に適しています。
残業について施術の延長や事務作業により、残業が発生する場合があります。大手では残業時間がしっかり管理され、適切な残業手当が支給されることが一般的です。
有給休暇と特別休暇有給休暇は入社から半年後に付与され、年次有給休暇の取得も奨励されています。さらに、結婚・出産・葬儀などの特別休暇が用意されていることも多いです。
シフトの柔軟性大手グループではスタッフ数が多いため、急な体調不良や用事があってもシフトを交換しやすい環境です。これにより、プライベートと仕事のバランスを取りやすいのが特徴です。

グループ整骨院でのシフトや勤務時間は、多様な働き方ができる点で魅力的です。フルタイムからパートタイムまで、働き方の選択肢が広がっており、個人のライフスタイルに合わせて仕事を調整することができます。

その為学校に通いながら仕事を開いている方もとても多いです。私も勤めさせていただいたときには学校に通わせていただいていました。

また、シフト制によって仕事とプライベートのバランスを取りやすい環境も整っているため、整骨院業界で長期的に働きたいと考えている方にとって理想的な職場です。

充実した教育と研修制度

大手のグループ整骨院では、新人向けの研修制度が整っており、経験が浅い方でも安心して成長できます。最新の技術やトレンドに対応するための技術向上セミナーや、定期的なスキルチェックもあるため、施術者としてのスキルアップが期待できる環境です。成長意欲の高い方にとっては、自分の能力を磨く絶好の機会が用意されています。


スクロールできます
教育・研修制度内容特徴・メリット
新人研修制度新人向けの基礎的な研修(解剖学、生理学、施術の基本、接客マナーなど)未経験者や初心者でも安心して基礎を学び、施術に自信を持って対応できる。
OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)実際の施術や患者対応を現場で学ぶトレーニング実践的なスキルを先輩スタッフから直接学び、現場経験を通じて即戦力へと成長できる。
技術向上セミナー最新の施術技術やリハビリ技術を学ぶためのセミナー常に新しい技術や知識を習得し、施術の質を向上させることができる。
勉強会スタッフ間で知識を共有し、施術スキルの向上を目指す勉強会他のスタッフと情報交換を行い、協力しながら学び合うことで、チーム全体のレベルアップを図る。
キャリアアップ研修院長やエリアマネージャー、管理職向けの経営や管理の研修将来のリーダーシップポジションに向けて、経営やマネジメントの知識を習得できる。

治療の新しい技術や知識に触れることができる

グループ整骨院では、最新の治療技術やリハビリ機器が導入されやすく、新しい知識に触れる機会が豊富です。時代の流れに合わせて常に新しい技術を学ぶことができるので、最先端の治療法を患者さんに提供したいという方には理想的な環境です。

グループ整骨院では、定期的な技術向上セミナーや勉強会が開催されます。これらのセミナーや勉強会は、外部から講師を招いて新しい治療法や施術テクニックを学ぶ場として提供されることが多く、スタッフ全員が一緒に成長できる機会となっています。

特に、グループ院では最新のリハビリ技術やスポーツ医学、手技療法など、さまざまな分野の専門知識を学ぶことができるため、スタッフのスキル向上に直結します。勉強会では、他のスタッフと情報交換を行い、現場での実際の経験を共有することも可能です。

また、グループ整骨院では、多くのスタッフが働いているため、知識や技術の共有がしやすい環境です。経験豊富な先輩施術者からアドバイスを受けたり、新しい技術や知識を積極的に共有する文化があることが多いです。

日々の業務の中で、スタッフ同士が互いに刺激し合い、技術を高め合うことで、個人のスキルアップに加え、チーム全体の施術レベルを引き上げることができます。

グループ整骨院の施術はマニュアル化される

大規模な整骨院では、施術のマニュアル化が進んでいる場合が多いです。

これにより、施術の質を一定に保つことができ、どのスタッフでも同じレベルのサービスを提供することが可能です。一方で、施術者の自由な発想や個々のスキルを活かす機会が少なくなることもあります。

しかし、安定した技術を提供したい方には、このマニュアル化は強い味方となります。

メリットデメリット
施術の品質が均一化される
新人スタッフでも安心して施術を提供できる
施術の自由度が制限される
経験豊富な施術者にとっては物足りない

一番大切なのは患者さん一人ひとりの症状に応じた個別対応でマニュアル化には賛否両論ありますがこれがあると初心者の方は土台を作り上げることが可能になります。

また、患者さんに安心して治療を受けてもらえる一方で施術の自由度が制限されるというデメリットもあります。しかし、個別対応の要素を加えながら、マニュアルと柔軟な施術のバランスを取ることで、患者さんの満足度を高めることができます。

今後、グループ整骨院での施術を考えている方や、施術者として働いてみたい方にとって、このマニュアル化された施術の仕組みは、安心して働き、成長できる環境の一つとして魅力的だと言えるでしょう。

グループ整骨院のトレーナー活動について

グループ整骨院ではトレーナー活動がとても盛んに行われており、さまざまなスポーツチームや選手をサポートする機会があります。トレーナー活動先は幅広く、プロのスポーツチームからアマチュアの部活動まで、多岐にわたります。

1番大きな特徴は新卒1年目からプロのスポーツ選手や将来有望の選手を治療することができることです。基本的には学生スポーツアマチュアスポーツが多いですがトレーナーとして信頼されるとさまざまなトレーナー先に帯同することも可能になります。

以下は、グループ整骨院のトレーナーが活動する主な場所やチームの概要です。

スクロールできます
活動先活動内容
プロスポーツチーム試合前後のケアやストレッチ
試合中の応急処置
筋力トレーニング指導
リハビリテーション
アマチュアスポーツチームケガの予防トレーニング
ストレッチや体力強化指導
試合中の応急処置
リハビリサポート
スポーツ大会やイベントケガや体調不良への応急処置
レース後のケア
コンディショニングサポート
スポーツジムやフィットネスクラブトレーニング指導
ケガ予防アドバイス
リハビリテーションのプランニング
企業の健康管理・トレーナー活動オフィスでのエクササイズ指導
健康セミナーの実施
社員向けの個別相談

会社の規模が大きくなると会社主催の大会を開いたりすることができます。そこで多数選手の治療をすることができます。またさまざまな種類のスポーツを見れることがグループ整骨院の大きな魅力です。

グループ整骨院の給与・福利厚生

グループ整骨院では、個人経営の院よりも給与や福利厚生が安定していることが多いです。社会保険の完備や有給休暇の制度、交通費の支給など、待遇が整っているため、安心して働くことができます。安定した収入を求める方にとっては、グループ整骨院での働き方は魅力的な選択肢です。

グループ整骨院の給与体系

グループ整骨院では、基本給に加えて各種手当やボーナスが支給され、キャリアアップのチャンスも豊富です。施術者として働く際、給与や待遇は非常に重要なポイントなので、しっかり確認していきましょう!


スクロールできます
項目内容
基本給の構成未経験者・新卒:月給18万〜22万円
経験者・有資格者:月給25万〜35万円
院長・エリアマネージャー:月給40万〜50万円以上
各種手当と福利厚生資格手当:月1万〜3万円(柔道整復師・鍼灸師など)
業績手当:患者数や売上に応じたインセンティブ
役職手当:院長・副院長など数万円/月
昇給とキャリアアップ昇給チャンス:年1回〜半年ごとに評価
キャリアアップ:院長やエリアマネージャーに昇進すると給与アップ
院長職の年収:1000万円以上も可能
ボーナスの支給年に1〜2回支給(1〜2ヶ月分)
業績や評価に応じて変動
頑張りに応じた成果主義のシステム
フルタイムとパートタイムの違いフルタイム:月給制で安定した収入
パートタイムの時給:1,100円〜1,500円程度

グループ整骨院での給与は、基本給に加え、資格や業績に応じた各種手当が支給され、安定した収入が期待できます。昇給やボーナスも成果に応じて支給されるため、頑張りが給与に反映される魅力的な職場環境です。

成果主義のところが多く優秀な方だとボーナス200万円などかなり多い金額を手に入れることも可能です。またエリアマネージャーになると年収1000万円も夢ではありません。会社によっては20代で1000万円という方も少なくないようです。

ですがやはり仕事はとても多忙なようです。これらを鑑みて参考にしてください。

グループ整骨院福利厚生

スクロールできます
項目内容
社会保険完備健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険が完備されており、安心して働くことができる。
有給休暇勤務年数や条件に応じて有給休暇が付与され、しっかり休みを取ることができる。
交通費支給通勤交通費が支給され、上限が設けられている場合もあるが、交通費負担が軽減される。
研修制度新人研修やスキルアップのための研修が用意されており、成長をサポート。研修費用の補助が出る場合もある。
資格取得支援柔道整復師や鍼灸師などの資格取得を支援する制度があり、資格取得後には手当が支給されることが多い。
役職手当・インセンティブ管理職(院長、副院長など)や業績に応じた手当が支給され、頑張った分だけ収入が増えるシステムが整っている。
育児・介護休暇育児や介護が必要な場合に、法律に基づいて休暇が取得できるため、ライフステージに合わせた働き方が可能。
社員割引整骨院のサービスや治療を社員割引で利用できる場合があり、自己メンテナンスにも役立てられる。
健康診断定期的な健康診断を提供するグループ整骨院もあり、スタッフの健康管理をサポート。
休暇制度(特別休暇など)結婚や出産、弔事などに対する特別休暇が設けられている場合があり、ライフイベントに柔軟に対応できる。

グループ整骨院では、社会保険完備や有給休暇をはじめ、研修制度や資格取得支援など、スタッフが安心して長く働けるように整った福利厚生が充実しています。各種手当やインセンティブもあり、頑張り次第で収入アップが期待できるのも特徴です。

まとめ

グループ整骨院は、安定した給与や充実した福利厚生に加え、最新の技術を学べる環境が整っており、新卒や経験者を問わず、幅広い施術者に人気があります。シフト制やキャリアアップのチャンスも豊富で、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。また、マニュアル化された施術や研修制度により、スキルを磨きながら安心して働くことができます。ですがまだまだ整備が整わない面や、問題もある場合があるのでこの記事も参考にしてみてください。

整骨院業界でのキャリアを検討している方には、グループ整骨院での働き方は、成長しやすく理想的な選択肢となるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次